Azuという名のブシェミ夫人さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

Azuという名のブシェミ夫人

Azuという名のブシェミ夫人

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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.3

オープニングからタランティーノがやりたかった事をやってるんだなぁって、絶対楽しくて仕方がなかったんだろうなぁって思って、ニヤニヤが止まらなかった。
あの歌使いたくて仕方なかったんでしょ、タラちゃん。
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モンキーボーン(2001年製作の映画)

3.9

『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の監督が贈るナイトメア賛美映画。
たまに、こういう深く考えなくてよさそうなファンタジー映画が観たくなります。(失礼)

売れっ子マンガ家ステュ(ブレンダン・フレイザ
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夜空に星のあるように(1967年製作の映画)

3.5

テレンス・スタンプ主演『イギリスから来た男』を見ていたら、主人公の若い頃としてこの映画の一部が使用されていたので、気になって見てみた。

ケン・ローチ監督得意の労働階級(その中でも特に低い)のどうにも
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イギリスから来た男(1999年製作の映画)

3.8

10年近く刑務所にいた主人公が娘の不審な事故死を知り、真相を突き止めるべくイギリスからアメリカへ。
ブチ切れるわけでもなく、ただ淡々と迫り追い詰めていく彼が却ってヤバい。

離れていたけど、とても愛し
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アートスクール・コンフィデンシャル(2006年製作の映画)

3.5

『ゴーストワールド』からの流れで同監督のこの作品。

イタい人間を撮るのが上手いこの監督が美術学校を描くとこうなる。
・・・と言うより脚本家がこれはリアルだと語っていたから凄いな美術学校。
『ゴースト
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

5.0

『ファーゴ』のレビューを書いたら、無性にブシェミに会いたくなって、自宅DVDからこの映画をチョイス。
どんだけ好きなの。

幼馴染のイーニドとレベッカ。
二人ともちょっと風変わりで仲良く、周りの“何も
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.5

驚くほど雪が積もって、一面真っ白になった。
それを見て、この映画を思い浮かべた。

もうちょっとさ・・・ロマンチックな・・・
綺麗な映画あるでしょうに・・・。
なんでこうなんだ自分。ヤダ。

知性のカ
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ワン・フロム・ザ・ハート(1982年製作の映画)

3.4

フランシス・フォード・コッポラが大金はたいて、盛大にコケた本作。
驚愕的にしょうもなく、そして夢のようにキラキラ豪華な
『痴話ゲンカ』です。
でも、私なんか好きなのです。
ブルーレイで持ってます。
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ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界(2012年製作の映画)

3.6

母親同士が病院の隣り合ったベッドで一緒に出産を迎え、それからずっと一緒に育ってきたジンジャーとローザ。
オープニングからじゃれあう二人の少女がとても微笑ましく美しい。

ある刹那持ち合わせる少女特有の
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ダークシティ(1998年製作の映画)

4.0

謎めいた設定にドキドキして飛び込んで行ったら、最終的に凄いところに着地。若干足をひねりました。
特に意味はないです。
ただそれ位予想外のオチだったので。

目が覚めたら何も覚えてない上にどうやら殺人犯
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28DAYS(デイズ)(2000年製作の映画)

3.6

あらゆる依存症を抱えた人達が更生する為に集められたリハビリ施設。
アルコールと鎮痛剤依存症の主人公サンドラ・ブロックがこの施設で自分の生き方を見つめ直していく心の成長物語。

ビデオスルーだった本作。
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いつか晴れた日に(1995年製作の映画)

4.0

奥ゆかしさを求められる時代の恋愛ってもどかしいけれど、その分ドキドキします。
ヒュー・グラントはなんとも煮え切らない態度な甘ちゃん役が本当に上手いですよね~というより素なのか?笑
その上目使いで見るの
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ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト/ゴーストたちの恋愛指南!(2009年製作の映画)

3.4

『クリスマスキャロル』を基にしたビル・マーレイ『3人のゴースト』のラブコメ版。
どうしようもない女好きマシュー・マコノヒー、唯一の家族である弟の結婚式に呼ばれ、そこでも元カノや招待客とトラブルを巻き起
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アデルの恋の物語(1975年製作の映画)

3.5

あるひとつの純粋さと、狂気。紙一重。
『恋をしていることに酔っていただけだったな』とかは割とよくあることだと思うんですよね。
でもアデルの場合は、もうなんだろう・・・恋すること自体に全てを捧げてしまっ
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若草物語(1994年製作の映画)

4.0

ええ、ベタですとも。
すごくベタですけど、そこが好き❤
安心の古典をありがとうって感じです。

父親が戦争へ行っていて、貧しいながらもお互いを思いやって明るく生きている4姉妹とその母親。
この4姉妹の
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

4.0

いい歳をした大人達がコスチュームに身を包み、悪と戦う『THEアメコミ』のビジュアルなのに!
すごい問題提起を投げかけてきた。
しかも剛速球で。
球が速すぎて呆然。

『正義』とは何か。
ロールシャッハ
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落下の王国(2006年製作の映画)

4.0

目にも眩い色の鮮やかさ、風にたなびく生地の素材感、どこの国ともつかない風景。
様々な美しさが押し寄せるように飛び込んできました。

ケガをして、恋人も失って、もはや絶望状態に陥った男性が、病院で知り合
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マルティナの住む街(2011年製作の映画)

3.8

なんとなく借りてみたスペイン映画。Hit♪

結婚式当日になって新婦に逃げられてしまったディエゴ。
落ち込みまくる彼を従兄弟のフリアン、ミゲルが旅行に誘います。
そこは彼らが青春時代を過ごした懐かし
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月とキャベツ(1996年製作の映画)

4.0

中学生の頃、ふと目について借りてみた。
そして、山崎まさよしに落ちました笑
周りの友達にカッコよさを熱く語るも『え?オジサンじゃない?』玉砕。
今考えてみたら大してオジサンじゃなかったはずだけど、中学
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ある日どこかで(1980年製作の映画)

5.0

見てすぐDVDを購入したお気に入りの作品。
エリーズの写真に釘付けとなってしまったリチャードのように、この映画にぽぉーーっとなりました。
ラフマニノフの柔らかな音楽に、美しい演出、なんて素敵♪

時間
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狼の血族(1984年製作の映画)

3.5

(゚Д゚ ) ほ、ほぁぁ・・・

見終わった時、たぶんこんな顔してました。
衝撃でした。色んな意味で。

金田一シリーズみたいな題名ですが(犬神家の一族に字面が似てると思っただけ)
あのグリム童話『赤
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グリーンフィンガーズ(2000年製作の映画)

3.8

クライヴ・オーウェン、渋い顔立ちのせいでしょうか。
過去に何かあって、心に抱えてるものありますみたいな役が似合うなぁ。
・・・自分で言っといてなんだそれって感じですが。

舞台は革新的な刑務所。鉄条網
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.0

ノラ・ジョーンズ本人と彼女の曲が好きで。
ジュード・ロウがものすっごく素敵で。
パッケージデザインも飾りたい位お気に入りで。
劇中のエピソードなんかも好き。
見たら絶対ブルーベリーパイ食べたくなるし。
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アメージング・ハイウェイ60(2002年製作の映画)

4.3

個人的ゲイリー・オールドマン祭を開催中に見ました笑
今住んでる所のTSUTAYAには置いてなくて、もう一度見たいと熱望している作品。

ジェームス・マースデン演じる主人公が親によって決められたレールの
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ROCK YOU! [ロック・ユー!](2001年製作の映画)

4.5

大好き♡
話の深みなんてのはハッキリ言って無い笑
でもキャストが最高。
パッケージからするとストイックなスポーツ映画な感じするんですけど、笑いあり涙ありのやたら爽やかな青年の成長物語。
時代設定は中世
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シャンドライの恋(1998年製作の映画)

4.5

耳で、目で、本能で、なんて美しいんだろうと感じるラブストーリーでした。

政治活動によって夫が逮捕されてしまい、単身イギリスへ渡ったアフリカ人シャンドライ。
寡黙なイギリス人ピアニスト、キンスキーの家
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天使の分け前(2012年製作の映画)

3.7

この映画の主人公たちの行動については、賛否両論あるかと思うのです。
うぉーい、結局犯罪かーいって。
でも、これを"罪"とするかは難しい。
法律で言ったら間違いなく犯罪なんですけど、そもそも『法律だから
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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

4.5

なんて重い・・・。
親子2代に渡っての暗く哀しい運命の交差。
見てるのが辛いのに、何でこんなにも惹きつけられて魅力的なのか。
みんな誰かの幸せを願ったり、自分の正義を信じたり、一生懸命生きようとしてい
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奇人たちの晩餐会(1998年製作の映画)

3.8

お金持ち達が戯れに毎週水曜それぞれが選りすぐりの『バカ』を連れて集まる晩餐会。
『バカ』達は選ばれたおバカさんなので、自分達が笑われる為に呼ばれているとは知らずに豪華な晩餐会に招待されてウキウキなんで
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ネコのミヌース(2001年製作の映画)

3.8

イヌ派なんですが・・・ネコ!ネコネコ!ネコの嵐で
ノックアウトの可愛さでした。
ネコのミヌースが突然人間の女の子になっちゃった(しかも原因はイマイチ不明)という超ファンタジーな始まりですが、内容は気持
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イノセント・ガーデン(2013年製作の映画)

3.6

何でしょう・・何か惜しいなぁ。
雰囲気とか“音”はこだわっててイイ。
他にも書いてる方がいますが、卵を使ったあの音なんて
ある意味衝撃でしたし。
狂気と隣り合わせの、触れたら切れそうな美しさみたいなも
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ナタリー(2011年製作の映画)

3.5

オドレイ・トトゥなものだから、フランス映画なものだから、ついついファンタジー要素な可愛らしい恋愛映画と思って見始めたのですが・・・むしろリアルな大人の女性の心情の揺れを描いた映画でした。
そして、それ
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

4.0

なんだか凄いものを見てしまった・・・という感じ。
面白かったと言っていいのかどうか。
もはや感動すら覚えるほどの唖然。
誰かと感想を話したいんだけれど、かといって勧めるのも憚れるという大問題作。

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二十日鼠と人間(1992年製作の映画)

5.0

パッケージは何度も見ていたのに、何故かなかなか手が出なかった作品・・・もっと早く見れば良かった。
ジョン・マルコビッチの演技はもちろん素晴らしいけれど、私にとってはこの映画はゲイリー・シニーズの眼差し
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ロスト・メモリー(2012年製作の映画)

3.5

どんより曇り空、曖昧な記憶、孤島、森で遊ぶ少女たち、無口な中年男性、不気味な老女・・・
ホラーやミステリーのジャンルにはどれかは当てはまるだろうという設定が目白押し過ぎて、最初はハズレだったかなと思っ
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銀河ヒッチハイク・ガイド(2005年製作の映画)

3.8

普通のSF映画なら丸々一本かけて描く地球滅亡を、冒頭20分?位でサラっと終わらせてしまう。
しかも滅亡理由も酷い。
話の内容は哲学的だけど、描写がいちいちふざけているので笑えてしまう。
サム・ロックウ
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