AtoZさんの映画レビュー・感想・評価

AtoZ

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ミッドサマー(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高だった。
現代のパラジャーノフかホドロフスキーか……。
冗談みたいに恐ろしいことが行われているのに、画面がひたすら絵画的で美しい。
美しいハミングに紛れ込む不協和音で不安になる。
稀人の考え方は海
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映画 刀剣乱舞-継承-(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

元々ゲーマーのこの私。もちろん刀剣乱舞はpokectから嗜んでおり、立派に2年めの審神者である。
そしてオタクとしては当然のように、仮面ライダーやスーパー戦隊、なんだったら女の子向け特撮である「ナイル
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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

2.6

好きだからこそ辛口になります。
自分はドキュメンタリー映画とか、ヒューマンドラマって結構好きで、スポットライト、評決、ブラックダリア、クライマーズハイ、64などなど
その職業でしか見ることのできないド
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画は夢そのもの。
自分が夢で描いていた世界が、そのまんま再現されてるようだった。
私はゲーマーでアニメ、映画オタクなので、 この映画のすべてが自分の大好きなもので構成されていると言っても過言じゃ
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劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード(2000年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

私がまだ10代だった頃に、単行本も買ったしクロウカード編は欠かさずみてた。桜ちゃんの目線は自分の目線。ああ、こうだったらいいのに。こんな事が起こったら素敵なのに。という空想を彼女に成って体験していた。>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

5.0

アカデミー賞受賞後数年たった後に鑑賞した。
この淡々と、堅実に取材を重ねる描写がとにかく好きだ。
主演した役者陣の抑えた、でもマグマのような情熱を裏に隠した演技も必見。

会話劇やインタビューの場面が
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

やはりデロリアンがかっこよすぎる!!
あの2対のタービンと炎のホイールトレイルにエンジン音!!
これを見たのはまだ小学生だったけど、小学生心に冒険のワクワク感をしっかり根付かせてくれた。話の流れがきれ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.5

反転する世界。めくれ上がった裏側に虚無。
自分が望むように変容するから、信じたいと思うものを目の前に見せてしまうから耽溺する夢。囚われもするけど。いいなぁ。私はずっと居たいくらいなのだが。

アリアド
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.0

前評判を聞いていたし、私はケモナーなので
とりあえず押さえるか、という軽い気持ちで見たのだけど
帰りにはジュディかわいいわニックかっこいいわでメロメロに。
差別の問題。自分が自分らしく生きることの大変
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サイレントヒル:リベレーション3D(2012年製作の映画)

2.0

一作目の出来が傑出していることもあり、どうしても比べてしまう。
アトラクションとしての面白さはあるかもしれないが、なんだか薄味の別物。またの名をサイレントヒルクリーチャー頂上決戦。天下一武闘会。
雰囲
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サイレントヒル(2006年製作の映画)

5.0

ゲーム、アニメの実写版への期待値は往々にしていつも高くなるもの。
当然といえば当然かも。みんなが夢中で遊んだ世界は想像上のものでしかなく、そのファンタジーを現実に引っ張り出さなきゃいけないから。
その
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

5.0

もしあなたがアニメーション好きで、
まだAKIRAを見ていないのなら観る価値は十二分にある。

誰しもがもっている心の「神」作品だが
自分にとっての神さまはこれ一択。
小学2年生で初めてこのアニメを見
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エコール(2004年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

閉ざされた学園である年齢層の少女たちがひっそりと"秘匿"されている。
秘密は魅力的だか、きっと危うさも内包する。
なぜ森の中に、年端のいかぬ少女たちが集められて、大人たちに品評されているのだろう?と、
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BLAME!(ブラム)(2017年製作の映画)

4.0

漫画が猛烈に好きで、期待して見に行った。
一幕を切り取った、コンパクトなつくりでだれずにテンポよく見ることが出来た。

あの世界の魅力は、際限なく広がる超構造体を、地図もなく徒歩で彷徨い、
眼を見張る
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カンフー・パンダ2(2011年製作の映画)

5.0

2は面白くなくなるのが定説ですが、この2作目にはまったく当てはまらない!

アクションもドラマもパワーアップした素晴らしい作品。
とくに今回のヴィラン、シェン大老がとてもいい役所。清々しいまでに悪役。
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カンフー・パンダ(2007年製作の映画)

5.0

アニメーションや脚本は天下のドリームワークスだから全部言うことなし!

それよりなにより、英語版のボイスアクターにジャック・ブラック、アンジェリーナ・ジョリー、ジャッキー・チェン、ダスティン・ホフマン
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

映像美や素晴らしいクリーチャーのデザインが目を惹く映画だが、
オフィリアの心情を探っていくと深い悲しみに行き当たる。

この映画のラストシーンは泣いた。
オフィリアが可哀想で可哀想で…。

望まれず、
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ギフト(2000年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

苦悩するアニーが祖母のメッセージを受け取るシーンが特に好きだ。
この映画の主題を語るあのシーン。

現世と幽世の境界が曖昧な彼女の感覚に近い演出だった。
ビジョンは恐ろしく変貌した霊魂もみせるが、自分
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セブン(1995年製作の映画)

4.5

誰の中にも潜む悪魔の胤。
ふとしたきっかけで羽化する。人間であれば種別は問わない。悲しいことに。

ザ・セル(2000年製作の映画)

5.0

夢の世界に興味がある自分としては満点の出来。
茫漠とした広さを持つ意識の中に散りばめられたオブジェ。それすべてに謎と意味がある。

他人の夢に入って見たい。夢の世界からいつまでも覚めたくない人は、これ
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SING/シング(2016年製作の映画)

4.0

歌はもちろん素晴らしいのだけど、見てて一番すごいなと感じたのは支配人のメンターっぷり。
出演者たちへ、適切なときに適切な言葉をかけ、何が問題か見抜いて、ポジティブでもっとも奮い立つような励ましをくれる
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

5.0

カッコいい巨大ロボ、ツーマンセルの搭乗者、ナイスデザインの怪獣、肉弾戦、惜しげも無くぶっ壊される高層ビル、破壊された街並み。
見たかった、体験したかったアニメやSFの世界が目の前でガチバトルを繰り広げ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

冒頭の渋滞シーンが最大の山場。
ラストシーンもいいけど、ワクワク感が違う。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.5

フィンチャーらしい、会話劇とスタイリッシュなコンテ割は素晴らしい。
反吐がでそうなクソ女描かせたら右に出るものはいないんじゃないか。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

5.0

純然たるラブロマンス。
ステキな音楽と楽しい食事に愛の交わし合い。キス。何一つ我々と変わらないプロセスで惹かれ合う男女。
肉体的、種族的、言語的な壁を超え、彼らが本当のお互いの姿を見つめあっている所が
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