あさんの映画レビュー・感想・評価

あ

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

映画としての完成度が高い。過不足ない映像のつながりになっていて本当に心地よい。全然いやらしいところがない。中学生がドキュメンタリー撮ってるとか、プラネタリウムが物語のクライマックスになっていくとか、少>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

久しぶりに怖くて泣いた。全く他人事とか昔の出来事だとかに見えなくて本当に怖いし死にたくなるくらい絶望した。あんまり考えると絶望するからあまり考えない方がいいかも。組織というもの自体への不信感がさらに増>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

つまらないという気持ちもわかるなあと思いながら見てた。メッセージが明確に示されないからどう見ていいかわからないシーンが続く感じ。主人公の意思もよくわからないし。私はただの鳥ギャグだと思って見てたので笑>>続きを読む

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.5

ゼメキスの中では一番気に入った。それでもてんこ盛りすぎて余計に感じる展開もあったけど…
無人島のシーンがかなり面白いので好き。冒頭のシーンとかもカットの積み重ねで意味がわかるということを感じられて映画
>>続きを読む

神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.0

渋くてよかった。見てるだけで痛い過酷なシーンもあった。ちょっとどっちのおじさんかわからなくなった。

愛しきソナ(2009年製作の映画)

4.0

ソナがお父さんと手を繋いで登校する姿を幼い頃の兄と引き離された自分と重ね合わせ、ソナがいてよかったと思うシーンが印象に残った。
兄と姪と自分の関係、日本で育った自分と北朝鮮で育った姪との対比など。ファ
>>続きを読む

Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン(2005年製作の映画)

4.5

やっと見れた。複雑な構成の中で明るい家庭があればどんな状況でも生きていけそうという印象が最終的に残った。
北朝鮮の演劇のシーンなどは撮影者がきついと思っているからか見ているとしんどくなった。

掘る女 縄文人の落とし物(2022年製作の映画)

4.5

ひとつひとつのエピソードがよく取材されているので映画というよりはテレビシリーズでがっつり見たかった。
掘り上げる瞬間があるということは物を残して立ち去る瞬間があったはずということが気になり出した。

日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

もっと茶室でのシーンが見たいと思ったけど人生のいろんな側面によりそうあり方を見せたいのだろうというのはわかるので納得はした。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

確かにカオスなんだけど、常に愛に溢れていてよく分からなくても安心して見れた。その感じはあまり見たことなかったかも。マルチタスクで周りの人が頼りなかったら気を失いたくなる気持ちわかる。アルファウェイモン>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

5.0

目の前で起こることを記録する・その時間を編集する映画の中の映画。滋味深い料理を食べたような後味の良さ。とても美味しいけどさっぱりしてる。やっぱりフィルムとデジタルじゃ何か違う。あまり邪念が浮かんでこな>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

5.0

溥儀って名前は知ってるのに生涯全然知らないじゃんってまず思った。「纒足」「宦官」といったワードが現実になって迫ってくるのが面白かった。前半は溥儀自身が子供だったり外から来たジョンストンがいたりよくわか>>続きを読む

ウォール街(1987年製作の映画)

4.0

たくさん見たわけじゃないけどオリヴァーストーンの中で一番よかった。チャーリーシーンとマーティンシーンの親子共演が微笑ましい。ゲッコーさん怖いけどお金のやりとりだけで命は大丈夫なのは安心感があった。時代>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

良い方に普通のアニメに見えた。廃墟探しとかハッシュタグで情報を得るとかグーグルマップ見たらどこへでもいける感じとかドライブで懐メロかけるとか猫見かけたらとりあえず写真撮るとか馴染みがありすぎる。主人公>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.5

大人のためのおとぎ話という感じでありえない展開も現実的なところもどっちに転んでも見やすかった。単純なラッキーは無くてむしろ短絡的に望んだことは叶わないが望むことでしか引き寄せられないという法則に貫かれ>>続きを読む

ワルキューレ(2008年製作の映画)

3.0

冒頭ドイツ語からわからない感じで英語に切り替わる演出が謎だったり、トムクルーズがドイツの軍人には見えなかったりしたけど、最後の方はトムクルーズの配役がなんとなくわかった。強いて言えばクラウス・フォン・>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

5.0

さかなくんがショ!?って言うところが一番笑った。キャスティングがよかった。久しぶりに良質な邦画見て癒された。

地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.5

戦争のロードムービーみたいな感じで見やすい。川の上流にいくにつれて狂っていくというのがシンプルでよい。そして最後は消化不良になるところもミステリアスで良い。唯一無二。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

ささやかであまり強く印象に残ったところはなかったけど、ひとりで週末の夜に家で見るのにはなかなかよかった。ローラ・ダーンとメリル・ストリープ好き。

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.0

音響効果の人が出てくるところ面白いなと思ったけど、3分の1は意識なくて、ある時も前の人の頭が妙に気になって集中できたとは言いがたい。

スープとイデオロギー(2021年製作の映画)

5.0

オモニの様子を見て認知症も悪いばかりじゃないかもしれないと思えた。丁寧にヤンヨンヒさんにしかできないことをしていて素晴らしい作品だと思った。ディアピョンヤンまだなので見たい。

犬王(2021年製作の映画)

4.5

面白いしタイムリーな題材。橋の上の出会いのシーンが大好きでもう一回出てきて嬉しかった。型を身につけることで大衆に受け入れられる表現になることとか。気になったのはライブが実写みたいに画角が固定なところ、>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

5.0

誰のことも悪者にしないことで社会の問題として描く力量にいつもながら感服した。電車で見切れて入ってきた子供とバトンタッチしてから子供目線のカメラになるのよかった。ペドゥナに釘付け。音楽も素敵。

パリ13区(2021年製作の映画)

4.0

エミリー日本人が好きそうな顔だな可愛いなと思いながら見た。飽きずに見れたけど、エミリーがそんなにカミーユのこと好きなようには見えなかった。

レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

実話ということにびっくりというのもあるし、再現度が高すぎて映画であることにもびっくり。

アネット(2021年製作の映画)

5.0

オープニング・エンディングが嬉しかったり、バイク2人乗りのシーンはオペラ座の怪人を思い出したり、ミュージカル×カラックスにかなりテンションがあがった。スパークスは初めて知ったけど音楽も良かった。終始意>>続きを読む

ポーラX(1999年製作の映画)

4.0

理性的にみると前半は普通すぎるし後半は意味不明すぎる。間の森のシーンは結構良い。最終的な破滅はそうだカラックスだったと思った。読後感は悪くないというか、よくわからないながら没頭できる映画だった。

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

5.0

アダムドライバーのスキーシーン撮ってくれてありがとう。できるだけフラットに見せようとしていた気がする。少なくとも、パトリツィアはただの俗っぽい悪者には思えなかった。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

3作の中で一番好きかもしれない。イングロリアスバスターズ的な、史実とか実在の人物を絡めると脳のある一部分が刺激されて良いのかも。ラスプーチンが最高。普通親が死んで子が燃える展開になりそうなところ、子が>>続きを読む

マクベス(2021年製作の映画)

4.0

圧が強すぎてシャットダウンしてしまった。(途中寝た)言葉に行動が宿りすぎてる。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.5

高校生くらいの時に見てたらめっちゃ好きになってたかも。初めの夜に60年代に迷い込んだ時のワクワク感たるや。エリーも私も60年代にロンドンにいたら歌手を目指していたのかもと思わせられる。スターを目指して>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

3.5

シュールな笑いのロトスコ。飽きはしなかったけどそんなに良いとは思えなかった。話が普通。

偶然と想像(2021年製作の映画)

5.0

会話劇好き。エロい会話して生きていきたい。2話目が特に好き。渋川さんのめちゃ実在しそうな大学教授の感じがすごかった。3話目は笑えるのがすごい。日常で発生するちょっとした演技が気になる。何かになって演じ>>続きを読む

パリのランデブー(1994年製作の映画)

4.5

ビフォアサンライズの元ネタ。会話が面白い映画好きだなと再確認した。2話目が特に良い。いろんなところ散歩するデートしたい。

>|