8歳で母国バングラデシュから亡命するため父と2人フランスに渡った少年の実話。
ファヒム(アサド・アーメッド)は幼くしてチェスの名手
大会でも勝利を重ねているが、そのことへの妬みや、父親が反政府組織に>>続きを読む
filmarksさんの試写会にて
原作未読
以前から受け身の恋愛ばかりしてきた恭一(大倉忠義)
仕事も出来るし、人当たりの良いのだが、女性関係は奔放で節操がなく心の読めない
…読めないというより心>>続きを読む
今年の甲子園は、多くの人の“しょうがない”を背負って静かに劇場で開催されてました。
そしてこの作品の主役は観客席!
演劇部の安田さんと田宮さん
元野球部の藤野くん
帰宅部の宮下さん
母校の甲子園出>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
待ち合わせ
何気ないLINEのやり取り
待ちぼうけをくらっても、顔を見たら怒る気なんて失せてしまうはず
夜中に呼び出されたことがちょっと嬉しくて、君の分のジュースも買って待つ
居酒屋のたわいもない話>>続きを読む
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本作の監督でもある、ふくだももこ氏の短編小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」を再構築した作品
原作はともに未読
大阪のとある町
空っぽな自分を持て余す高校2年の物語
田>>続きを読む
舞台はブラジル南部にポルトアレグレという街
78歳のエルネスト(ホルヘ・ボラーニ)はウルグアイからブラジルに亡命して46年が経つ。
妻に先立たれ、現在はアパートで独り暮らし。
健康には気を使っているも>>続きを読む
夢を追う男と、それを支える女
感情に従順な女と、どうしても素直になることができない男
水と油みたいだけど、自分にないものを相手がもっているのだから、どうしようもなく惹かれあってしまうのだろう。
永>>続きを読む
雨の時期だし、LITTLE WOMANを観た後で、恋人に翻弄されるティモシー・シャラメを観てみたくなって鑑賞。
ロマンチックかつ上品さもありながら、シニカルでおまぬけさもそこそこ強め。
伝統芸×旬な>>続きを読む
1987年イギリスのルートンで暮らすパキスタン移民の高校生ジャベド(ヴィヴェイク・カルラ)
音楽と詩を書くことが好きな彼だが、人種差別や保守的な父親からの抑圧で、何だかパッとしない毎日。
ところがある>>続きを読む
団地に引っ越してた、シンガーソングライターのソラ(佐藤玲)は押し入れに残された大量のカセットテープを見つける。
どうやら、前の住人であった贋作作家の青年トキオ(笠松将)のものらしい。
再生すると聞こえ>>続きを読む
前情報はほぼなし。
音楽だけがやたら強調される予告だったので、どんな感じかと思ったら"再生"にまつわるストーリーのようだったので観たのだが、そこに行きつくまでは、思ってる以上にずっしりしてました。>>続きを読む
静かだけど凄く芯のある作品
ウニ目線で描かれる当時の韓国の日常と社会的な問題。
理不尽で閉塞感に充ちた日々と生きるヒントを教えてくれた大切な人との時間、どちらも特別にしたり強調したりせず、フラットに>>続きを読む
主人公・ブライオン"バブス"ワイドナー(ジェイミー・ベル)は、十代の頃に親に見捨てられ、白人至上主義者グループを主催するクレーガー(ビル・キャンプ)とシャリーン(ヴェラ・ファーミガ)に拾われ実の子のよ>>続きを読む
劇場公開の併映にて鑑賞
憎しみが生む憎しみとその連鎖
例え子に愛情を注いでも、親の振る舞いや考えが無垢な子供に与える影響の大きさを痛感。
子供は大人が思うよりずっと物事を見ている…が、自己解釈す>>続きを読む
埼玉県秩父にある小さな集落
かつては、養蚕や炭焼きが盛んで、100人以上が住んでいたそう。
ここに住む老夫婦(ムツさんと公一さん)を中心、集落に住む人々を追ったドキュメンタリー作品
NHKでシリーズ>>続きを読む
舞台は19世紀のアメリカ・マサチューセッツ
“経済力のない女性は結婚することでしか幸せになれない”
げんなりするけど、当時スタンダードな考え方だった中、けして裕福ではないマーチ家の四姉妹がそれぞれ自>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「映像作家100人2019」に選出さえた吉野耕平さん(脚本・監督・VFX)発案のオリジナル作
幼いころの交通事故がきっかけで、ひとつの身体で曜日ごとに人格が入れ替わってしまう僕は、性格も個性も異なる>>続きを読む
ジム・ジャー・ムッシュの作品は初めて。
ゾンビ映画は好きでも得意でもないのだが、予告を観た時「そこまで怖くなさそうだし、緩くてふざけてそう」なので、重たい作品が続いた後のチルのつもりで鑑賞。
結果的>>続きを読む
舞台はパリ郊外に位置するモンフェルメイユ。
ヴィクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」の舞台であるこの街に存在する現代の悲劇
ラジ・リ監督曰く、この作品で描かれているすべてが実話に基づいているとの>>続きを読む
「あなたの子どもが人を殺したらどうしますか?」
内藤監督が9年近く前から準備してきた作品。
容赦ない内容になるであろうことは想像はついたが、やはり…
ただただ“そこにある事実”を捉えていて、観終わっ>>続きを読む
数作続けて重たい作品ばかり観ていたのだけど、とどめの1本。
ベースとなった手記があるようだが、作品はフィクションで、母を軸に描かれている。
どう受け止めるべきだろうと構えて見始めたものの、1ミリも>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
19世紀のオーストラリア・タスマニア地方
貧しさから盗みを働き流刑囚となったアイルランド人のクレア(アイスリング・フランシオシ)は、美しい容姿と歌声から一帯を支配するイギリス軍将校のホーキンス(サム・>>続きを読む
舞台は1951年の朝鮮戦争時代、国連軍の管理下にあった巨済(コジェ)捕虜収容所。
新しく赴任したアメリカ人所長は収容所の対外的イメージアップを図るため、黒人で元タップダンサーの下士官ジャクソン(ジャレ>>続きを読む
家族の話
兄弟の話
母と子の話
父と子の話
自分のルーツを考える話
自分のアイデンティティーを探す話
心に傷を抱えた男たちの話
…燕 Yanはさまざまな側面をもつ物語だ
両親の離婚で日本と台湾とに>>続きを読む
「あー、もうすぐ夏か…」と思った途端、無性に観たくなった。
テンポのよさや視覚情報とは裏腹に儚なさ
相変わらず、27分間、1秒の隙なくエモい。
語彙力…ってやつだけど、この言葉に尽きる。
初めて観>>続きを読む
灰色の空
薄暗い牛舎
視界いっぱいに広がる田園
序盤、トムが家主を探すシーンから不穏な空気が立ち込めている。
音楽もあいまって、だんだんと追い詰められていくような感覚。
アガット・フランシスの不>>続きを読む
ガレッジセールのゴリさんの監督・脚本
沖縄の一部の地域に残る葬制
家族の絆
島の風景や人々の生活
ゆったりと流れていく時間の中で、死ぬこと、生まれること、それが循環していくことを感じさせてくれる。>>続きを読む
イギリス・ダーリントン邸の執事長であるスティーブン(アンソニー・ホプキンス)
誇り高く至極冷静、主人に仕えることに全てを捧げてきた彼は、同じくダーリントン邸で女中頭であるミス・ケントン(エマ・トンプソ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
まさしくワンダフルな犬生
犬を飼っていたことのある身としては、何につけ“うちのボス”を思い出してしまい、楽しそうに走り回るだけでウルっときちゃうのですが、全編とおして、泣いたりホッとしたりドキドキし>>続きを読む
舞台は、アメリカの小さな田舎町。
中国系アメリカ人の高校生エリー・チュー(リーア・ルイス)は父(コリン・チョウ)と2人で暮らし。
成績優秀で読書好きの彼女はクラス内で孤立している。
クラスメイトとの唯>>続きを読む
まさか、パニック映画をこんな視点でみることになるとは。
こんな状況だと、パニック映画というより今とこれからのガイドを観ているような感じだった。
申し訳ないけど、ニュースを見ているよりも、切迫感があ>>続きを読む
劇場公開時も何度も観に行った作品。
自由奔放なユリちゃんに、これでもかというほど振り回されるみるめ
みるめに構ってほしくて仕方ないえんちゃん
えんちゃんをそっと見守る堂本
好きという感情の前では他>>続きを読む
なぜだか観る度、チクチクと心が痛む…イタイ
大好きなせいちゃんの為に、自分をなくしていくツチダ(臼田あさ美)
健気だ。
しかし、頑張るほどに好きが重い…ヘヴィー級に重い。
そして、最初こそグズグズ>>続きを読む
(未婚なので、夫婦間のあれこれで考えが及ばない部分はご了承を)
先にマリッジ・ストーリーを鑑賞
あちらは夫婦の話をメインにしているため、「子供のことが蔑ろにされていないか」と疑問に思っていたところ、>>続きを読む
かつて新興宗教団体〈汐の会〉で東日本大震災を予知した少女・翠は、今は陸上部に所属する女子大生としての日々を過ごしていた。
同じ頃、大学周辺では三つの事件が起こっていた。
神崎ソラという孤独な学生の死>>続きを読む
こんなにも虚しさを感じる戦争映画は初めてだった。
限りなくシームレスに感じさせる綿密に練られたカメラワークと効果音が特徴的なこの作品。
まるで伝令兵と行動を共にしているような臨場感にあふれているのだ>>続きを読む