toaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

3.0

ド派手ー!! w
でも落ち着いたバッドボーイズなんてニトロなしのワイスピみたいなもんだから、これはやり過ぎじゃない。
三作目にして敵が一番ちゃんとしてて筋も良くなってた。バッドボーイズらしい掛け合いは
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ザ・ドライバー(1978年製作の映画)

3.0

無駄がない。愛想もない。男も女もクールで痺れる90分だった。
古い映画だけどプロ同士のカーチェイスはたまらんな~。
夜の街のカラーセンスといい、タイトルまでもが至極シンプルなハードボイルド感といい、確
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13時間 ベンガジの秘密の兵士(2016年製作の映画)

3.0

他国は退避したリビアの危険地域で、大使を警護することになったタスクフォースの話。
アメリカのプロパガンダと言ってしまえばそれまでなんだけれども。モノローグのThis is True storyがどこま
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暴力脱獄(1967年製作の映画)

3.0

ポール・ニューマンってかっこいいなぁ。
浮草のような、それもねじれた草のような、でもピュアな人。
刑務所の囚人たちが暗くなくて、彼らの苦しみや負の感情を真っ向から描かないのが印象的だった。

鑑賞後ふ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.3

映画館で見逃してしまってようやく観れました。良かった。

暗闇の秘密をやさしく教えてくれるとき。
夜中ふと布団に潜り込んでも入れてくれるとき。
2人でクレープを作るとき。
ベッドの脇で不安を打ち明ける
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ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.2

近所と戦場の境がないってどんな感じなんだろう。恐ろしさや空しさを想像はできても実感はできないし、できれば実感するような状況にはなってほしくない。

そう思いながらも今観るべきかなと、観てよかったと思う
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

3.1

スイスアルプスの高級ホテル。滞在している富裕層の誰もが物憂げで、無為に過ごしているようでもあり、真摯に自己に向き合っているようでもあり。
面白いとか面白くないとか、そういう映画じゃなかった。
2時間ゆ
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ナイトブレーカーズ(2021年製作の映画)

3.0

これぞ短編。このまま引き延ばしたような似た世界観の作品もあるけど、18分で充分にいい。
人の弱さ。
人類が火を手にする前、夜の世界はこんなふうに感じられたのかもしれない。

アオラレ(2020年製作の映画)

2.5

ひぃ怖っ。合わなかった…。
主人公も主人公じゃん…から始まって不快なエスカレートが止まらない。
ラッセル・クロウは予想より遙かにイカレてて胸糞。『フォーリング・ダウン』のような悲哀も『激突』のようなス
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アンストッパブル(2010年製作の映画)

3.0

小さな歯車の狂いでも連鎖すると加速度的に事が大きくなってしまうことがある。
そのモチーフとして、鉄道はわかりやすかった。
怠慢、不正、責任の押し付け合い、不出来な大人がたくさん出てきて、真面目に仕事し
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招かれざる客(1967年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ずしっと、ぐさっと、心を抉られた。
たぶん作品の着地と違うところで琴線に触れてしまったかも。いろいろ考えさせてくれる骨太な映画ですが、自分の場合はジョンと父の対話が消えなくて。

"父さんに借りはない
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.1

キャラクターが一気に増えて複雑になるかなと思いきや、骨組みはシンプルでした。
ジョーカーの衝撃の後にはどんな悪党も霞んでしまう感はあるけども、それぞれにまた。キャット・ウーマンもカッコいい。
かつて正
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ダークナイト(2008年製作の映画)

3.4

ジョーカーの衝撃は見返しても薄れなかった…!
3部作のこれだけ観たことがあり当時は戦慄。改めて観ても、狂人ぶりが恐ろしかった。次に何をするか読めず彼の一挙手一投足を息を殺して見つめてしまう。
魅惑的な
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.1

ヒーロー映画に不慣れな自分でも、名だたる俳優陣の演技力でゴッサムの世界に入り込めた。

父の存在があまりにも大きいからその不在と影が重く辛い。それゆえ一入に感じられる、傍にいるアールの温かい重み。愛も
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地下室のメロディー(1963年製作の映画)

3.5

これ好き!
バカンス明けの通勤列車で郊外の自宅へ久しぶりに帰る様子のシャルル。妻との会話で出所したばかりでだと分かる。オープニングから心惹かれる空気感。

ジャン・ギャバンを初めて観ました。渋くてクー
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ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

3.0

マイケル・ケイン俳優引退のニュースきっかけに観てみました。
ハンナ、ホリー、リーの三姉妹とその周囲の俗な日常。お喋りとNYの街とジャズ、監督らしい群像劇でした。

真っ赤になったり真っ青になったり。言
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黒いオルフェ(1959年製作の映画)

3.0

音楽よかった~。吟遊詩人オルフェの名を授けられただけあり、歌声とギターの音色にうっとりしちゃう。動物も聴き惚れるという神話になぞらえて山羊や鶏に聴かせる子ども達にもほっこり。
神話モチーフだからストー
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東京物語(1953年製作の映画)

3.3

はじめまして小津監督でした。有名すぎて今更感だけど新鮮さもあり。

日本の家は外も中もいろいろ変わって来たんだ。薄れたり切れたりする縁に淋しさもあるが、環境に適応して生きていく人間はたくましくも見えた
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昼顔(1967年製作の映画)

3.0

カトリーヌ・ドヌーヴの衣装がイヴ・サン=ローランということで。普段は食指が動かないジャンルですが観てよかった。眼福でした。
白襟付きの黒いドレスを着たドヌーヴは展覧会のイメージスケッチのとおりだったし
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イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

3.0

イヴ・サンローラン展の予習。
ご本人の物語を公私のパートナーのピエール・ベルジェ目線でなぞるような展開。
最後のショーは美しいが、クチュールの手業をもっと観たかったのが正直なところ。まあそれは明日たっ
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エネミー・ライン(2001年製作の映画)

3.0

戦闘シーンのカット割がすっごくキマってる。
地雷原や森を駆け抜けるシーンとラスト20分は秀逸。
シリアスめのアクションで主演を張るオーエン・ウィルソンは新鮮だった。

破壊された街の映像に、つい今朝見
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.0

現代リブート版だった。最初やんちゃ三人組が出てきて別の映画が始まったのかと勘違いしちゃいました。劇画風というのかアート性の高い作品でした。
筋やセリフは古典シェイクスピアと変わらず、色彩やら現代風の映
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百万粒の涙(2015年製作の映画)

3.2

あぁそういうことか…。
涙雨。しばらく一緒に。

なんというセンス、良いショートフィルムだった。

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.3

カウボーイという昔のヒーローが生きられる場所はどこか。
この映画はイーストウッドにしか作れないなぁと思った。数々のカウボーイを演じて撮ってきた彼だから馴染む世界と味わい、説得力。

91歳で監督と俳優
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グラディエーター(2000年製作の映画)

3.2

先日ローマ展に行ってきたので再鑑賞。
大スペクタクルだった。
パックス・ロマーナの終焉は察するに大陸の人にとって描き応えのある題材、きっと邦画の戦国時代や幕末みたいな。それだけにスケールは壮大でキャス
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.2

人は見た目が9割という本があったが、本当に見た目で思い込んでいるなぁと改めて思う。
老若、肌の色、髪の長さ、性別、数えきれない。
駆け寄って来たエル・ファニングを天使だと思うのだって紛れもなくルッキズ
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.1

キャラ造形が素晴らしい。
哀しい生き物の御伽噺。
モノクロのエドワードと極端にカラフルな街の人との対比が面白かった。セットやカットの一つ一つからバシバシ拘りが伝わってきて、That's ティム・バート
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コラテラル・ダメージ(2001年製作の映画)

2.8

一介の消防士が単身でって設定に無理があるけどシュワちゃんだから。シュワちゃんなら無敵、でもなんか複雑な気持ち。

もし反転してコロンビアの消防士の復讐だったら凶悪テロリストとして始末されるんだろう。
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守護神(2006年製作の映画)

3.0

思いがけず良かった。ケヴィン・コスナーもアシュトン・カッチャーも体当たり。
船のシーンは観てるだけで圧倒的な水量に飲まれてしまいそう!
あまりにも英雄的な描写ではあるが、その分シンプルに熱くて格好いい
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.4

圧巻の演技力。幻覚と現実の境目が本当に分からなかった。幻が消えない方がいっそ倖せかもしれない切なさ、闘病の苦しさ。博士を介して妻の笑顔、叫び、涙が痛いくらい胸に迫る。
自分史上いちばん綺麗なラッセル・
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トゥルーライズ(1994年製作の映画)

2.9

なんか乗り切れず、not for meだった。
いやそうはならんだろ!wと突っ込みながら観るやつですね。辻褄とかは火薬ドカーンで飛ばしていくスタイル。
他の映画で見た数々のシュワちゃんを想起するカット
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カサブランカ(1942年製作の映画)

3.2

往年の名作。今更ながら初めて観ました。
混乱の世、モロッコのカサブランカにある"中立"のリックの店を舞台にした物語。
なんて恐ろしい時代だと思った。優雅に装っているが一寸先は闇だ。
店に訪れる人々は生
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スピード(1994年製作の映画)

3.2

ずっと見たかった映画。
ハラハラして飽きなかった。特にバスの展開は手に汗握るドキドキ感!
このバスに乗り合わせたくはないけど、万が一の時はジャックとアニーが一緒に乗っててほしいです。
主演・助演ともに
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28週後...(2007年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

狂暴ゾンビの目がマジで怖い!ディザスター社会の悲哀が色濃く、人間のエゴを炙り出す話だった。わかるんだけどね…。ジェレミー・レナーみたさに観たけど救いがなさすぎて落ち込んだ…。
ワールド・ウォーZに繋が
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エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

3.0

前に間違えてホワイトハウス・ダウンの方を観てしまい、念願かなって本家を鑑賞。
ジェラルド・バトラーがスーパーマン並みの無双っぷり。笑っちゃうくらい強くてアクション見応えあり。
ご都合主義ではあるものの
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.3

いい意味で、思ってたのと違う奇作だった。想像以上に人間の深い所に触れる。
ニコラス・ケイジの口から発せられることでロブの台詞の説得力が半端ない。刺さる。本当にバーンアウトした人にしか出せない空気。
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