toaさんの映画レビュー・感想・評価

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イン・ハー・シューズ(2005年製作の映画)

3.0

タイトルがいい。
主人公も姉も親も身近にいないタイプだけど、どこかにいそうな感じ。自分が経験できない人生を摘まめるのが映画の良いところだって思い出した。
才色どちらも備わった資質は磨いてこそ役立つとい
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奴らを高く吊るせ!(1968年製作の映画)

3.1

久しぶりに渋いの観ちゃった! 意外と評価低めなんですね。でも個人的には面白かったし、音楽も良かった。
許されざる者やダーティー・ハリーにも通ずるシニカルなテーゼがあるけど司法の功罪としちゃ演出がさらり
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.4

観られてよかった。
辛い現実のなかで没頭できる何か、ヒトが自我を持つ人として生きるために絶対に必要なこと、彼らはスケボーだった。

シビアな現実が変わるわけじゃないけど、向き合って必死に生きる彼らの姿
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ストレイ 犬が見た世界(2020年製作の映画)

3.0

心が痛いモノローグから始まった。犬を自由にすると選択した街の、ほんとに淡々としたドキュメンタリー。
犬がいる。人がいる。街がある。
ただそれだけの映像に何か浮かぶものがある。
同じイスタンブールが舞台
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

3.1

笑った笑ったー、楽しかった。
家族が結局みんなお互いを思っていてホッコリする。
子どもの頃メリー・ポピンズに胸が踊って以来、家に誰か来るならメリーがいいなぁと幼心に思ってたけど、ミセス・ダウトファイア
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.4

映画館で観てたらマコノヒー!と拍手してたと思う。
文字にしたら平易だけど感動しました。
どんなにか恐ろしかっただろう…衰えていく自分を感じる時、どうなるか分からない新薬を打つ時、馴染んだ安全圏から出る
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.0

寅さん何年ぶりだろう〜
シリーズで観てる回の方が少ないくらいだけど、「もう一回言って」の泉ちゃんとリリーさんは覚えてた。やっぱり寅さんの台詞って酔狂で面白い。渥美さんの言い回しの妙なのかな。

満男が
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.2

折角なので有名な方も。
ぶっ飛んでて画力も強くて、ヒロインも魅力的で、なんかもう笑うしかない🤣
市場は常に動いてるがこの街の人種の本質は今昔変わらないなー。『ウォール街』でマイケル・ダグラスが言った"
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ウォール街(1987年製作の映画)

3.0

結果至上主義の世界。成功すれば実業家、失敗すればクズ扱い。知能があっても倫理観がどこか欠けている人だからなのか、朱に交われば赤くなるのか。
マイケル・ダグラスの説得力がすごくて、誰が対面に立っても負け
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.5

観てよかった。たった30分弱のモノクロ写真と音楽でこんなに研ぎ澄まされたストーリーが出来るなんて感嘆。すごく余韻があって、思い出す度にこれから何度も観たくなりそう。

そこは地獄の淵。明らかにアウシュ
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.2

これまたすごい実話。こんな事あったんですね。
問題が起きた時の、社会や人間の行動と反応が恐ろしいくらいリアル。俳優陣の演技に見入ってしまった。理性と感情、主観と客観。調査委員会も同じような事故を防ぐた
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ジョンQ 最後の決断(2002年製作の映画)

3.0

展開は粗いがメッセージ性は充分。いろいろ考えさせられる。
こういう主題がシンプルなのは30分くらいの短編でキリっとまとめてくれたらもっと好み。
全医療が自由診療って恐ろしくて、逆に日本は信じがたい程に
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サハラ 死の砂漠を脱出せよ(2005年製作の映画)

2.5

マシュー・マコノヒーとペネロペ・クルスだけど何ともB級。所々インディ・ジョーンズやりたかったのかなって見える所もあり、ただ場面によってテンションがチグハグで風呂敷広すぎちゃった感。
2人のサファリルッ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.2

パートナー、住んでいた街、職を立て続けに失ったファーンはきっと当初は傷を負った人と見られたくなかったんだろうと思う。だんだんと傷を自覚して、同時に折り合いをつける日々に果てはないと腹落ちしたんだろうか>>続きを読む

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.0

ムーミンは親がいくつか集めていたittalaマグの印象しかなかったので、いまさら深い世界なんだと知った。
残酷なほどの正直さ、不安で臆病。だからあの風合いなのかと、投影された作者の心象がみてとれた気が
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欲望のバージニア(2012年製作の映画)

3.1

兄弟の物話って好きです。
役者さんがみんな良かった。トム・ハーディ目当てだったけど、シャイア・ラブーフも良かった。チャーリーに心底ムカついたので、ガイ・ピアースも名演。

ギャングじゃなくても普通じゃ
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ナバロンの要塞(1961年製作の映画)

3.0

ナバロンってギリシャだったのか。
冗長なところもあるけど、場面も人間もドラマがあって一風変わった戦争映画。中立なのに戦禍に巻き込まれたギリシャ人の、青い炎のような強く静かな怒りを感じた。
1つ残念なの
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.3

久々のSFで昔より楽しめた。これスピルバーグ監督作品だったんですね。
世界観の作りも俳優陣も豪華でさすがの仕上がり。トム・クルーズの逃亡アクションと可哀想なアガサのキャラデザインといい、いろんな塩梅が
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真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.0

白、青、黄色、オランダの光を映す色の美しさ。なにより、スカーレット・ヨハンソンの抜けるような透明感が魅力的。

アマプラ駆け込みで。
諸説ありますが、個人的にこの絵はフェルメールの娘をモデルした単にト
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.1

いい歳した大人のモラトリアム。
途中自分はなにを観てるんだろうと思ったけど、結果的にリトリート。タイトルのあの台詞を感じるための時間だった。

カートの素直さが羨ましくもあり鬱陶しくもあり。でも彼のよ
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チアーズ!(2000年製作の映画)

3.2

元気出る~!スポ根ハッピーな青春物。重いのが続いたので気分一新できてよかった。
ヴァージン・スーサイズ直後の若いキルティン・ダンストの魅力がはじけてます。いじめっ子も元彼もBring it onでスカ
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.4

すげえ。あらすじ知ってたけど実際観ると圧倒される。台詞なんていらないくらい表情で全部もっていかれた。俳優さん二人とも凄かった。

悪い事なんだよ。でも悪い人なのかなぁ。確かに自分勝手だけどって、心がか
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戦場にかける橋(1957年製作の映画)

3.0

やるせない。。いろいろ思いながら観てたけど、最後それだけになってしまった。

不勉強なもので存在すら知らなかった映画でした。
実際にはこの橋が爆破された事実はなく、設計・建設は旧日本軍技師によるもので
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父、息子、そしてビーチ(2020年製作の映画)

3.0

父と息子の創意工夫、ホームビデオみたいなやさしい映像にほっこり。
世界に1つしかない最高のビーチだった。

ハードエイト(1996年製作の映画)

3.2

いいねぇ、渋いね。地味だけど好みの作風。
電話ボックス、シャツの袖口、邪魔しないBGM、いろいろ洒落てる。
ちょっと鈍い主人公にジョン・ライリー、暗い吹き溜まりで光るグウィネス・パルトロー、1人だけテ
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.0

名曲の "Can’t Help Falling in Love", "Love Me Tender" はさすがに知ってる。
当時白人としてブラックミュージックを歌う珍しい歌手、くらいの知識しかなかった
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

3.5

バズ・ラーマン監督作で一番よかった。ショービジネス界と監督の相性が抜群で、真骨頂を観れた気がする。
ポップやロックからオペラまで、オールジャンルが戯曲に生まれ変わったfantasticな世界観。ストー
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.3

おもしろかった。
すごい勘違いしてました。ミステリー物と思ったら下世話なコメディ。部下も部下なら上司も上司でどいつもこいつも自業自得なのに、見ているうちに主人公とヒロインが妙に気の毒に思えてきちゃって
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愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

2.9

ん-、not for me…時代かな。
後世に影響を与えているのは分かったけど、ストーリーもキャラクターもトップガンの方が好き。そもそも比較対象じゃないという指摘はご尤もです。

邦題は青春ラブストー
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.1

スカーレット・ヨハンソン美しいわー、黒い髪も似合う。
原作を知らないのでふつうに世界観を楽しめました。とにかく映像がすごい。ブレードランナーみたいとか言っちゃうとファンの方には怒られるかもしれないけど
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.2

所在のあやふやさ。
知らない街だと新鮮さと空しさで心が敏感になって、見ないふりをしてた隙間が際立って感じてしまうのかな。
たぶんずっと、お互いhomeに帰った後も名前が定まらないんだろうけど、たしかに
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ブロンソン(2008年製作の映画)

3.0

トム・ハーディが七色だった。凄かった。
イギリスでは有名な囚人らしいブロンソン。笑うし怒るし愛も囁くのに無軌道すぎて何を考えてるのか読めなさすぎる。何らかの神経症を患っていたんだろうと思うけども、謎。
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アナコンダ(1997年製作の映画)

2.8

これぞB級って感じw
アナコンダ気持ち悪い。でもジョン・ボイドの方が怖い。

最後の登場は厄介な奴を倒してくれてサンキューってこと?祟りに触れるなってこと?

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.0

観光気分の映像美。ストーリーは既知なので俳優陣と旅情を楽しんだ。
白い客船から眺める朝日に照らされた砂漠、ナイルの川辺、アブ・シンベル神殿…一生に一度こんな景色を味わえたら最高でしょうね。ほぼCGらし
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アラジン(2019年製作の映画)

3.1

ウィル・スミスすごーい! アニメで慣れ親しんだジーニーがちゃんと実体になってる!
歌もダンスも、街やパレードの再現度も素晴らしかった。
ディズニーの実写化CGは資金豊富なだけあってホントに安定してます
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許されざる者(1992年製作の映画)

3.1

今更ながら初鑑賞。
1回目あまりしっくり来なくて、背景情報を入れてから2回観ました。
アメリカでは更生した人を英雄視する風土があるんだそうで、なるほどねー。

後のイーストウッド監督作にも通ずる、濁っ
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