部屋とYシャツとサオリ

部屋とYシャツとサオリ

お洒落な映画とは縁遠いぼんくら女です。

青い春(2001年製作の映画)

4.6

不良とは無縁の学生時代を過ごした自分でも感情が揺さぶられた映画でした。

大人になるまでの猶予期間でありながら、人生の分岐点に強制的に立たされる高校時代。夢を持つことを周囲の大人達に期待されるも、何者
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.0

戦争によって触覚以外のすべての感覚を失い、生きる肉塊となったジョー。
「戦争は我々に多様な価値をもたらす」という内容の台詞が劇中の回想シーンにありましたが、その戦争賛美の世間の風潮がいかに欺瞞であった
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グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

4.0

戦争そのものを描いているわけでも、明確に反戦を主題にしているわけでもないんだけど、だからこそ戦争がもたらした空虚感や、それに伴って生じた犠牲の重さをより一層強く感じた映画でした。

また、富める者に内
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.8

スコセッシ監督の作品はどれもこれも使用曲が最高なんだよ!
この作品もいきなり反則レベルの選曲で参ったよホント!

御法度(1999年製作の映画)

4.5

松田龍平の色っぽさたるや。
男の色気とも女の色気とも違う、性別を超越した色気。妖艶とはまさにこの役の為にある言葉だと思います!

美は人を狂わせるのね…。恐怖すら感じる程に美しい映画でした!

カジュアリティーズ(1989年製作の映画)

4.0

男同士の連帯を守るため、そして自身が「男」であることを証明するために、兵士たちが少女を暴行するシーンは目を背けたくなるほど残酷。
死と隣り合わせな状況での人間の横暴を描き、倫理を問うた傑作です!

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.8

白人至上主義へと傾倒する兄デレクと弟ダニーが主人公。

マチズモと右翼思想との強い結び付きを暗示する描写(鍛え上げられた裸体とハーケンクロイツの刺青を見せつけながらトレーニングするシーン)はかなり重要
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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

3.8

想像してた以上に面白かった!

ゾンビ達が人間らしさを取り戻す終盤のシーンが好き。
人間らしさや社会性の象徴として名前が効果的に使われており、「ただのRだ」という台詞が何重もの意味を帯びた非常に深みの
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.3

遺伝子操作という神の領域への侵犯が当たり前に行われる時代を舞台にしたSF。

操作により優秀な遺伝子を持つものは適正、そうでない者は不適正として今後歩んでいく人生が決められる。
この映画では遺伝子の優
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

4.1

アレックスの母の生涯、親子間で展開される虚構の世界、両親の夫婦関係が破綻した真相。これらと、東西ドイツ統一までの歴史を重ね合わせたり、対比させてみたりと幾通りもの視点で楽しめた映画。
見終わった後は感
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デトロイト・ロック・シティ(1999年製作の映画)

3.6

第三者から見たら馬鹿馬鹿しく思えるようなことでも、そこに自分なりの意味を見出だそうとする。それこそが青春なんですよね。
KISSのライブを観るために様々なトラブルに見舞われながらも、それを経たことで少
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.9

コスト削減の為、一から人材を育てずに、使い捨てできる人間を補充して次々と使い潰す会社って現実世界にも普通に存在してますよね。
そのような利益優先で合理性重視の社会を暗に批判しているのかな。
そういった
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スパイナル・タップ(1984年製作の映画)

3.8

初代ドラマーは庭いじり中に変死。2代目ドラマーは他人の吐瀉物を喉に詰まらせ窒息死。3代目ドラマーはパフォーマンス中、自然発火により緑色の粘液だけを残し消失。
度重なるメンバーの悲劇的な死を経てもなお活
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キャデラックレコード 〜音楽でアメリカを変えた人々の物語〜(2008年製作の映画)

3.9

チェスレコードを中心とした黒人音楽史、ひいては黒人差別撤廃の第一歩を描いた映画です。
白人から黒人への差別だけではなく、黒人の被差別意識からくる逆差別にも触れられており、差別構造の複雑性に関しても言及
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バンディッツ(1997年製作の映画)

3.7

女子刑務所に服役中の受刑者四人がバンドを結成。なんやかんやあって脱走に成功した彼女たちの逃避行と女の友情を描いた映画。

犯行に至るまでの経緯や生い立ちを掘り下げるようなシーンがあまりなかったため、ス
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ロックンロール・ハイスクール(1979年製作の映画)

2.0

演奏シーンは文句なしにカッコいいし、むしろこの為に観たようなものなので概ね満足です。
ファンの胸をざわつかせる彼らの味のある演技もそれはそれで趣がありますね。

バック・ビート(1993年製作の映画)

3.6

ビートルズ結成から成功を掴むまでの軌跡をスチュを中心に辿った映画。

ビートルズ関係なしに青春映画としても素晴らしい作品だと思う。

メッセージ(2016年製作の映画)

3.8

序盤から断片的にはさまれるシーンが何を意味しているのか。それが明らかになる終盤の展開に圧倒されました。

自分のその後の人生を見ることができるようになったが、その未来を変えることは出来ない。
そして、
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ワイルド・パーティー(1970年製作の映画)

1.0

エロスとバイオレンスと取って付けたようなメッセージ性。しょっぱすぎてクセになる!細川たかしが歌いだすレベルでしょっぱいわ!
序盤からラスト手前までずっとダレ気味な展開と、かなり力技なハッピーエンドもま
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地獄に堕ちた野郎ども(2015年製作の映画)

3.9

ダムドの魅力って、スクリーミングロードサッチのような演劇的ユーモア、型にはまらない創造性、政治とは距離を置き音楽としてのパンクを追究していたところなどにあると思うんですよね。
そんな彼らの魅力が堪能で
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

5.0

楽しい!!
その一言に尽きる映画でした!スタッフロールまで楽しかったもの!

この映画におけるノリと登場人物それぞれの関係性を分かりやすく且つ押し付けがましくなく説明してくれるオープニングが最高。
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

2.7

壮大なテーマを扱った映画なのに、私の教養の無さ故にやりすぎ都市伝説みてる時と同じノリで楽しんじゃってごめんなさい。

ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場(1986年製作の映画)

3.7

合理化された社会への批判が込められている映画だと思います。

非エリート部隊は優秀な部隊の盾として使い捨てれば良いという考えを持つパワーズ。そんな実戦経験の無いパワーズによって予定調和な演習が行われる
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

3.0

一仕事終えたらカラオケに行く元警官のおじさんが神のメタファーであるってことは理解できたんです。
で、その神の赦しというか裁きがこの映画の全体のテーマであるってことも分かったんです。
でも、宗教に関して
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ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

3.9

エンタメとしても十分に楽しめる映画でしたが、アメリカとメキシコが抱える社会問題が反映されています。

10年以上前から、武装した元警備員や退役軍人が自警団を結成し、国境地帯で不法入国者を確保する活動を
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.0

交際相手の手術費用を得るため、仲間と共に犯行に及んだ銀行強盗が主人公。

レールに乗ることができなかった人間に対しての世間の冷たさや、日陰の人生を歩む者への偏見が事件を通して描かれており、見応えのある
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

3.9

信頼さえあれば(偽りのだけどね)他人との絆は時に血縁をも越えるというか、猜疑心は血縁をも否定できるというか…。
血縁的な意味での家族と、マフィアとしてのファミリーの両方がテーマになってるのかな。
気軽
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ハート・オブ・ウーマン(2000年製作の映画)

2.8

女性蔑視な主人公がある事故をきっかけに女の心の声が聞こえるようになるって内容のラブストーリー。
女に囲まれて育った主人公のぺニス羨望と、女の気持ちが読めるようになった後に男としての自信が揺らぐという去
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.5

主人公マリーが上級生の美少女フロリアーヌに抱く恋心を中心に話は展開するんですが、私はフロリアーヌとアンヌの非対称性のほうに興味をひかれました。

美という資源を持つ者と持たざる者。性的な存在として男た
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禁じられた歌声(2014年製作の映画)

3.4

イスラム過激派によって占拠された街が舞台。過激派が強いる理不尽な戒律に苦しめられる住民たちの姿がリアルに描かれています。
過激派兵士たちが自身の倫理観と組織の掲げる信念との間で葛藤しているような場面が
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