badcatsadさんの映画レビュー・感想・評価

badcatsad

badcatsad

映画は楽しい部分を見つけに行った方が素敵な出会いになるはず。

映画(27)
ドラマ(0)

アス(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

自分自身が襲ってくるという恐怖。ちょっと生まれる場所が違っていたら自分も向こう側だったのだという恐怖。この映画はアイデンティティを揺さぶってくるホラーだった。

ハンズ・アクロス・アメリカという貧困問
>>続きを読む

サウナのあるところ(2010年製作の映画)

3.2

フィンランドの大の男たちが、サウナで人生の苦楽を語る話。ある者は未来の希望を、ある者は過去の後悔を語り、サウナという場所がただ身体を洗う場所というだけでなく、心も洗いざらいにする場所なんだと感じられる>>続きを読む

ジョアン・ジルベルトを探して(2018年製作の映画)

3.4

感覚的に心地良い映画。美しい音楽、美しい風景、美しい言葉、それだけで気持ち良くなれる。

ジョアン・ジルベルトという人物を詳しく知らなくても、ボサノヴァを素晴らしいと感じられる心があれば、この作品を観
>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

4.7

面白いことがずっと淡々と起こっている映画。緊迫している状況なのに何か緩和した雰囲気が可笑しい。そして最後には人生これで良いよねって思わせてくれた。そんな心の銭湯のような一本。

シオリノインム(2019年製作の映画)

3.2

意外と面白い。幽霊とのセックスに依存する女の人の話。ただちょっと濡れ場シーンは長かったかな。個人的には幽霊にグッとくる怪物映画の感じもした。

ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

怖すぎて疲れるくらいに心揺さぶられた。残虐シーンの演出は自分の心まで削ってくる。

お人形遊び男のあまりのガタイの良さといかれっぷりは最高。人形が喋るたびに癇癪を起こす大男なんて後から考えるとめちゃく
>>続きを読む

ポゼッション(1981年製作の映画)

4.4

とんでもなく狂気的。俳優陣の演技とカメラワークも圧巻。
人間の内面ましてや魂を理解できないのと同じように、この作品を分類したり完全に理解したりは自分にはできなかったけど、だからこそ面白いし魅力的に感じ
>>続きを読む

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.7

良くも悪くも期待通り。「スタンドバイミー」っぽいけど、探すのは生きた連続殺人鬼。

主人公たちの友情や酸味控えめの甘酸っぱい恋はまさに青春映画。性に興味ある年頃の男の子同士の会話は、ニヤッとしてしまう
>>続きを読む

カニバ/パリ人肉事件 38 年目の真実(2017年製作の映画)

2.8

カメラのピントが合っていないシーンが多かったり、佐川一政の話や行動に整合性が取れていなかったりするのと同じように、空をつかむような映画。
食人について少しだけ語ったり、弟の告白があったり、(配給元の記
>>続きを読む

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.2

本質を分かった風な斜に構えた感じとか余白のないテンポの会話とか、個人的にかなり合わない部分はあっあけど、少年少女のロードムービーとしては良かった。

アラジン(2019年製作の映画)

4.5

華やかな映像と楽しい音楽。連れていかれたのは魔法のような「a whole new world」でした。

コソ泥だから自分のことを見てくれないとか、女だから自分の言うことを聞いてくれないとか、自分に貼
>>続きを読む

死霊のえじき(1985年製作の映画)

4.5

内臓が出てくる描写や肉体が引き裂かれたりちぎれたりするスプラッター描写が抜群に素晴らしい。

非常事態に置かれた人間の残酷さや、ゾンビであるはずのハブの人間性がとても上手く描かれていて、脚本はシンプル
>>続きを読む

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

このまま道徳の教科書にもなるような、生き方の提示と現代社会の風刺のようにも感じた。

かつては(偽善であったとしても)村人のため戦うために人を騙していたタンクレディが、現代の場面では自分や自分の生活の
>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.0

観た時に脳だけがどこか遠い世界に飛ばされたように、衝撃的で茫然となった。好みとかで評価の星を付けてるけど、この作品にはこれまでの自分の評価基準が適用できないような気がする。
死体を使った恐ろしくも美し
>>続きを読む

十階のモスキート(1983年製作の映画)

3.8

人の心の弱さが描かれているのが象徴的。シリアスだけど時折くるユーモアにも思わず笑ってしまう。
ハードボイルドな感じにグッとくる一本。

コミック雑誌なんかいらない!(1986年製作の映画)

3.5

実際の事件・芸能人を追っているけれど、どこまでが真実でどこまでが虚構か分からない感じ。そして主人公の心情や演出が分かるようで分からない感じ。でもただ分かるだけのものってそこまでのものかもしれない。
>>続きを読む

アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.7

昨日まで家族や友人だった人間を同じ人間同士が食べようとしてしまう、そんな状況におかれたとき人はどうなるのかという典型的なゾンビ映画をやっていた印象。そこにこの暗い街に縛り付けられたくないと願う若者の青>>続きを読む

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.7

白い雪景色と少年時代の純粋さがマッチしていた。観た後で震えてしまったのは劇場の寒さだけでなく、その無垢な世界に触れ、心の奥のノスタルジーに触れてしまったから。
祈りが聞き入れられるかはわからないが、障
>>続きを読む

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

5.0

泣きながら、ずっと楽しくてリズムに乗ってた。冒頭の「Good Morning Boltimore」からいきなり心掴まれて、ラストシーンまで心踊らないシーンがなかった。ここで踊らなきゃ一生後悔する。
>>続きを読む

ブレインデッド(1992年製作の映画)

4.7

最高のスプラッター映画。冒頭掴みのシーンから、ゴアシーン、ジャケットにも写っている赤ちゃんが登場するまでのくだりから、ラストシーンまで楽しく魅力的な要素しかない。

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.6

ここにいていいと言ってくれているような、優しく居心地の良い作品。反戦映画ではあるが直接的でなく、まさにエスプリが効いている。
精神病棟の人間と軍隊にいる人間、果たしてどちらが人として狂っているのか。

エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

5.0

鬱屈とした雰囲気、人たらしなミッキー・ローク、怪しげなロバート・デニーロの魅力。
音楽や不穏な映像も含めて、観ると映画に引きずり込まれるような世界観がある。

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

5.0

個人的なオールタイムベストの一作。監督の青年時代の映画化であり、大人への成長・生き様から舞台のような細やかな演出・画面構成まで全てが詩的で芸術的で美しく心揺さぶる作品。
できれば監督の過去作品や前作を
>>続きを読む