カナッパユイッパさんの映画レビュー・感想・評価

カナッパユイッパ

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ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

結婚パーティーの為に豪邸に集まった裕福な者たちの歓談が一瞬にして地獄絵図なる。
極限に達した格差社会が崩壊し、こき使われていた貧しい者が、裕福なものに復讐をする。
ここまでは、よく目にする話ですが、こ
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ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇(2018年製作の映画)

3.4

本当に知らないシーフードの闇でした。
突然襲われ気が付いたら一生船上の奴隷労働者になっている現実があまりに過酷で。
その奴隷労働者を助けるために奔走するパティマさんの活躍は、自分も何かできることは無い
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.3

物語の原作に太い幹を感じます。
その上にその幹に裏打ちされた物語は、家族ドラマの様に始まり、ミステリー的な要素をもち、感情の波に溺れてしまい沈んでいくが、それでもなお記憶の中に残る幻影に希望を見出し持
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(2017年製作の映画)

3.4

永瀬正敏さんにこのような役をやらせると、本当に嵌りますね。
視力を失うことの恐怖、できないことの焦りをお節介とする苛立ち、本質を見抜く鋭さと自分に対する鈍感さ、微妙な感情の機微が見ている側に「おまえに
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あん(2015年製作の映画)

4.2

本当に本当に樹木希林さんの演技が深くて、優しくて、厳しくて、切なくて、それだけでこの映画を見た甲斐がありました。
そうして「どのような状況に生まれてこようとも、この世界を見ることに、この世界の声を聴く
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夜を走る(2021年製作の映画)

3.3

先の展開が気になり、期待感が持てるので見飽きることはかなったのですが、、、。
演出や話題も飽きさせることがなく悪くはないのですが、、、。
内容を詰め込みすぎていて、結局この映画で掘り下げたかったこと?
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オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

5.0

映画の中の「オードリー・ヘプバーン」が本当に好きなので、それ以外の情報は敢えて触れないように封印していました。
しかし、この映画で封印を解いて正解でした。
女優として素敵なヘプバーン、人生も素敵で魅力
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.4

今の日本人が最も観るべき映画だと思います。
そうして、この映画で浮き彫りにされたことを多くの人と語り合うべきだと思ました。
決して感情に訴えることを目的とした映画ではないと思いますが、
語らない父親の
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サウダーヂ デジタルリマスター版(2011年製作の映画)

1.5

感想は、汚い言葉しか思い浮かばず、、、。
これ以上は、差し控えさせた頂きます。

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.8

観終えたときに素直に思ったことは、無差別銃乱射事件を扱った映画ですが殺人シーンがないことに感心しました。

世のなかに、これだけ多くの個性が存在しているのであれば、主人公の様に社会に馴染めず、そのスト
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ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~(2022年製作の映画)

4.0

本当にすごいな。
人の強さ、弱さ、しぶとさ、はかなさ、優しさ、寂しさ、、、、多くのことが詰め込まれています。
たくさんある人の側面、そのすべてが尊い。
どのような人生も良き尽くすことが大切なんですね。
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杜人(もりびと) 環境再生医 矢野智徳の挑戦(2022年製作の映画)

2.3

批判されることを恐れずに書くと「このような映画作りには、ハッキリ言って賛同できません。」
と言うよりも、「悪用されてしまうことを考えなかったのですか」と、制作に関わった方に問いたいです。
矢野智徳さん
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.2

巡り合わせが悪くて見逃していましたが、やっと見ることができました。
本当にいい映画だと思います。これだけ盛りだくさんの内容を98分間にまとめ上げた監督には只々称賛しかありません。
社会問題、家族愛、絆
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マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.8

正に王道のラブコメです。難しいことを考えずに本当に楽しめました。
これだけの大スターで「まじめに、真剣に、丁寧に」ラブコメをやったら、つまらないわけがなく!
構成も良いし、ジェニファー・ロペスの歌とダ
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潜水艦クルスクの生存者たち(2018年製作の映画)

4.2

全体主義国家の狂気が描かれた映画は多数あり、またロシア(ソビエト)では、伝統的に戦争で奪い取った物は、好き勝手してよいという考えが根強くあり(勿論、国際法違反)、加えて末端の兵士に十分な教育、訓練、待>>続きを読む

ツユクサ(2022年製作の映画)

3.5

普遍的などこにでもありそうな「大人の日常」が描かれた物語です。
しかし、大人が故の抱える過去があり、葛藤があり、それでも静かに生きる大切さが丁寧に描かれています。
主人公を中心に少しずつダメな人々の掛
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.7

子育てのときに親が実感する子供が余すところなく描かれています。
容赦がなく、欲しいもののために粘り、所構わず泣き喚き笑う、嫌なことに徹底的に抗う、、、。
でも、愛おしい。
そのようなThe子供の甥っ子
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.3

それぞれのシーンは良く描かれているのですが、それが繋がるとなにを描いているのが良くわからないまま、、、、、。
で、最後の最後で題名の意味が分かりました。それで、映画の全体がストンと理解できます。
この
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

現在、私たちの身の回りで起こっている理不尽なことの典型を集めて、腐った部分をこれでもかと見せ付けらます。
現実のドキュメンタリーと勘違いするような、本当に笑うに笑えないブラック・コメディーです。
ラス
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

4.3

はい、最後に無条件に泣かされてしまいます。
そうさせられるのは、分かっていても嵌ってしまいます。
色々あっても、やっぱり最後はこれでしょ!
捻りがない言われればそれまでですが、自分はこの作品が好きです
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親密な他人(2021年製作の映画)

3.5

良い作品だと思うのですが、入り込むことができませんでした。
では、冷静に先読みできたか?と言う訳ではなくストーリー展開にマンマと振り回されました。
最後のオチで、ようやく全体が俯瞰できました。
怪しく
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Pure Japanese(2022年製作の映画)

2.5

まあ、雑なつくりの映画ですね。
しかし、不思議と時間を損した感じはありませんでした。
もしかしたら、一つ一つの場面は、良くできているからなのか?
アイディアも嫌いではないので、(その価値があるかどうか
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.2

只々、凄いとしか言いようがないですね。
本物の変態監督による変態のための変態映画です。
痛いシーンが本当にリアルで、その度にお尻の穴がギュッとしてしまいます。
作り物なんですが、変態がここまで徹底され
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.8

アメリカの雄大な景色の美しさは、それだけでも観る価値がある作品だと思います。
実はインテリで音楽の才能もあるが西部男のステレオタイプで頑強に覆われたマッチョと、気骨さを隠し持つ細くて女性的な雰囲気を持
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.0

前提知識なし、テニスもほとんど知らないので、エンディングまでの実話だとは気づきませんでした。
良い話ですね。父親が世間の常識にとらわれずに独自の成功方法を考え、頑なに守り、まったくブレない。
本当に強
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

4.8

映画の新しいジャンルが目の前に展開され、偉大な歴史に立ち会った感覚を覚えました。
本当に英知に富み、独創的に不穏で、胃がかきむしられます。
更に家族愛までも描き、その家族愛さえ利用する冷徹さは、東側の
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成れの果て(2021年製作の映画)

4.2

物語は、一人から始まり、一人で終わります。
全ての人が過去の楔に縛られながら生きています。
少しづつ炙り出される過去と、過去をそれぞれの立場で解釈して生きている現在、
妹の登場でそれぞれの過去と現在が
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選ばなかったみち(2020年製作の映画)

4.1

人の脳の不思議さに思いを巡らせながら、時に自分の経験などとダブらせながら、見ていました。
特に脳の時間の進み方、現代と過去の捉え方、体と脳の老いるスピードの違いとそこから来る戸惑いなどなど
認知症の症
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前科者(2022年製作の映画)

4.0

安心して観ていられる映画でした。
2本続けて観客の期待を裏切らない映画をチョイスしてしまい、少し赤面しています。
伏線も分かりやすく回収されていますし、(一部その解説まであってのは、食傷気味ですが、、
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1

観終わったときの気持ちのよさは、最近観た映画の中で一番でした。
まあ、たまには観客の期待を裏切らないアメリカ映画らしいハッピーエンドも良いよね。」っていうのが最初の感想でした。
多感なティーンエージャ
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パーフェクト・ノーマル・ファミリー(2020年製作の映画)

3.8

個人にしても、家族にしても多様性が語られる時代になったと思います。
しかし、この映画は多様性が主題ではないように思いました。
父親が正適合手術を受けることは特殊ケースかもしれませんが、癖の強い父親は珍
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誰かの花(2021年製作の映画)

4.3

好きな映画です。
映像と音とセリフのバランスがよく、特にセリフは語りすぎず、一つ一つが良く伝わってきます。
多くのことが語られていますが、それでもなお気持ちの良い余白が残されていて、その余白でこの映画
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

1.5

いやいや、それはないでしょ!
天秤なら天秤を貫こうよ。
「由宇子は天秤なんだ!」と思って観始めたら、ねえ!
確かに、全てが難しく、複雑に絡み合い、加えて良い人を演じ始めたら、どうやって天秤を貫くのかと
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.7

マット・デイモンが演じる主人公は、正にアメリカン・マッチョで単細胞で、猪突猛進形だが自分としては好感が持てる人物に描かれています。
主人公がフランス人のシングルマザーとその娘と次第に心を通わせ、家族の
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愛について語るときにイケダの語ること(2020年製作の映画)

4.1

馬鹿でスケベで自惚れ屋の男、男ってそんなもんじゃないですか!
って感じを楽しんで、演じて、開き直って、男をやり切っているイケダ、、、そんな正に男の性を傍観するイケダ。
まじめで、ひたむきで、切ないぐら
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フタリノセカイ(2021年製作の映画)

4.2

世にはびこっている「上っ面のLGBTQ論」や「金儲けの種を擁護するLGBTQ論」に辟易しています。
そうではなくて、この問題は、当人が未来に向けて導いた結論を、周囲がしっかりと受け入れていくことでしか
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