azukinako330さんの映画レビュー・感想・評価

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JUNK WORLD(2025年製作の映画)

4.0

ゴニョゴニョ版を鑑賞。相変わらず突出したセンスと変態さが光ってる。HEADよりグロさ&ダーク度控えめSF強めで、まだ光が届く世界のお話。

ストーリーも魅せ方もしっかり本格的な映画にレベルアップしてた
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

4.0

宇宙人ポールを目的地に送り届けるため奔走するオタクバディたちのSF系ロードムービー。

品性に欠けるけど意外と芯がしっかり。滲み出る笑いとシュールな味わいはもちろん、ほろっと・興奮・ハラハラ感、危なっ
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.0

最初から不吉感、発達障害と母の重い愛の匂いがプンプンしてたし、母という存在が孕んだ狂気さを描きたいのだろうけど、警察含めマッコリばばあ含め町?村?全体がイカれてる結果、なんとなく突っかかって入り込めな>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

4.5

最高。予告の500倍はエネルギッシュ。お家芸である命懸けスタントシーンは迫力も緊張感も想像以上で、生存本能が刺激されまくり、気づいたらハンカチ握りしめてた。

過去映像やキャラクターの再登場を含めてエ
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哀しき獣(2010年製作の映画)

3.3

暖色が見当たらない薄暗いトーンとずっと眉間に皺寄せてるハ・ジョンウが印象的。ただのノワールとして見るか、違法な仕事を請け負うことでしか生きていけない朝鮮族(延辺の人々)の生き様として見るかで、まったく>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.2

相変わらず哲学チック。追いつくのに必死で、否応なく脳細胞が活性化する。夢という誰もが経験したことあるけど掴みどころの存在をここまで隙のないエレガントな世界観にできるのがすごい。もともと意識や無意識の話>>続きを読む

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

3.5

コンプライアンスという言葉が存在しない時代の本格アクション。ストーリーは年代をごまかせないけど、映像は今見ても色褪せない本格派。いろんな作品に影響を与えてる基礎中の基礎だと思うから、見といて損はしない>>続きを読む

人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.0

斬新な設定にそそられる異色の誘拐サスペンス。想像通りのファン・ジョンミンを堪能。相変わらず貧相な韓国警察は置いといて、誘拐・監禁・脱出のハラハラ感はあるし、 90分で見やすいのがいい。犯人役のサイコ野>>続きを読む

シュリ デジタル・リマスター(1999年製作の映画)

2.7

当時は衝撃だったのかもしれないが、今見るとどうにもこうにも時代を感じるし、古臭さが否めない。

初っ端から意味深セリフで彼女にフラグが立ちすぎだし、韓国兵弱すぎだし、特殊部隊のくせに鈍感すぎるし、部屋
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.7

うわ、そうきたかと、、、。まったく先が読めず、久々に想像の上の上を突き進む展開で、胸糞悪いラストながら謎の満足感。復讐の本番は監禁後 、15年はこのために必要だったのかと、妙に納得してしまいました。安>>続きを読む

JSA(2000年製作の映画)

3.7

この映画がどんな意図で作られたのか邪推してしまう側面はあるけど、余韻が重苦しい。鑑賞中は軽めだったはずなのに、思ってたより身にこたえた。

歩哨舎と歩哨舎を行ったり来たりするだけではあるけど、その一線
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教皇選挙(2024年製作の映画)

3.7

ストーリー自体は地味だけど、情報の後出しやらジリジリとした緊張感やらで全く退屈しなかった。静かで抑制的なのに鋭いショットの連続で、アクション映画とはまた違った迫力もある。
とくに一様に真っ白な傘を差し
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

やたらとテンポ感がよく、ずっと面白いのにどこかピリッとした緊張感も漂ってる。発想と設定が斬新で、ワクワクとヒヤヒヤのバランスがたまらない。

パク家の地下室はもちろんのこと、ソファの上とテーブルの下、
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

3.3

ジェネリック・アルマゲドン。
北朝鮮・中国・スパイなどストーリーには若干胡散臭さがあるものの、ハリウッド並みの本格的な映像で迫力はある。
不本意ながら戦闘兵のリーダーになってしまったインチャンの嫌々渋
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.3

よくある殺人事件でも復讐劇でも、フジテレビが大好きなお涙ちょうだいの切なき物語でもない。誰が犯人かはなんとなくわかるけど、それ以上に民俗学的要素があり、謎が奥深くて引き込まれました。相変わらず整くんの>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

相変わらず期待以上。
恐ろしいほどバカバカしいが、一周まわって清々しい。埼玉県人ですが一切悪い気はせず、それどころか製作陣もキャストもいつだって全力投球で、地元を愛してくれてるからできるネタだと思いま
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.7

高校生活とスクールカーストをリアルにリアルに生々しく映し出している一作。微妙な空気感や緊張感、居心地の悪さも味わえて、学校が苦手だったわたしは少々息苦しかった。
学生の人間関係って脆い。微妙な絶妙なバ
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.5

なにひとつハッキリした描写はないが、人間の心情は曖昧なものだし、このテーマに答えはないからこれくらいボカしてるくらいがちょうどいい。ただただ起こりうる日常を見せて視聴者に委ねてくれる。
それはオペレー
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

静かで静穏であまりにも地味なおじさんの日常を切り取り、変化のない質素簡素な毎日を繊細に描きだしながら、強く訴えかけることなく人生の本質に迫ってきて、すごく余韻に残る映画でした。
平山の生活や仕事は今の
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.0

なんとなく凄みは感じるものの、好みではない。

インサイダーズ 内部者たち(2015年製作の映画)

3.7

政府とメディアの癒着や狡猾な権力争いなど、「フィクサー」「新聞記者」でも見かけるような骨太社会派エンタメ。よく練り上げられたストーリーが面白く、何層にも厚みがある脚本に最後まで騙されてしまいました。珍>>続きを読む

グッド・バッド・ウィアード(2008年製作の映画)

3.5

キム・ジウン監督スタイル全開のザ・キムチウエスタン。製作費を投じたであろう豪快かつ派手なアクションと斬新な世界観を味わえるカオスな一作。物語はないに等しいくらい空虚ですが、謎のエネルギーに満ちていてワ>>続きを読む

王になった男(2012年製作の映画)

4.0

コンセプトは「信長協奏曲」に近いが、コメディ要素を取り入れつつ重厚感もあり、どちらかというと「キングダム」のような超大作。
歴史の解釈の自由さを活かしたストーリーとド定番要素の詰め込みで、イ・ビョンホ
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ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

2.5

原作の良さが綺麗さっぱり消え去っていた気がする。物語に必要な要素のみ無理やり抽出された感じで、ペラペラ薄っぺらい。

伊坂氏あるあるの、話の筋に関係なさそうなたわいもない話が後に主人公を救うヒントにな
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メメント(2000年製作の映画)

4.2

これを面白いと思うかどうかは別として、巧妙な手口が鮮やかに光っているのは間違いない。時間で遊び、難解でちょいと意地悪なところもノーランらしい。そしてそれがレナードの感覚の追体験になるという造り込みの高>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

今更ですが、恐ろしい作品に出会ってしまった。こんなに面白い映画があっていいのかと。
SFの子ども心をくすぐるようなワクワク感はもちろんのこと、ロジカルな脚本に精密な伏線回収、笑いとスリルと興奮を詰め込
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キサラギ(2007年製作の映画)

4.0

オタクの心理を的確にとらえ、ファンという存在を力強く肯定してくれた気持ち。
セリフに一切の無駄がなく、予想のはるか上をいくラストはあっぱれだし、もう一回頭を空っぽにして見たい。伊坂幸太郎作品のようなド
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