azkyonさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

サイレン(2017年製作の映画)

3.5

17分のショートフィルム。

日本語がよく分からない外国人と外国人への偏見から受け入れられない一人暮らしの老人。
団地内では孤立にちかい2人。
ある日突然鳴り響いたサイレンがなんなのか分からない2人だ
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

3.0

うーん…エンディングを聴きながら、平和ボケしている国でぼけっと生きている私は、この国で今戦争が起きていないことの幸せを噛み締めたわけですが、この爆弾テロ思想を持ってしまった自衛官の気持ちもわからないで>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

志村喬の【生きる】が傑作なので、リメイク(それもイギリス)は見ないほうがいいかなと思いつつ、カズオ・イシグロが脚本なので見た。

これはこれで良かった。
黒澤明版の印象深い「ゴンドラの唄」はいったい導
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

国境や移民問題にとても疎い日本人からすると、こんなことがあるの?と思ってしまう作品。
どうにかならないのか移民問題。

進学、恋愛、バイト、何もかも制約される。
何も悪いことしていないのに。

夜間飛行(2014年製作の映画)

3.7

花は春にだけ咲くって思ってる?花は秋にも咲くのよ」

こりゃ、かあちゃんの名言ですな。
しかし秋の花は近づく寒さの前に早く散るんですなぁ。

小学生時代の仲良しは成長とともに離れ違う道をいく。
大人に
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ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.9

ラスト直前までこんな終わり方だとは想像してなかった。
でもこのようなラストで良かった。
ちょっと泣きそうになったわ。

天外者(2020年製作の映画)

3.6

「地位か、名誉か、金か
いや、大切なのは目的だ」

三浦春馬の遺作となった作品ですね。
五代友厚は幕末の作品にちょろちょろ出てきますが、詳しくは知らなかったので、ちょっと勉強になりました。

西川貴教
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.8

このタイトル、なんとかならんかったのか。

安楽死という重い内容でしたが、これはあまり深刻に考えずに、自分のため、家族のために一生懸命働いている女性と人生に絶望して安楽死を決意している青年の束の間の恋
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.9

退屈でつまらない日常から離れた独特の雰囲気が溢れてる。
その雰囲気がオシャレ。

ぶっ飛びたいのにぶっ飛べない。
だからラストはちょっと意外で、しかし目の前は渋滞で……。

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

3.9

半沢直樹に出ている時よりこういう香川照之の方が好き。
【鍵泥棒のメソッド】の記憶喪失時の殺し屋とか。

夫はリストラされ家族に内緒で清掃員、長男は反対を押し切りアメリカへ、次男は給食費を誤魔化してまで
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.5

原作綿谷リサは未読。

好みじゃないが、なくもないこのドロっとした関係性。
たとえくんにしても愛ちゃんにしてもこの年頃だからストレートにもの言えるってのはあるかな。

パリに見出されたピアニスト(2018年製作の映画)

3.6

もっと長くピアノ演奏を聴きたかったなぁ。
ちょっと物足りなかった。
流れが荒くて特に終盤はかけ足気味で深みが感じられなかった。

ハローグッバイ(2016年製作の映画)

3.9

女子高生より悦子おばあちゃんの年が見えてきてるお年頃なので終盤のピアノの調べと手紙にはうるうるしてしまった。

自分の思い通りの人生でなくても、どこかで折り合いがつき、人を許し、幸せを願うことで自分も
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ハンガリー連続殺人鬼(2016年製作の映画)

3.9

終始どよーんと不気味。
実話をもとにしていることで、冤罪の作られ方、警察の取り調べなど、どこの国でも同じなんだなぁと思った。 

冤罪で過酷な7年のムショ暮らしのレーティ。
真犯人が捕まり釈放されて娑
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.5

あんなに愛情溢れる父親に育てられながら何故宗教にハマったのかなぁ…。

宮沢賢治にはあまり興味がない。
人となりも作品も。
どちらかというと妹の宮澤としさんの方が興味深い。

MATAGI -マタギ-(2023年製作の映画)

3.5

マタギって「又鬼」って書くんだ。

マタギといえば熊。
クマ殺し職人?
それはいったいなんなのかずっと疑問だった。
昔はマタギで生計を立てていた時代もあったが、今はそれでは生活ができないので半ば副業ま
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.7

薄暗い部屋で重い内容と体重。

妻子を捨ててゲイの恋人アランに走ったチャーリーは、アランの死後、過食症で自分で歩くことさえできない巨体になり、死を目前にして娘のことを気にかけていた。

ずっと部屋が薄
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ふたたび swing me again(2010年製作の映画)

3.4

鈴木亮平を見るために鑑賞。
こんな細かったんだ。

ハンセン病の爺ちゃんが施設から出てきて、なし得なかった夢をふたたび追うように孫と昔の仲間を探しに行くロードムービー。

最後は孫と一緒に演奏するかと
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

3.8

等身大の高校生の映画を見たって感じ。
バカみたいに熱くもなく、バカみたいにグレている奴もいなく、自分の高校時代を思い出すような胸キュン映画。

部活の体育館、懐かしいなぁ。
ひとつの体育館にいろんな部
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.8

バイオリンが奏でるワルツ、チャイナドレス、核心の周りをなぞるような会話。
プラトニックなのにとてもエロティック。

マイ・ダディ(2021年製作の映画)

3.7

娘が白血病になりショックなのに、さらに実は血が繋がっていなかったという青天霹靂。
しかし、ショックを受けて落ち込んでいる場合ではない!
娘の命を救わなければ!
血の繋がりがなかろうが、ここまで育ててき
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

みんないい人ファンタジー。
誘拐犯でさえ悪い人には思えない。

初めて知った実の両親、妹、警察、妹の友だち、みんな映画作りに協力してくれた夢が叶う。

夢物語だなぁ。
でもこんな世界はいいなぁ。

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.9

前作に負けずおもしろい。
凄い!

スマートウォッチは持っていたほうがいいね!

聖なる泉の少女(2017年製作の映画)

3.5

自然の映像は美しい。

水の治療などという訳のわからないものを継承させられそうな少女。
宗教二世と同じだね、自分の意思による選択肢が全く考えられていない。

ラストで白い魚は自由になったけど、少女はど
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田舎司祭の日記(1950年製作の映画)

3.8

【魂のゆくえ】を思い出しましたが、それよりさらに鬱々と重い。

宗教を信仰している人のどれくらいが、なにも疑わずに信仰心を持っているのか、本当に知りたい。

この人は司祭になるより、ひとりで山にでもこ
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.0

やはりどことなく寒々しいカウリスマキだが、本作コメディっぽい始まりで、相変わらず淡々て進んでいく。

自殺未遂→殺し屋を雇う→素敵な女性に会って生きたくなっちゃった→殺し屋から逃げる
最初のこの流れで
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光をくれた人(2016年製作の映画)

3.4

トムとイザベルが結婚するまでは良かった。

2度流産して子どもを失った悲しみを知っているイザベルがなぜグレース(ルーシー)を実母に返そうとしなかったのか。
なんて傲慢な女なんだという気持ちが最後まで消
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お早よう(1959年製作の映画)

3.8

懐かしい昭和のご近所関係と子供たち。
小津ワールド。

子どもの頃に長屋の社宅に住んでいた頃を思い出すようなご近所さんたち。
少なくても私が今住んでる住宅街ではこんな近所関係はない。
田舎に行けばまだ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.9

前作から10年以上経っているのでエスターがちょっと老けてるが、ストーリーはおもしろい。

最初から容赦なく人を殺していくリーナがエスターになり、エスターとして戻って行った家で待っていたのはとんでもない
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あやしい彼女(2016年製作の映画)

3.6

73歳が20歳に若返った。
容姿は変われど性格は変わらず口も悪い。

若い頃に楽しめなかった人生を取り戻そうとしながらも、やはり娘と孫を思う20歳のばあちゃん。
ハートフルな家族愛。

懐かしい歌がた
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くじらびと(2021年製作の映画)

4.0

インドネシアにある人口1500人の小さな村。
一年間に鯨を10頭獲れば暮らしていけると言う。
鯨漁まではサメやマンボウなど獲っているが、ひと月に一頭も獲れない日もあるという。

あんな小さな木の船でど
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あの日、兄貴が灯した光(2016年製作の映画)

3.9

泣かせにくる韓国映画。

クズなのに弟のためにどんどんいい兄貴になってくる。
展開はわかっているのにちゃんと泣けるのはさすがだ。
エンディングもいいし!

ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.9

雪の小樽と手紙といえば岩井俊二の「love letter」を思い出します。
本作の雰囲気も似てます。

同性を愛すると精神科に通わされる時代があった(まさか今はそんなことないよね)。
別れざるをえなか
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

4.1

ドラマも映画もおもしろ感動!
何度でも見られて、何度でも感動する。
本物の医療従事者にしたら大袈裟でありえないだろうけれど、素人からしたらこれだけ命をはって人の命を救ってくれる医療従事者はまさに理想な
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僕は猟師になった(2020年製作の映画)

3.8

ジビエなどというおしゃれな言葉では表現できない猟師になった男性とその家族のドキュメンタリー。

動物が大好きだから自分で猟をして、自分で捌いて食べたいと思い猟師になった。
好きを突き詰めるとそうなるの
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聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.8

シク教はキリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教に次いで世界で5番目に信者の多い宗教だそうだが、知らなかった。

宗教、人種、階級、職業など差別なく誰でも無料で食事ができるシク教総本山黄金寺院では、
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