hagyさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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25日・最初の日(1968年製作の映画)

4.0

内容はロシアの十月革命で、版画か水墨画のようなモノトーンに力強い赤で描いた喧騒に圧倒されるユーリーノルシュテインのアニメーション
興味ある人はエイゼンシュテインの『十月』もあわせて観るのがおすすめ☝️

リトアニアへの旅の追憶(1972年製作の映画)

4.5

ホームビデオのようで、眩しい太陽光が古い記憶を呼び覚ます郷愁万歳ホームシック映画です
なんとも言い難いジョナスメカスの美しい映画
もう一回観たいよ、

海の沈黙(1947年製作の映画)

3.5

反戦映画
人間同士の対話から、国と国との関係性を炙るのが面白い
ジャケットの表情が映画内でも印象的でまさに瞳が見所です
主題に対してこの尺、あっさりながらも堪能できますよ
私は好き

基本ピーチクパー
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灼熱/灼熱の太陽(2015年製作の映画)

3.0

私の好きな映画『アンダーグラウンド』でも取り扱われているユーゴ内戦が題材
1991年にユーゴスラビア連邦から、スロヴェニアとクロアチアが独立することで始まるのがこの戦争
同じ役者が異なる時代のカップル
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ディオールと私(2014年製作の映画)

3.0

世界のディオール
そのデザイナーを担ったラフシモンズの1回目のコレクションに焦点を当てたドキュメンタリー
ディオールの内部、特にお針子さんたちの仕事様子が見られるので服好きには大変至福

布が立体にな
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エリザのために(2016年製作の映画)

3.5

ルーマニアのクリスティアン ムンジウ監督
寂れて薄暗い街に住む親子のドラマです

娘エリザの幸せを心底想う医者の父親が主人公
絶望的なこの街では、安全も明るい未来も約束できません
大切な一人娘の将来を
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父の祈りを(1993年製作の映画)

3.5

ジャケットの古臭い感じと、題名の陰気臭さから、敬遠される方いるかもしれないけど、良作に思います
実際にイギリスで起きた冤罪事件に基づくヒューマンドラマ

主演の役者魂に圧倒されて私の涙腺緩みましたよ笑
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

遺伝子差別のある未来
そこでは一般的に、この世に生を受ける前、“優良な人間”となるための操作を行う
そんな中、通常出産によって誕生した主人公
宇宙飛行士が将来の夢
現実は清掃員
彼は、選ぶ


いかな
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送られなかった手紙(1959年製作の映画)

3.0

広大な土地を有する資源大国ロシア
永久氷土のシベリアからモスクワを憶う地理学者ども
祖国発展のためにダイヤモンドを!
ここ掘れワンワン三角関係発生しながらもえっちらおっちら採掘します
がなんとも原始的
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鶴は翔んでゆく/戦争と貞操(1957年製作の映画)

3.0

パルムドール受賞のミニマムな王道反戦映画
ベロニカが走るシーンはどこもいいし、
白い服をまとい、隣の人に花を手渡しながら歩む彼女は天使のよう
最大の見どころをラストに持ってくるのはロシアっぽいかんじ

私はモスクワを歩く(1964年製作の映画)

3.0

歩くというよかスキップなんなら疾走して気持ちい夜風にふかれてフラフラしてたら終わった『コーヒーをめぐる冒険』みたいな映画
青年どももっと勝手にやってくれ
ついでに雑巾も踊れ

四季(1969年製作の映画)

3.5

何度も瞬きを忘れる幻想的な銀世界
ユーリーノルシュテイン🎠❄️

ビーズゲーム(1977年製作の映画)

3.5

騙されたと思って見てみてほしい笑
右→の鳥人間は関係ないですよ

丸いビーズから、食物連鎖や繰り返す歴史、輪廻転生までを連想させる、すごすぎ、、

年をとった鰐(2005年製作の映画)

3.5

たった13分のアニメーションではありますが、しばらく私の頭から離れそうにないです
人間社会に存在する多様な見方の例として上手く表現されているかと、、
食べるだけでなく、献身も感謝も祈りもどれをとっても
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

2.5

リュックベッソンさん、一貫して性癖披露してて苦笑なんですが、
この映画の拍手ポイントは衣装です
ミラの引き締まった体に白が映えますし、乗組員の卑猥な衣装もラインがとても美しいです
デザイナーはジャンポ
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モスクワは涙を信じない(1979年製作の映画)

3.5

衣装めちゃ可愛い仲良し3人女子の恋愛ドラマ、と思って見始めました
どっこい当時のモスクワ女子の立場や生活への考え方、都市と田舎の比較とか、人生に対するそれぞれの気持ちが垣間見れて興味深かったです
58
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オリヴィエ オリヴィエ(1992年製作の映画)

3.5

豊穣の麦畑に埋もれる人間のさが
麦を見下ろす頃合いに、私たちはそれを覚ります

無邪気に戯れる姉と弟、その両親という田舎の4人家族を、弟の失踪ミステリーを通じて描かれた作品です
弟を溺愛する母親、家族
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おす(1962年製作の映画)

3.5

いやぁすごい
映像だからなせるアイディアその一つ一つを追いかけるのがいつも楽しい☺︎
アニメーションの可能性を教えてくれる手塚治虫👏

クリスマスの夢(1945年製作の映画)

3.5

何でもできるんねすごい
少女の夢が舞う一夜🧚🏻‍♀️💫
10分

プロコウク氏 家作りの巻(1947年製作の映画)

3.5

チェコのカレルゼマン監督
人形アニメーションすごいよ☺︎
ユーモアと想像力の塊
7分

アタラント号(1934年製作の映画)

4.0

陽気な船乗りにこにゃんこ
こんなん好きに決まってら☺︎
結婚とは同じ船に乗り込むようなものなのかしらん
船という密室でも暑苦しくなく多幸感漂うこれは確かに名作ですね👏

悪魔(1972年製作の映画)

3.5

『ポゼッション』で有名なポーランドのズラウスキ監督🇵🇱

どうしてか教えて欲しいくらいに画面がすごい
ペドロコスタ監督のような、陰影際立つツヤの映像がかっこいいです
その荘厳な画面を相殺するほどのぐる
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

-

........................笑
なんだこの溢れるB級感
仮面ライダーの怪獣そっくりじゃん
音楽いけいけなんだけどな.......
なんやろなこれは.......
苦笑いとドン引きが
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ニキータ(1990年製作の映画)

3.0

レオンもそうだけど、あのヒロイン像に泣かせる音楽はズルいよね

(1963年製作の映画)

3.0

はじめてのヒッチコック監督
抜群な色彩感覚の気品あるパステル画面に、程よく緊張感あるサスペンスが乗っかって、話の進みが心地よいです
とんでもない鳥パニックにどきどきして、さらに驚きを重ねていたら終わり
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

ミニチュアペットほしくなるキチガイ主人公に、廃墟や刑務所、病院といった非現実的なロケーション、言わずもがな興奮させる音楽その他諸々を土台に最悪な夢を魅せるその矛盾、人間の感性を超越して洗脳させ始める巧>>続きを読む

月世界旅行(1902年製作の映画)

3.5

芸術性に富んだハイレベルなお遊戯会に挑んだ大人の夢😌
人間が入り込んだ絵本が動いてるようで、だんだんみんなミニチュアに見えて可愛くなってくるhaha
色付け版観たんですが、楽しい色彩感覚にうきうきしま
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.5

毎度心の中で拍手喝采です
見事な色彩感覚と、あの寛容さが心地いいからです
さらに言えば、お礼の言葉やごめんなさいが出てこないのが特に好きポイントです

今作品ももれなく湯船に浸かっているような感覚にな
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僕の村は戦場だった(1962年製作の映画)

4.0

ロケーション勝ちな白樺の森に湿地帯での戦争
未来を摘み取みとるのは、罪だと、
想像力は、人だけが持つ貴重なものだと、
水面に吸い込まれながら、そんなことを考えました

タルコフスキー終わり、
ありがと
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.5

スーパー毒親に躾けられた犬の行く末を傍観して面白がる私たちもまた想像力を廃した映画の犬かもしれないという皮肉、、😅

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

3.5

ナレーションの安心感に包まれながら、異世界の想像力に触れる喜び
すき🦊🐰

ミッション(1986年製作の映画)

3.5

ロバートデニーロ主演、スペイン人イエズス会宣教師達が南米先住民への布教に苦悩しあれやこれやある実話が元のパルムドール受賞作品

ジャングルの鮮やかで力強い色彩を、太陽光が美しく魅せますし、滝は迫力満点
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

触る手
食べる口
歩く足
彼女には自分の何もかもが憎くて

性欲を伴う人間
人を見殺しにできる人間
大切な人を平気で傷つけられる人間
そうしてまた新たに人間を生み出す人間
そんな人間を造り出した神が憎
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ショック集団(1963年製作の映画)

3.5

精神病院に潜り込んだ記者が主人公の作品
病棟の廊下で永遠に漂っている彼らは、狂った亡霊か正常な人間かもはやわからなくなってきます
人は如何に自身の精神を保つんですかね
内面を探るサミュエルフラーは題材
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極北の怪異/極北のナヌーク(1922年製作の映画)

3.5

『アラン』の監督フラハティによる、イヌイットのドキュメンタリー作品
自然の一部として生きる人間の姿がたくましく、それ自体が神聖なものに見えてきます
希少価値高い映像なんじゃないかな
興味深かった👏