制作の現場が生々しくて、ホラーよりもそっちの方が面白い。
と、気を抜いてたらホラーに引き戻してくる。
現場がリアルであればあるほど、そこに広がる呪いのビデオの存在に現実味が帯びてくるというモキュメン>>続きを読む
当時の価値観が今とはかけ離れすぎていて物語と距離を置いて見ていた分、いつもよりも小津の画面作りの特徴が際立って見えた。
日常会話の中で、カメラ目線の人物アップが出てくるからびっくりする。
こういうシ>>続きを読む
西部の広大な景色が映る引きの画と汗臭いおじさん達の極端な寄りを交互に合わせながら長々と長時間かけて悪党3人の男臭い物語が描くその独特な映像リズムと、最後墓場に到着した時の疾走、そして背景に流れるエンニ>>続きを読む
今回は無機質で人工的な灰色の街に舞い降りたユロ氏。
カラーではあるけど、ワントーンで抑えられた画作りが白黒映画のようで良い。
60年代に無声の白黒コメディをトーキーのカラーで違和感なく再現するのは面>>続きを読む
やっぱり映画っていうメディアでミステリー語るのって向いてなくないか?
90年代後期の映像の質感がありながら、そこにカメラがあると思わせない距離感、自然なライティング。全てのショットが美しい。
日常的な行為(女性が階段の拭き掃除をしてる様子など)を丁寧に撮影するだけで映画>>続きを読む
ローマ史を知ってたからなんとなくは分かるけど、映画内でコモドゥスが皆んなにめっちゃ嫌われている理由がいまいち伝わってこなかったから可哀想だった。
てか、ホアキンの演技が神がかりすぎてる。それもあって、>>続きを読む
自分の嫌なところを映像化するのグロすぎ
最近のディズニーって共感性第一主義すぎてグロくなってる
のそっと現れる敵、ぬるっと撃ち合いが始まり唐突に訪れる死。
カタルシスを排除した渋すぎる良作ですわ
友人、恋人、人以外にもぺットやお気に入りのおもちゃとかぬいぐるみ。何に対しても当てはまるような普遍的な心の拠り所と時の流れの物語だった。
ラストいい。
イカれた変人によるイカれた話だったのに、最後は大切な初期衝動の部分に戻ってくるのが主人公の全てを表しているようで良かった。
園子温の作品群の中で最も園子温味が無かった。
私小説、パッション、「俺、園子温だ!」だけじゃないんだ。
なんちゃってB級グロ映画だと思ってたけど、脚本も演出もちゃんと考えられてて、園子温はもっとパワ>>続きを読む