あっちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

あっちゃん

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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.3

とても丁寧なドキュメンタリー
14歳というとても難しい年頃の子供達がインタビューに答え、日常を記録させてくれているだけでも大変なことだなぁと思うが、さらに自分の気持ちを少しずつ、でもだんだんとそれぞれ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

オスカーの脚本賞をを取ったので視聴してみた。
なんともシニカルな話だが、考えさせられる。
様々な属性に対して私たちも同じようにステレオタイプを期待し、勝手に思い描き、その想像と違うことに勝手にがっかり
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.7

テンポが良くなかなか面白かった
弱いもの、持たざる者も力を合わせれば巨悪を倒すことができる、というのが実話なのもちょっと希望が持てる気がして良かった

国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.7

アジアの通貨危機の時、対岸の火事で済んでホッとしたことを覚えているが、今見るとちょっと人ごととは思えず喉元に刃物を突きつけられたような気分。
韓国映画の、真っ直ぐ社会の問題に向き合う姿勢は見習うべきと
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百花(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

映画館で予告編を見た時、とても期待したので、ちょっと肩透かしを食らった感が大きかった。

キャストは豪華で映像も美しい。
でもちっとも心に響かなかったのは脚本のせいか、語られる物語そのもののせいか。
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.5

終始重苦しく痛みなしには見られなかったが、これは見るべき映画だとも思った。
最初ずいぶんと古い時代の、それこそ開拓時代ぐらいの話かと思いながら見進めていたが、突如明るい光の中にDay dream Bl
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.5

心の性は自由である、ということは全くその通りだと思うし、心は何者にも囚われず自由でありたいと思う。では身体の性別はなぜ存在するのだろうか。心が身体性を上回るのであればなぜ身体に明確な性別は存在するのだ>>続きを読む

コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

4.5

腐敗した政治、賄賂や不正、それによって犠牲になる国民、とても人ごととは思えない。 「メディアが権力に屈したら国家は国民を虐げます」というセリフは今の日本のマスコミの人たちに聞いてもらいたい。今の日本の>>続きを読む

イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

3.6

イブサンローラン展鑑賞の後視聴。
展覧会を追体験するような映画。展示されていた作品が実際にショーで披露されているのを見られるのはとても貴重。

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.0

ジョニー・デップ演じる教授がとても人間臭くてめんどくさくてなんかいい。
余命宣告されて残りの人生をどう生きるか、と考えてみることもある。悲しいかなあれこれ片付けなければならない用事ばかりが頭に浮かび、
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10人の泥棒たち(2012年製作の映画)

3.5

キムヘス目当てで視聴。
オーシャンズ11みたいな感じの豪華で華やかな、なかなか良くできたエンタメ作品。

ソウォン 願い(2013年製作の映画)

3.9

こんな痛ましい事件が実際に起こったことに胸が痛んでたまらない。
子供を守ることって本当に大変だ。大きな事件や事故だけではなく、小さな物事の行き違いで守りきれないことだって容易に起こり得る。親だけではと
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ショコラ(2000年製作の映画)

4.0

前々から観たかった映画がたまたまBSで放送していて鑑賞。
ジュリエット・ビノシュが本当に美しいし、ジョニデが若くてかっこいい。街並みは美しく音楽も洒落ている。物語の展開もテンポ良く過剰な感情の揺さぶり
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

とても瑞々しい映画。
芦田愛菜演じる女子高生の葉っぱの上の水の玉のような瑞々しさ、宮本信子演じるおばあさんのしっとりと雨を含んだふくよかな土のような瑞々しさ、そして2人の関係性の新鮮さとお互いを尊重す
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バービー(2023年製作の映画)

4.2

出鼻を挫かれた感じで見そびれていたけど、やっぱり見たいな、と思って見に行った。

見た後すぐはなんかちょっと思ってたのと違うなぁ、という感じだったけど、じわじわ効いてきた。そしてなんだがずーっと気にな
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.5

バカリズムの細かいOLネタ、わかりみが深い。
馬鹿馬鹿しくて疲れた夏の終わりに大変結構😊
エンケンさんたちおっさんOLたちが出た時思わず吹いた。
永野芽郁ちゃんの手足が折れちゃうんじゃないかと気が気じ
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キッズ・オールライト(2010年製作の映画)

3.8

序盤何というかイマイチハマれない気分で観ていた。なにしろややこしい。色々ややこしい。こちらの理解がなかなか追いつかず、それぞれのキャラもちょっと気になるところが目についてなんとなくしっくりこない。>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

個人的に自分自身と重なる部分があって刺さった。
視聴後、後味のよい心地良さに包まれた。

アメリカの移民社会をエレメントで上手く描いていた。おそらくアジア系の移民2世の女の子より、白人であろう水のエレ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

視聴後数日経ってもなかなか咀嚼しきれない。
純粋にファンタジーとして楽しむには物語性に乏しいところもあるし、登場人物が観念的で感情移入できない。
多くのことを示唆し、比喩していると感じながらも、その実
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アシスタント(2019年製作の映画)

4.0

所変わってもこういうクソみたいな職場、クソみたいな仕事、クソみたいな上司、クソみたいな先輩はいるもんだ、とため息が出た。
主人公はかなり優秀。でも本当はこんなに優秀である必要があるのかと男性の先輩たち
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怪物(2023年製作の映画)

3.5

坂本龍一の最後の作品を見届けたくて鑑賞した。
さりげなく邪魔をせず、それでいてしっかりと物語に寄り添い作品を支える、音楽が画面をキラキラと輝かせ特別なものにする、そんな音楽だった。やっぱり坂本龍一の音
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トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.7

坂本龍一の音楽目当てに視聴。
村上春樹の小説の世界観を壊さない作品だった。西島秀俊のナレーションが朗読のようで、ところどころ登場人物の口から同じ調子でナレーションが語られる。それがなんとも無機質で体温
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.1

幸せなひとりぼっちのリメイク。
そちらも未視聴なので先入観なく見られた。
トム・ハンクスはやっぱりいい。偏屈なお爺さんがだんだん変わっていく様が自然と腑に落ちる感じ。テンポも良く最後まで引き込まれて見
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クリス・ロックの勝手に激オコ(2023年製作の映画)

4.0

なかなかに感想が述べづらい作品かと思う。

ウィル・スミスとの一件まで全く知らない人だった。アメリカのスタンダップコメディも見たことはなかった。
話に出てくる諸々の人々やその事情についても、知っている
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好きだった君へのラブレター(2018年製作の映画)

3.9

可愛い😍すごーく可愛くて楽しいラブストーリー。
ララのファッションも可愛いし、表情豊かで魅力的。ピーターもいいやつだし、ララが好きだった男の子たちがみんないい奴なのも微笑ましい。
爽やかだし、鑑賞後の
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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

2.5

話が単純で単調だった。展開も予想通りという感じ。
人物像も典型的な感じで、魅力をあまり感じなかった。

最近の傾向として、宣伝過剰で鑑賞してがっかりのパターンの映画多い気がする。特に日本映画。

女は冷たい嘘をつく(2016年製作の映画)

3.5

シスターズでウォン・サンア役だったオム・ジウォンが主演だったので見てみた。
シスターズとは全く違う母親像を演じていて、見間違うほど。

韓国のいくつもの社会問題が含まれる内容なのだろう。貧富の差、シン
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パリの恋人たち(2018年製作の映画)

3.9

ストーリーオブマイライフのルイ・ギャレ監督の作品なので鑑賞。
とてもフランス的な映画かと思う。

レティシア・カスタが大人の女性の魅力に溢れていて、特に再会した後大人になってからがまぁとにかく色っぽい
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監視者たち(2013年製作の映画)

3.3

なんかちょっと日本でも連ドラなんかでありそうな感じ。リメイクとかされそう。
悪くはないけどまぁまぁかな。

でもソル・ギョングはやっぱりいいなぁ。

チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

4.6

今まで見たことのないタイプの韓国映画。
暴力もなければ陰謀も復讐も無い。財閥の美男美女も出てこなければ、超豪邸もブランド物も出てこない。

日本だったら小林聡美あたりが出てきそうな平凡だけどその人にと
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キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.8

暴力映像に年々弱くなっている身には、初っ端からなかなかハードなシーンの連続で、体力の消耗が半端なかった。
キル・ボクスンのキャラが飄々としていて、ハードなアクションとのギャップが良い。思春期の娘の言動
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ネバーランドにさよならを(2019年製作の映画)

4.0

私はマイケルの熱狂的なファンではなかったけれど、私がティーンエイジャーの時に彼は世界で1番のビッグスターだった。みんなマイケルが好きだったしマイケルの曲が好きだった。私も彼の曲にもパフォーマンスにも魅>>続きを読む

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