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視聴者だけが知ってることと登場人物だけが知ってることの処理の仕方が、全部間違ってるように感じた。
例えば謎の部屋に入って古い車の中からEARWIGの音源を見つけるところ。
大体の人が「この車は序盤に>>続きを読む
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どこにも行けない苦しさは何にもなれないもどかしさと似てると思った。
最後イーニドがバスに乗ったとき、そういう曖昧な不安が輪郭を帯びていく怖さとワクワク感があって、綺麗なハッピーエンドだと思った。
何か>>続きを読む
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戸田恵梨香が「あんたの手は生暖かくてベタベタしてて気持ち悪い」というようなことを言ったシーンでぐぅっと辛さが胸に刺さった。
私は母と手を繋いだ記憶がほぼ無く、曾祖母が亡くなるとき母が一生懸命に曾祖母>>続きを読む
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みんな理由を求めすぎてる。
理由なんてなくて、寂しいタクシードライバーが孤独な怒りが爆発しそうで狂っていって、ただただ誰かを殺したかっただけ。
44マグナムが誰かの頭にぶち込まれた時、初めて孤独が癒さ>>続きを読む
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佐藤二朗が最後の待ち合わせをしたとき、殺す予定だったのか、本当に一緒に死にたかったのか。
でもどちらにせよ愛情が故と思った。
殺す予定だったとしたら、それはお金のため、ひいては娘の未来のため。
一緒に>>続きを読む
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なぜゴーンなのか、ガールなのか最初分からなかった。
30代で、結婚して、美しい女性をなぜ「レディ」「ウーマン」ではなく「ガール」なのか。
なぜ殺された風なのに「ゴーン」なのか。
それが終盤になるにつれ>>続きを読む
最後の刑事の一言が全部だった。
散らかってるけど、遠くから見ればどこに何があるか分かる。
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結婚前夜のしずかちゃんがお父さんに心境を吐露するところ、原作ではお父さんがパイプで咳き込んでるのがドア越しに聞こえたしずかちゃんが部屋にまた飛び込んでくるという、しずかちゃんの心境を複雑かつオブラート>>続きを読む
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「君の名前で僕を呼んで」に影響を受けたと聞いて、見た。でも「君の名前で僕を呼んで」よりも「戦場のメリークリスマス」のヨノイとセリアズっぽいなと思った。
葛藤から自棄になってるマティアスと、優しく全て>>続きを読む
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「最高の恋愛映画」と紹介を受けて見たせいか、映像の美しさや演出も含めてありきたりなオシャレ映画に感じた。
でも最後の展開あたりで「これはエリオが大人の不誠実な理不尽に巻き込まれて成長する青春話なのか>>続きを読む
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殺してしまいたいぐらい憎い人が家族だったとき、大抵の人は「それでも殺すだろう」と想像する。
でも実際は殺せない。ナイフを突き立てられないし、線路に押し倒したりできない。
でも殺さないと辛くて狂ってしま>>続きを読む
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誰が嘘で誰が真実で、と疑ってる自分は真実なのかということを問われた気がした。
記憶なんて曖昧なもので、それがあろうと無かろうと真実なんてすぐに霞んで消えてしまうのかも。