麩さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ファーザー(2020年製作の映画)

2.9

アンソニーホプキンスの芝居がすごい、
が、不穏さも悲しさも淡々としていて好みじゃない
自分がもっと歳を重ね、親が老齢になったらよりグッとくるのだと思うけれど

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.4

西田敏行と塩見三省の凄すぎる芝居を観てくれ
2作目からの年数の経過がありありと伝わってくるんだけど決してオーバーじゃなく
ああこの人はヤクザとしてのピークを過ぎたなぁというのが僅かな息遣いや台詞の語尾
>>続きを読む

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.5

西田敏行と塩見三省の関西弁ヤクザが死ぬほどかっこいい。アウトレイジの出演者みんな演技うますぎて、あまりに贅沢すぎてずーっと眼福!観てるだけで芝居上手くなりそう〜!!

顔とかじゃない「人それぞれの格好
>>続きを読む

アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.0

初めて北野武の監督映画みた
もっと泥臭い、昭和のこってり味を想像してたら、めっちゃシャープでソリッドでグロくて粋でかっこよかった。
たけしって無茶苦茶さで売れたんじゃなくてセンスと才能に溢れてるんだな
>>続きを読む

息子(1991年製作の映画)

3.4

ついこないだ観た、山田洋次「学校」が良すぎて同監督のこちらを
豪華キャストに名監督、流石の一言
今カンヌや韓国でウケてる「日本映画っぽさ」って、ドラマドラマしてなくて生っぽい演技や空気感、そして起承転
>>続きを読む

回路(2000年製作の映画)

3.4

スコープ覗いたみたいな、遠くに対象物がある画角、黒沢清あるあるだな
もっと意味わからんけど何故だかぬぼーっとした怖さがある感じなのかと思ったら
黒沢清のわりにははっきりと怖い
全編どの瞬間をスクショし
>>続きを読む

学校(1993年製作の映画)

3.6

恥ずかしながら初めての山田洋次監督
めっっっっちゃくちゃ良かった…何回も泣いた
自分がイメージする「古き良き時代」とか、「昭和のよさ」みたいなのってコレだわ!!!!っていう作品だった
昔の名作とされる
>>続きを読む

(2017年製作の映画)

2.4

なんというか…
私はいい大人が官能を香らせている空間がめちゃくちゃ嫌いっぽい
この映画の行間から終始感じるほんのりとした官能の香りがめちゃくちゃきもちわるかった
前髪切られすぎはちょっと笑うけど、エン
>>続きを読む

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

2.9

超有名なシュルレアリスム映画
ブニュエルとダリがありえないものをつくるぞー!ってやったらこうなる
予想外に高評価を受けてダリは呆れてたみたいなエピソードをみて尖ってるな〜と思った
ずっと楽しみにしてた
>>続きを読む

ケイト(2021年製作の映画)

2.7

海外の人が思うジャパンみたいなのが詰まってて
芸妓がいるまではわかるけど
歌舞伎と和太鼓やってる和食店ってなに?とか
そんな高級店が「ブラックリザード」って店名なことある?とか
歌舞伎町にこんな場所あ
>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.0

主演2人ともお芝居が上手、長回しも息があっててテンポが良かったし、ともするとイライラするだけのキャラクターになってしまうような役を可愛らしくひたむきに仕上げたのは2人の役へのノリ具合と顔面の画力のなせ>>続きを読む

プルーフ・オブ・マイ・ライフ(2005年製作の映画)

3.0

劇作家デヴィット・オーバーンが舞台劇用に書いた戯曲「poof/証明」の映画化。
プルーフはピューリッツァー賞の戯曲部門、トニー賞を受賞した傑作舞台劇

映画として観たらたしかに盛り上がる部分には欠ける
>>続きを読む

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

2.9

ソルギョングの演技は兎に角素晴らしいのひとことで、
ソルギョングが微笑むだけで泣けるし
ソルギョングが叫ぶだけで身体が慄くんだけど
この映画は正直、ソルギョング以外に見るものなし
ソルギョングの力だけ
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

2.9

カンヌ脚本賞でめちゃくちゃ世の中のレビューも高いから、絶対好きじゃ無いけど、3時間あるから、サブスク解禁してもサブスクで鑑賞することはないだろうな…映画館でいま見ないと一生観ないかもな…と重い腰をあげ>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.0

おもろい!色んなことを考える
カースト制度や恐怖政治が結局人を治める唯一の方法では?とか
もし大飢饉や天変地異が起こって世界中が死に包まれたとき、
生き残ったのがたった1人だったり、
女と女のふたり、
>>続きを読む

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.2

アジア人初のアカデミー賞監督ポンジュノ、
いつもながら、社会問題とエンタメを両立させる映画をバンバン世に放ってくれる最高の監督…
この作品について多くを語ろうとすると
どうしてもお肉を食べる自分に嘘を
>>続きを読む

サバハ(2019年製作の映画)

3.0

映画としては、面白さもハラハラ感も全てがちょうどいい良作なんだけど
今作は主人公が宗教記者で、怪しい香りのする新興宗教に切り込んでいくというお話だから、なにより宗教描写が面白い。
仏教の知識もちょっと
>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

2.7

まあ、普通のB級サメ映画
お金かかってるからキャストと画はいい

「私もやる!」って出しゃばって結局主人公に助けられる、足を引っ張るくせに気持ちだけ出たがりな強気ヒロイン みたいなの、今この時代はいろ
>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.0

強いから別れても平気なんじゃない
自分に向けて「私は強い」ってフリをしないと生きてこられなかったから
「どうせ居なくなる」って保険をかけないと一緒にいられないくらい自信がなかったから
「やっぱりね」っ
>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

1.0

プロパガンダ映画みたい。
2019年上映の映画で、テーマが「幸せに生きる秘訣は、お金や栄光を手にする事なんかより、嘘をつかずに愛する女と生きることだ」なのやばすぎ。
じゃあ無性愛者は不幸ですか?同性愛
>>続きを読む

テラビシアにかける橋(2007年製作の映画)

2.9

児童文学らしいファンタジーにあふれた心温まるストーリー
ヒロインのレスリーがめちゃくちゃ良かった
想像力と文章力に溢れる女の子
レスリーみたいに強くて面白い人間でありたいよ

チャンプ(1979年製作の映画)

3.1

子役あまりにもかわいすぎる
子役がいい作品は外れないって思ってるんだけど(八日目の蝉、永い言い訳、誰も知らない、A.I、万引き家族…等々)
子役が輝きすぎ映画いまんとこ1位かもしれない
TJが玉のよう
>>続きを読む

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.0

堤真一って本当に名優だ
堤真一のベストアクトは「39 刑法第39条」とこれだと思う
JAC出身で体もきくし役の幅も広くてすごいな〜

特に何をしたとかでもなく
ただ普通にそこにいるだけで
ただ出会えた
>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

2.8

自分ががちがちのジャニオタだったから
すごくわかる部分も多いけど
アイドル追っかける中で結局一番楽しかった記憶ってやっぱりライブだから
ライブシーンが少なくて、オタ活描写がなんか変なファンの集いみたい
>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

2.9

名作名作と耳にタコができるほど聞いたことあるし、周囲の誰もが絶賛し、あらゆるメディアでオススメされてるのを何度も目にしてたから
めちゃくちゃ気合入りすぎちゃったな〜
普通〜に面白かった!

初めてイン
>>続きを読む

ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

1.5

B級映画でももっと秩序もってつくってるわってぐらい
映画全体の目的やテーマがない
残虐描写だけちょっと凝ってみるけど
何を描きたいのかさっぱりわからん

ヴィジット(2015年製作の映画)

2.9

シャマラン監督の作品で観たのは二作目!
後半に衝撃がくる作りは共通してた
「こわい」より「きしょい」「嫌」「不快」が上にくる、とっても良質なB級ホラー

「3つの約束」は本編に全く出てこないので
日本
>>続きを読む

海底47m(2017年製作の映画)

2.9

短くて映像がきれいでしっかり怖くて
めっちゃくちゃに期待をしなければ
ちゃんと満足できるB級ホラー
やっぱ映画って90分ぐらいが最高!!

深海から急に海面まで出ると「潜水病」というものになってしまい
>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.1

あえて答えが出ないように
どの説も一つや二つの矛盾がでるように作ってある
神父の言ってた「なぜ確信するのですか?自分の目で見たのですか?」とか
最後國村隼が言う「お前は俺を悪魔だと言った、俺が何を言っ
>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.4

同監督の「ライトハウス」を映画館で観て
めちゃくちゃ面白かったから帰宅してアマプラでこちらも鑑賞。
ライトハウスより好き!!!

ライトハウスは1801年に起こった事件を基にしてるそうだけれど
こちら
>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.1

おもしろかったー!!
こういう密室スリラーというか、限られた場を舞台にじりじりと人間が追い詰められていく系の作品って昔の名作に多いけど
あんまり得意じゃないな〜
演出やカメラワーク、画面が個性的でずっ
>>続きを読む

Share the Pain(2019年製作の映画)

3.0

今までみた自主制作系では上位5本に入る好きさ
あのヒロインの女の子の振り向きの良さが全てな感じもあるけど
SP法以上の最悪な性体験をした女性の身としてはSP法とまでは行かずともこういう制度あってくれー
>>続きを読む

くちづけ(2013年製作の映画)

3.0

ひと昔前の小劇場界で大人気だった劇団「東京セレソンデラックス」の代表作を映画化したもの。
セレソンデラックスの脚本家、宅間孝行の脚本がわりと好きなので、本当は舞台版を観たかったけどもう観れないし…映画
>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

2.9

映像やメイク、世界観、CG、アクションもクオリティものすごく高いのに
どこかで見たことある設定の詰め合わせすぎるのが残念…🙍🏻‍♀️
1が良すぎただけに高クオリティだが平凡であるというだけでかなり減点
>>続きを読む