ausnichtsさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

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一度死んでみた(2020年製作の映画)

3.0

いろんな意味でおもしろかったです。よくできています。すきがありません。

物語はオーソドックスな親子ものにギャグで色付けしたもの、いや、逆ですね、ギャグを見せるための映画で、それじゃ持たないだろうとい
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シェイクスピアの庭(2018年製作の映画)

3.0

「シェイクスピアの庭」なんていうタイトルから、シェイクスピアが田舎へ戻り穏やかな余生を過ごす話かと思っていましたら、とんでもない、シェイクスピア一家の結構シビアな愛憎物語でした。

私はこの映画から、
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霧の中の少女(2017年製作の映画)

3.0

常人には理解不能のミステリーです(笑)。

トニ・セルヴィッロさんとジャン・レノさんの共演が売りの映画かと思います。監督はこの映画の原作者でもあるミステリー作家のドナート・カリシさん、初監督作品とのこ
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21世紀の資本(2017年製作の映画)

1.0

映画館再開一本目としては選択を誤りました(笑)。

これは映画というよりも、ビデオ論文(の概要)みたいなもので、もう少し具体的に言いますと、NHKスペシャルに近い感じです。

ピケティさんを含め十数人
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青い車(2004年製作の映画)

3.0

奥原浩志監督の2004年の映画です。

16年前の宮﨑あおいさん、ARATAさんがむちゃ新鮮です。二人ともにその当時をよく知りませんのですごく新鮮に感じました。

奥原浩志監督の映画は「黒四角」に続い
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斬、(2018年製作の映画)

3.0

DVD鑑賞です。

自主制作スタイルを貫いて、ということにこだわっているのかどうかはわかりませんが、およそ30年、そのスタイルで20本近くの映画を撮り続けているわけですから、ほんとにすごいことです。海
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

3.0

なんだ、空海の映画じゃないのね(涙)。

それに、染谷くん、ついに海外映画で主役か! と期待して見たんですが、どうなんでしょう、確かに出ずっぱりではありますが、映画の基本物語には絡んでいません。物語を
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影踏み(2019年製作の映画)

3.0

DVD鑑賞です。

山崎まさよしさんは俳優もやるんですね。

自然体で特に演技しないところがよかったです。まあ、この映画で濃いー演技をされたらクサくなって見ていられなかったでしょう。

その山崎まさよ
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.0

DVD鑑賞です。
スティーブン・キングさんがどんなにキューブリック版「シャイニング」を気に入らなく批判しようとも、やはりキューブリック版は映画として傑作だったことを証明するような続編「ドクター・スリー
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.0

DVD鑑賞です。
映画紹介を読んだ限りでは少女漫画によくあるスポ根系の音楽ものかなと思っていましたら、意外にも、そうした人物間のぶつかり合いや葛藤を描く映画ではありませんでした。

そりゃそうですよね
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.0

白石和彌監督では初めていい画に出会いました(ゴメン)。劇場で見ればよかったです。

ギャンブル依存症の男が立ち直るまで、まあそう単純でもないんですが、ぐうたら男の木野本郁男(香取慎吾)が最後にはなんと
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.0

DVD鑑賞です。

ついつい蜷川実花ワールド! と言いたくなってしまいますが、ちょっと変わってきている感じがします。

というより、俳優、特に宮沢りえさんと二階堂ふみさんによるものかも知れません。集中
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.0

DVD鑑賞。

気持ち悪い自己陶酔型の映画でした。

戦艦大和に山本五十六などという戦争映画には欠かせない要素を入れながらちょっと変わった切り口の映画でした。それに戦争(戦闘)シーンは冒頭の5分くらい
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デッドエンドの思い出(2018年製作の映画)

3.0

監督は韓国のチェ・ヒョンヨンさん、韓国と日本の合作です。

吉本ばななさんらしい、当事者にはとても大変なことなんだけれどもそれを第三者視点でさらりと書いている感じの物語と思われますが、実はそのさらりの
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黒四角(2012年製作の映画)

4.0

いい映画じゃないですか!

DVDのレンタル開始が2019年12月となっていましたので、最近の映画なのに記憶にないなあと思いながら借りましたら、2012年製作で日本での公開は2014年の映画でした。
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.0

DVD鑑賞です。不思議な映画だなあと思ってみていたんですが、実話ベースだったんですね!?

一年前に公開された映画で、その時期に予告編を見た印象では一兵卒が将校になりすましてのし上がっていき、最後には
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

3.0

ほとんどの映画館が休館に入りました。
しばらくはDVD鑑賞になりそうです。

大笑いしました(笑)。これはキャスティングの妙ですね。

基本の物語は町田くん(細田佳央太)と猪原さん(関水渚)の青春ラブ
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人間の時間(2018年製作の映画)

3.0

キム・ギドク監督らしい概念の単純化と輪廻という世界観、人生観の映画です。

「人間の時間」ではなく、「人間、空間、時間、そして人間」そのままの映画です。

初キム・ギドク監督の方はこの映画から入らない
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

2.0

まずもって、歴史ものに、悪いやつもいるし、いいやつもいるってのはダメですね。

人間関係が整理しきれていませんし、物語の流れもギクシャクしています。シナリオもジェニファー・ケント監督のものですので思い
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もみの家(2019年製作の映画)

3.0

ていねいに作られた映画ですね。

富山出身、在住(かな?)の坂本欣弘監督が富山を舞台に一年かけて撮ったということです。実際に富山の四季の移り変わりとともに物語は進みますし、有名な砺波の散居村の夕陽風景
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コロンバス(2017年製作の映画)

3.0

「モダニズム建築の街コロンバス」を背景に、二人の男女がそれぞれの人生におけるひとつの決断をくだすまでの姿が描かれていく映画です。

率直なところ、モダニズム建築と二人の物語がほとんど溶け込んでいないよ
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

3.0

2016年のカンヌある視点部門でグランプリを受賞したフィンランド映画です。その年は深田晃司監督の「淵に立つ」も出品され審査員賞を受賞しています。

モノクロです。16mmフィルムで撮られているそうです
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ダンサー そして私たちは踊った(2019年製作の映画)

3.0

レヴァン・アキン監督の精神的母国ジョージアへの強い思いとスウェーデン社会で育った価値観からの強いメッセージが詰まった映画です。

ただ映画的にはやや冗長で、なかなか焦点が定まりません。全体としていろん
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.0

三島の楽しそうな顔が印象的です。

緊張の裏返しの笑顔ということもあるのかとも思いますが、学生たちから投げつけられる批判をひとことひとこと丁寧に受け止めようとしている時の笑顔は本当に楽しそうです。
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光と血(2017年製作の映画)

-

DVD鑑賞です。

劇場で見ればまた違ったかもしれませんが、こうした脈絡のない不幸物語オンパレードをDVDで見てもつらいだけです。それにタイトルからしてもっとハードな内容かと思いましたがまったく逆の癒
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ソン・ランの響き(2018年製作の映画)

3.0

プロデューサーが「サイゴン・クチュール」と同じゴ・タイン・バンさんです。

とてもシンプルな物語であり、映像と俳優の存在感で余韻を感じさせる映画です。

全体的にセピアっぽい色彩ですし、逆光や夕陽の色
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.0

母親との関係を軸にしたほとんど個的(パーソナル)な映画です。

つくりとしては、29歳の青年ジョン・F・ドノヴァンと11歳の少年ルパートの物語を、10年後に、21歳に成長したルパート自身が語るというス
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ふたりの J・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏(2018年製作の映画)

3.0

クリステン・スチュワートファンとしてはまあいいかとは思いますが(笑)、映画としてはなんだかぼんやりしています。どこにも焦点が合っていない感じです。

この事件の何にフォーカスしてドラマにするかと考えれ
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

3.0

シリア内戦は、2011年に「アラブの春」がシリアに波及したことから始まったとされており、その時、ワアドさんはアレッポの大学の20歳の学生だったと言います。ワアドさんもそのひとりとして運動に加わり、その>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.0

ジュディ・ガーランドさんの亡くなる直前の半年くらいを描いた映画です。演じたレニー・ゼルウィガーさんが今年2020年のアカデミー主演女優賞を受賞しています。

歌は吹き替えではなく、すべてレニー・ゼルウ
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母を亡くした時、 僕は遺骨を食べたいと思った。(2018年製作の映画)

-

DVD月間に入っています。

すごいタイトルですね。母親とはいえ、そこまで執着できるというのはすごいといえばすごい!という映画です。

映画としては一本調子ですし、単調で、DVD鑑賞では持ちません。
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焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

-

DVD鑑賞です。
これは多分舞台で見たほうが面白いですね。俳優(たち)の熱で見せるドラマだと思います。やはり映画は軸となるドラマ(ドラマチックという意味ではない)で引っ張ってくれないとなかなか(DVD
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.0

見なくてはわからないリアリティとダイナミズム。

革命のダイナミズムとはこういうものかも知れない。
というのが、この映画を見てまず最初に思ったことです。戦争は突発的にでも起きますし、ある一人の意志で起
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巡礼の約束(2018年製作の映画)

3.0

チベット仏教の巡礼といえば「五体投地」です。「ラサへの歩き方 祈りの2400km」で知りました。無茶苦茶いい映画でした。もう一度見たいです。

これもそういう映画かなと思いましたがちょっと違っていまし
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

1.0

この映画を日本で上映する意味が何かありますかね?

「愛より強く」以降ほぼすべての映画を見ているファティ・アキン監督ですので見ましたが、ただ単にアルコール依存症のサイコパスの男の日常を見せているだけで
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.0

コメディタッチのダンス&音楽映画でありながら背景はシリアス。

序盤と終盤は音楽とダンスでテンポよく進めていますので飽きることなく見られるのですが中盤がもたつきます。もう少し中盤を整理して2時間弱にす
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