全体的に「らしさ」はあるものの、仕上がりは既視感だらけでキレがない。実にお手軽な「奇妙な話」といった趣で、いかにも中高生向け。大人の“本気“の鑑賞には到底堪えられるものではない。
昔から立ち位置やス>>続きを読む
邦画ミステリという〈地方〉における、市川崑あるいはテレビ版古谷金田一の〈因習〉を、しなやかな知性と明晰な視点で打破した快作。
徹底的に無駄を排したプロットと「戦争のPTSDを背負う金田一像」を描いた>>続きを読む
味も素っ気もない金田一第二弾。ギャグのキレだけは前作(同製作陣による犬神家)より堂に入って見えるものの、相変わらず映像付きのあらすじみたいな作品だ。物語を箇条書きにして語りを放棄することと、「テンポが>>続きを読む
味も素っ気もない金田一。わかりやすいことだけが取り柄。それだけいろいろなものを切り捨てているのだが、テレビとしてはこれくらいがちょうどいいのかもしれない。ただし、それでもこの作品ならではの何かがほしか>>続きを読む