「急に具合が悪くなる」
惹かれ合う個人の物語が資本主義社会で失われつつある人間の尊厳をやさしく照らし出す。
あなたのことをもっと知りたい。触れたい。見ているよ。
その切なる愛情を、だれもが他者に持てた>>続きを読む
曖昧な記憶の中で生きる心地良さと違和感。
恋愛と結婚、その生々しい痛みと喜びを繊細に描く。
表情をうつすと見せる絶妙な切りの美しさ。
ギターの音色と生まれての言葉の先に、
自ら選んだ未来が光って見えた>>続きを読む
指導停止となった自身のコーチについて沈黙を貫くテニスプレイヤーのジュリー。淡々としながらも確実に変化する彼女の感情を静かに繊細に捉える秀逸な作品。エンドロールの最後まで観て、若きプレイヤーの未来に思い>>続きを読む
「ラストタンゴ・イン・パリ」で過激な性描写によってトラウマを負った俳優の苦悩を描く。彼女の無力感を思うと胸が痛い。何よりも恐ろしかったのは撮影現場にいた男女全てが平然と目線を注ぎ続けていたこと。芸術作>>続きを読む
「入国審査」移住のためにNYへ向かうカップルが窮地に追い詰められる。
決定打となるダメ出しかつ皮肉のようなあのラストに打ちのめされた。空港という自分の存在の証明や許可が人によって下される特殊な空間の心>>続きを読む
理不尽な暴力や圧力への女の反抗を、映画らしく清々しく見せつける。冒頭からエンドロールまで音楽も良くて、"その後"を見たくなる不思議な魅力…!
少しグロめな描写はあるものの、中毒性が高いのは根底がロマ>>続きを読む
こじらせの頂点にして、愛おしさの極み。
孤独で味気ない生活の繰り返しを淡々と続けていた男性マルティネスが、
周りの人々に救われ、彼らを傷つけながらも自身の歓びを模索する物語。
人は誰かと寄り添ってい>>続きを読む
映画「ベルファスト」が記憶に新しい北アイルランドの分断の町ベルファストで哲学を通して子供の心の豊かさを育む校長先生のドキュメンタリー映画。
若者の自殺数が昨年過去最多になった日本も決して他人事ではない>>続きを読む
インドの片田舎で夢を持つことすらできない少年少女が、
スケボーを通して自由と喜びを知る物語。
カースト制や男尊女卑といった社会問題を描きながら、子どもたちの生き生きした表情に釘付けになります。
無>>続きを読む
先の読めない展開や、演出、演技の素晴らしさ、そして由宇子にとっての正義、信念が揺らいでいく様を巧みに描き切った秀作です。
メディア業界の実情を描くと共に、情報を受け取る側の責任についても問題提起する>>続きを読む
真相が明らかになるまでのじわじわとした展開や、ミスリードが巧み。
町の全員が秘密を抱えすぎ問題…。
観終わった後、「ウインドリバー」に近い絶望があり、見応えがありました。
主役のエリック・バナの好演も>>続きを読む
畳み掛ける展開に凄まじい焦燥感…。ものすんごい見応えでした。
証明の問題を解くように淡々と正しいことを積み重ねれば良かったはずなのに。いや、そもそも正しさとは何なのか?
大人は悪意や不誠実な行いから子>>続きを読む
治安・秩序が乱れたパリ郊外の街を描いた衝撃作「レ・ミゼラブル」のラジ・リ監督による最新作「バティモン5 望まれざる者」今回もフランスの闇、現実をリアルに描き出す力作となっていました。
華々しいパリの>>続きを読む
ついに明後日4/19「#異人たち」公開!
昨年の東京国際映画祭で観て、素晴らしすぎて…🥹
余韻を数日引きずった作品です。
「寂しい」と言えないほど、すり減っていた主人公アダム。彼に訪れた死んだはずの>>続きを読む
試写鑑賞✿「ロスバンド」がとっても素敵な青春映画だったので、クリスティアン・ロー監督の新作は楽しみにしていましたが、期待通りのやさしい世界観に癒されました☺️✨
大好きな叔父のトミーに恋人ができて、>>続きを読む
前作に続き、すごい世界観…。
圧巻の映像と音響に浸りながら、現実とは全く無関係の話としてある意味気楽に観られる。これぞ大作映画を楽しんでる!という感覚。
長尺ではあるけど、後半は気持ち良いほどさくさく>>続きを読む
すごく良かった…
胸が締めつけられる部分が多く、気まずさの中にぬくもりがあるような不思議な居心地。
過去と現在の自分を見つめ、向き合いながらまぎれもない自分として歩みだす。切なくも前向きな鑑賞後の余韻>>続きを読む
頭が心地よく疲れる、猛烈に好みの作品でした…!これはぜひ観てほしい!
法廷ミステリーであり、夫婦の真実の物語であり、人間の思考回路の狡さを解き明かすような鋭い作品。
雪山の山荘で、夫が転落死する。殺>>続きを読む
姉妹のように。恋人のように。互いを求める想いは、きっとふたりにしか分からない。
友人関係はライフスタイルや環境によって変化するものだし、大人になるにつれて価値観はどうしたって変わる。
それでも揺るぎ>>続きを読む
ずっと不穏。いや、不安でした。
比喩やオマージュのようなものもありながら、着地と意図が分かりづらくて。その点でいうと、ミッドサマーよりよっぽど怖かった…。
ホアキン・フェニックス演じるボーが、実家に>>続きを読む
とてもとても良かった…。観終わったあと、じーんとして、余韻ですぐ立てないような感覚になった。
喪失や不遇、生きづらさの存在をアクシデントとしてではなく、それと共に生きる人生として描く。
そして、人と>>続きを読む
哀れで愚かな人間讃歌。
固定概念や偏見なしにこの世を見たらどうなるか?信じるべきものは?
強烈な男性批判やフェミニズムの叫びもありつつ、性や欲求について男女を並列にして語る。
おとぎ話の世界を覗き>>続きを読む
素晴らしかった…!これはおすすめ…🥲✨
英題は「The Quiet Girl」の通り、主人公の9歳の少女コットは口数が少ない。大家族の中で愛を知らずに育ったコットは、一夏を親戚夫婦の
ショーンとアイリ>>続きを読む
原作好きですが、こんな素敵な映画化とは!忠実でありつつ、キャラの肉付やオフビートな笑いを成立させるための音楽の使い方、笑いの絶妙なテンポとさりげない振り。
映画愛もふんだんに詰まっていて、素晴らしい!>>続きを読む
人生、俗世のままならなさと、そのなかで灯る人と人のぬくもりや希望を描く。
現代ながら懐かしさを感じる音楽や色調。
ただ待つことをやめた彼女の凛とした姿が素敵だった。
アキ監督の愛犬ちゃん名演技…カワイ>>続きを読む
主人公の精神的不安定さありきの陰鬱としたドラマの面白さだけど、そこに引っ張られすぎない展開の意外性も良し。
普通にワッ!てなった。。
欧米は悪魔祓いで、降霊って日本的な雰囲気があると思っていて、決して>>続きを読む
最高に大好きなロードムービーでした。
すっごい凹んでとんでもなくF◯CKな気分の時に、
自分のために「みんな死ねばいい」って言ってくれる存在が、どれだけ救いになるか。
無愛想だけど実は親切な人がい>>続きを読む
ワーナー・ブラザース映画から招待いただき、12/8公開『ウォンカとチョコレート工場のはじまり 』の試写会に行ってきました🍫
ティモシー・シャラメとヒュー・グラント、ポール・キング監督とプロデューサーの>>続きを読む
「グリーフケアの時代に」試写鑑賞しました。
グリーフ(悲嘆)ケアを行う団体や研究者、ケアを受ける人々のドキュメンタリー。
死別、財産の喪失、ペットロス、暴力による尊厳の喪失によって深く傷ついた人々>>続きを読む
名優ロビン・ウィリアムズのドキュメンタリー映画。
彼のコメディアンとしての非凡さ、キャリアの中で直面した依存症、人に尽くす精神の深さ。いかに彼がユーモア溢れ、人を笑わせることを生きがいにしていたのかを>>続きを読む
ほんっとうに、素晴らしかった…!!
生きていく上で、大切なものって何なのか突きつめる。
命があるだけで十分とかいうけれど、人間はそんなにシンプルに生きられないし、何かを手に入れるとその先を欲しがる生>>続きを読む
東京国際映画祭2023にて。
中絶が禁じられていた時代のポルトガルを舞台に、女として生きることの苦しみと喜び、そして力強く生きる姿が、生々しく描かれた一作でした。
自身も10代で自ら中絶を行ったマリア>>続きを読む
東京国際映画祭2023にて鑑賞。
リストラに揺れる1990年代の中国東北部の工場で起きた衝撃事件を題材に、体制的な変化の中で苦闘する人々を描く。大きく驚くべき監督デビュー作。(東京国際映画祭ホームペー>>続きを読む
本作発表後、監督はイラン当局によって収監されたー。
検閲がきびしいイランでは反政府的内容とみなされた映画は上映禁止になり、関係者が逮捕されることがしばしば起こる…。
本作の監督ジャファル・パナヒも、2>>続きを読む
MARVEL版ガールズスリープオーバー(お泊まり会)みたいなノリが可愛い!「マーベルズ」初日鑑賞🚀
神レベルの強さを誇るキャプテンマーベルは対敵もそうだし、味方との共闘が力の差のせいで難しい。サノス>>続きを読む
主人公の殺し屋の、仕事の流儀がモノローグとして延々と続く。ひとつのミスをきっかけに、貫いてきた信条から外れていってしまう男。
体に染み付いた技と裏腹に、見えはじめる隙と情を抱えながら、危機に直面してい>>続きを読む