部屋とYシャツとサオリ

部屋とYシャツとサオリ

映画と文学と音楽とプロレスが好きですが、語れるほどの知識も知性も教養もありません。

マンハッタン(1979年製作の映画)

3.5

社会的自立に目覚めた女に脅威を感じ、男としての自信に揺らぎを感じているアイザックという男が主人公。
その、アイザックにとって自分よりはるかに年下のトレイシーは、愛する女性ではなく、自身の身体性を得るた
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東京物語(1953年製作の映画)

4.5

家族の崩壊を描き、血族の愛情(とりわけ子から親への)の永遠性に疑問を投じた作品。
家族関係の希薄化という普遍的なテーマの映画なので、年代問わず、どんな人でも刺さるものがあると思います。

後妻業の女(2016年製作の映画)

3.0

原作はどす黒くて暗くて重い雰囲気且つ後味の悪い結末なのですが、対して映画は軽めのコメディでハッピーエンド。
それなりに笑えたし楽しめましたが、原作の論旨そのものをひっくり返すようなあのラストはちょっと
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ローズ家の戦争(1989年製作の映画)

3.3

2年前に鑑賞していたことも忘れて再鑑賞。
危険な情事とか氷の微笑のイメージのせいもあるかもだけど、マイケルダグラスは美女に振り回される役がとてもよく似合う。

ぼくのおじさん(2016年製作の映画)

3.4

おじさんの日常を描いた前半は凄く好き。
「なーい。なーい。何にもなーい。暇しかなーい」と姪っ子ちゃんにディスられた時のおじさんの怒り顔がたまらなく可愛い。

タンジェリン(2015年製作の映画)

3.7

全編iPhoneで撮影されたらしく、意識高い系の心をくすぐるお洒落映画かと思いきや、とても良い意味でお洒落とは対極なイカした映画!

社会の底辺で強く生きるトランスジェンダーの街娼の二人が主人公なんだ
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.0

凄まじく官能的なサスペンス映画。色んな意味でゾクゾクした。

不良番長(1968年製作の映画)

3.2

60~70年代の刑事ドラマの再放送を観て育ったので思い出補正もあるかもですが、この映画の後半の雰囲気はかなり好み。

オープニングの曲が和製ガレージサイケって感じで格好いい。歌詞の内容もなかなかぶっ飛
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ヴィオレット ある作家の肖像(2013年製作の映画)

3.8

社会が求める「理想の女」と、自身の女性性との乖離に生きづらさを感じる人には絶対に観てほしい。「女とは何か」を考えるための言葉を与えてくれる映画だと思います。

スノーデン(2016年製作の映画)

3.9

実話の筈なのにスケールが壮大すぎて全く現実味がわかず、序盤はまるで近未来SFを観てる感覚で普通に楽しんじゃったよ。

でも娯楽として楽しめたのも中盤迄。
日本国民への監視を行ったとか、その気になれば日
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

4.0

期待して観に行ったのですが、期待以上の満足度でした。
色々と感想を書きたいんだけど、迂闊に触れようもんなら、一番言ってはいけない部分をネタバレしそう。

地下室で殺されかける仲村トオルに何故かエロスを
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.7

あらすじだけを読むとありがちなほのぼの系かと思ってしまうけど、一人の人間の悲しくも美しい人生が繊細に描かれた素晴らしい作品だと思います。

おひとりさまの老後を覚悟している者にとってはなかなか身につま
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ナイン・ソウルズ(2003年製作の映画)

3.5

9人の脱獄囚の罪と贖いを描いた映画。

ほぼ凶悪犯なのですが全員サイコパスというわけではなく、逃亡中に犯した罪を後悔するような人間らしさがさりげなく描写されており、それだけに逃亡生活から一人また一人と
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めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)

3.5

人生を歩む過程で人は様々な選択を迫られるものだけど、その後の人生において必ず選択しなかった方の生き方に復讐されるんですよね。
精神的に少しずつ窒息させられるような映画なので他人には絶対にオススメはしな
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