aymmさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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Zolaゾラ(2021年製作の映画)

3.9

こんなにハードな内容とは…。
ポップでアーティスティックな演出からか、なぜかそんなに重苦しさを感じさせない。
効果音にスマホやSNS操作音が使われているのが新鮮。テイラー・ペイジのスタイルが桁違いだっ
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レールズ&タイズ(2007年製作の映画)

4.6

"時は戻せない。でも愛は消えない"
愛する者の喪失と、人生の再生の物語。

悲しいお話なのは確かです。
病に蝕まれる恐怖。愛する人を失った絶望。
愛する人を見送る悲しみ。
それぞれが向き合う喪失感。
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ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

「ロッキーvs.ドラゴ ROCKY Ⅳ」観ました🥊💥🥹
1985年の「ロッキー4炎の友情」をシルベスター・スタローン自ら再編集した本作。オリジナルとは、全然別物…!

元々91分のオリジナル版を、42
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.4

エンドロールの間、ひたすらこの映画について考える。
ネットを遮断し、他の情報を入れないことこそが、
"この映画"の楽しみ方なのでは。
とじわじわと噛み締めました…☺️

前情報が無ければないだけいいよ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.2

9/23公開の「LAMB/ラム」試写鑑賞しました。
静けさの中、言葉ではなく生き物たちの息づかいと目線が、全てを物語る…。人間の愛、欲、孤独。
衝撃の展開に唖然とし、鑑賞後じわじわと考えてしまう。不思
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.6


初日鑑賞。めちゃくちゃ良かったです…。
女として生きるなかで感じる憤り、痛み、喜び、そして幸せについて。。

女性に関わる社会問題から、ごく私的な悩みまで…絶妙なジョークも交えて爽やかに描いた秀作。
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特捜部Q 知りすぎたマルコ(2021年製作の映画)

3.2

特捜部Qシリーズ大好きなだけに、残念なんだけど、最新作…微妙でした😭
結末は予想できたし、事件そのものの悪質さや非情さが伝わりづらい。物語の山場が見つからず、スリル不足。
キャスト変えたのは仕方ないと
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ホワイト・ドッグ(1981年製作の映画)

4.6

黒人を襲うように調教されたホワイトドッグ。更生させようと粘り強く訓練したのは黒人の調教士。

差別は教えられて育つ…人種差別問題を描いた傑作。
人を襲う犬はホラー映画ばりに怖いが犬の最後の表情が切なさ
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

4.2

弁護士に逆恨みした変質者による復讐劇。
変態で異常な犯罪者役なのにカッコ良さというか圧倒的魅力が溢れてるデニーロ。
いやどう考えても悪い奴なんだけど…

ボート上のシーンの緊張感は絶望的な展開と狂気に
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

4.0

移民政策によって、苦渋の決断を迫られる家族の姿を描く。

多少の強引さや荒削りな部分はあれど、
父娘の互いへの想いに胸が締め付けられる。

家族を選ぶという決意の重みと尊さ。

フィルムのざらついた質
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13人の命(2022年製作の映画)

4.3

Amazonプライム8/5配信 #13人の命 観ました。
ロン・ハワード監督が、
2018年にタイで実際に起きた救出劇を描く。
冠水した洞窟から13人の子供たちを救うために、
編成されたダイバーチーム
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

4.1

ハンターであるプレデターのキャラクターを活かしたブレのないストーリーに、成長していく主人公の魅力。
知恵と工夫で闘うスタイルも観ていて楽しくて、賢くて可愛い犬🐕まで!見応え十分でした。

あくまで戦士
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

地獄の、いや、至極のホラー体験。

ドキュメンタリー調で見せるリアル感。
お決まりだけど怖すぎる暗所カメラ映像。
憑依してるようにしか見えない演技。
地鳴りのような音響効果。
全てが揃いに揃って不気味
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白いトリュフの宿る森(2020年製作の映画)

4.4

北イタリアで、犬と共にトリュフ採取をするお爺さんたち。

彼らにとって生活、人生の一部にトリュフ採りがあって、
当然、犬がそばに居る。
彼らの暮らしを何気なく追っているようで、
迫る危険や伝統を守るこ
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.3

「ラブ&サンダー」ってそういうことか…⚡️!
愛が世界を救うなんてそんな安易な…という考えを爽快に吹き飛ばしてくれる。
今後の時代を担う子らへの、愛とエールを感じました☺️❤️⚡️
この辺はワイティテ
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.5

センスと遊び心の塊。
70年代のアメリカを経験してないのに懐かしい感覚。
ここが2022年の新宿じゃないような妙なトリップ感。
「映画を観ている」楽しさが込み上げてくる。

拗らせても恋。素晴らしかっ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.7

「今」の全てが詰まってた。
家族、恋人、出産。
縛られたくなくて、でも自分が分からなくなって。
決めつけられるのは耐えられない。

世の中に対するクソくらえな思いと、愛おしい瞬間の繰り返し。
それでも
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.3

とある問いかけの台詞に対して答えが出せなかった。明確に持ってたはずなのに…

命に対して。親子とは。
様々な考えや形があるはずだと改めて思い知らされる。
広く優しい視点を持った映画でした。

「万引き
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三姉妹(2020年製作の映画)

4.6

姉妹って。家族って。離れてても、望んでなくても、どうしようも無く、繋がるもの。

いや、もう見事でした。。
心あったまる…と単純には言えないけれど、
帰り道、めったにしない電話を姉にしました☎︎😌
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.4

思春期の自信の無さや劣等感が、痛いほど伝わってくる。
大好きなものを大好きだと言うことは、
自分はこんな人だと公言しているようなものだから…。


共通の喜びは、歳の差に境界線を作らないというのは当た
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.7

「生きること」について改めて問われる。いつか自分にも訪れる老後をどう迎えるのかと。

舞台は、75歳以上に死の選択権を与えられた近未来。
一人暮らしのミチ(倍賞千恵子)は自身の余生について決断を迫られ
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.6

これがただ1人の物語にとどまらず、
世界で起きている現実なのだと、改めて心に刻みつけられました。

本作は、アフガニスタンから脱出した青年アミンの過酷な半生を描いた、ドキュメンタリー映画です。

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母へ捧げる僕たちのアリア(2021年製作の映画)

4.1

個性バラバラな3人の兄、不安定な生活の中で歌に喜びを見つける少年。彼らの人間味がとにかく良い!
南仏の田舎町から出て行きたい漠然とした気持ちが未来への希望へと変わる清々しい物語。
歌の才能というよりは
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.5

す、凄いものを観た…。
圧倒的リアリティ。ここまできたか。
心に痛手を負いたての人には観て欲しくないくらい、
かなり胸にきます…でも観てほしい。🥺

藤原季節、木竜麻生はじめ俳優陣全員素晴らしいのと、
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.4

こちら、本当に面白かった…!😳

「ヒメアノ〜ル」「空白」の吉田恵輔監督作品ということで。
またもや、やられました…😳
人間の黒〜い感情を、しっかり痛ーく描いています😇
ただそこに、先の読めないエンタ
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我々の父親(2022年製作の映画)

4.1

不妊治療の専門医が患者に無断で自分の精子を使って治療を行った事件を追ったドキュメンタリー映画です。

これが事実なのか…。法律の意味とは?倫理観とは?
吐き気がするほどの不快感とやり切れなさでいっぱい
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ベスト・フレンズ・ウェディング(1997年製作の映画)

4.1

結婚目前の元恋人を略奪しようと
奔走する女性の姿を描いたラブコメディ🎬

略奪っていう、打算的でちょっとズルい行動が
ちゃんと笑いになるこの映画力って凄い…。

全部ひっくるめてハッピーに笑えて、
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.6

愛されること、愛することのもつパワーは凄まじい。
歪でも異端でもそれは救いになる。

理解不能なようで実はシンプルな本質を鮮やかに描く。
サイコパスで暴力的な前半からまさかの展開。
不思議な快感と愛し
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.6

迫力と斬新さが光る映像表現。サム・ライミ監督ならではのホラー感。
そして、ストレンジ、ワンダのキャラクターの更なる深掘り。
それぞれがしっかりと凝縮されて、かつ、エンタメとして成立していてとても面白か
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.5

純真な少女に芽生える嫉妬、憎しみ、反抗心。
彼女が吐き出す憎悪が、次第に大きく羽を広げる。
少女から女性へ。娘から母へ。

少女の成長と目覚め。
そして、反抗心と凶暴性を見事に描いた秀作。

▼▽▼▽
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.8

未来はどんな風になると思う?
子どもたちの率直な言葉で語られる、
未来への不安、希望。
大人は答えをなんにも知らないのかも。

大人たちは、たくさん傷つきながら成長して
うまく生きようと必死になった結
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セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

3.9

信心深さのあまり患者に執着する看護師の狂気。
それは思春期の性の目覚めのようであり、
承認欲求の暴走のようでもあった。

妄想か現実か、彼女の心はきっと
"あの時"壊れてしまったんじゃないか。
孤独な
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目指せメタルロード(2022年製作の映画)

3.7

幼馴染の2人は思春期の葛藤を抱えながら、
メタルバンドを組んで大会に挑む。

迫真のドラム捌きを見せたジェイデンくんは勿論、
友人らを演じた2人の役者の良さが光る。
メタル音楽=青年の反抗であり青春だ
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アネット(2021年製作の映画)

4.3

衝動と愛憎。
"あの異質な存在"が本作はファンタジーであると示しつつ、
現代の社会問題を絡めた展開に"今"撮った意味を感じさせられる。

黄と緑の色遣いは、愛と恐れのよう。
バイクにまたがり疾走するふ
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運命のイタズラ(2022年製作の映画)

3.6

これ、設定が面白い。

留守中の別荘に入った強盗と、その家主の夫婦が不運にも鉢合わせしてしまったことによって、
思いもよらない事態に展開していく…というもの。

登場人物はほぼ3人のみ。
ワンシチュエ
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英雄の証明(2021年製作の映画)

4.6

正義とは誰が決めるのか。

真相が明らかになっていくようで、どんどん複雑に絡まり合っていく様が本当に見事…!
主人公の行為が、誰の視点から見るかによって、善にも悪にも変わります。

そして、登場人物の
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