ayakosさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.0

レース中に扉が閉まらない不具合が出て、それを外から力ずくで直してしまうシーン、フラグか?ってずっとはらはらした。笑

爆音と聞いていたから、レーザーIMAXで見ようととても楽しみにしていて、エンジンの
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心と体と(2017年製作の映画)

3.2

二人の男女が同じ夢の中で、お互い鹿の姿で出会う。
透明感のある映像や会話の間の取り方とか好みかも。文学的で、本で読んだらすごく綺麗な表現で表されているんだろうな、と感じた。
でも相手が、初老だったのが
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.2

定点撮影を中心にしているからか、始終、無機質な冷たさと不吉な雰囲気が漂っていた。

各シーンは途切れ途切れになっていて、視聴者がふむ、と察する感じ。

心を煽るようなBGM演出もないから、感情移入は無
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ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

3.5

パリ、ダゲールの街のドキュメンタリー作品。

BGMもなく静謐な空気の中、人々の息遣いや生活感がありのまま映し出される映像に、商店街に本当にお邪魔してしまったような気分になる。

寒々とした季節感と人
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.0

ドンキホーテはバレエでふわっと流れを知っている程度。もう少し予習しておけばよかったな、と思った。

伝説の騎士だと思い込んでるドンキホーテ、…だと思い込んでる靴職人と、従者に間違えられるアダムドライバ
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キャッツ(2019年製作の映画)

3.8

四季のキャッツを見たときは、猫の自己紹介っていうイメージしかなく話についていけなくて、映画も色んな猫にたらい回しにされてるけど、映画の方がみんなの目的がわかりやすかったかな。

何よりも素晴らしい楽曲
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.5

漁師たちのリアルな生活感あるシーンと夫婦の浮世離れした会話のシーンが交互にあって面白い。同じ村なのに、別世界にいるようだった。

ドキュメンタリーチックな映像なんだけど、夫婦の離婚しようとする理由が抽
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.5

デッド・バンディとはまた違うメディアの持ち上げ方。

証拠がひとつも無い状態で、一瞬でオセロがひっくり返るようなことあるんだなって恐怖を感じた。

ずっと頼りなかったリチャードがFBIと対面し、説き伏
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

序盤は足元のカットなどのポップでおしゃれな画で予告通りのコメディなんだけど、秘密警察が現れてから、今まで使われた画が、ぞくっとさせられるシーンになってたり。

母ロージーと子が真反対の思想を持っていて
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ティーンスピリット(2018年製作の映画)

3.0

シンプルなストーリー。ただただオーディションのことだけで、母娘のことや、マネージャーの背景について、煙焚くだけ焚いて、消さずに終わった感じ。

エル・ファニングのMV映画なのは最高だった。
無造作にお
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だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

3.8

一位を目指すけど、二位も嬉しいよ。しあわせ。って思える。心がとても浄化される映画。
一人一人のエピソードももっと見てみたくなった。

僕らのような子どもはいらないと僕でも思う。でも父親は貴方のような人
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ベラのワンダフル・ホーム(2019年製作の映画)

3.4

これまでのワンダフル2作がゴールデンとビーグル、今度はピットブル。。。
とことん大好きな犬種がでてきてくれて嬉しい。

ピットブルは闘犬がルーツだから差別的に扱われているのも聞いたことがあったけど、そ
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.1

尊敬してたスタークをはじめ先輩ヒーローが一気に減って、頼る人も少ない中、後継者だ、って言われたら不安になる。笑

ストーリーはヴィランもそうだし、後継者物語でもあるからか、映画アイアンマンの流れのよう
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

4.0

浜辺で足跡を追う兄弟のシーンが美しすぎた。こんなにも美しくも悲しいホラー映画があるんだなって感動した。

ノスタルジックな風景や街並。ピータラビットが出てきそうな自然に油断して和んでしまう。

でもち
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二ノ国(2019年製作の映画)

1.0

命を選べって書いてあるから、色々苦しい葛藤してからのしょうがなく対立かな…って思ったら即座にアーシャを討つ!って感じだったので、感情移入する暇がなかったな。。

2つの世界が繋がっている設定やオチはよ
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.0

哲学的で殺伐とした台詞が多いんだけど、不思議と陽だまりの中にいるような暖かみが感じられる作品。

物騒で悲しい事件の話題が飛び交う中、まるで切り離された世界にいるような小坂と鹿野の平和な空気が心地よか
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.9

目的を達成しても、蜂の巣を突いたような感じで、悲しい出来事が次々と起こり、幸せに向かわなくて、胸が苦しい。
特にバイオリンの男の子のシーン。

キリアン・マーフィーの撮る角度で全然違う表情がどれもかっ
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.9

この当時の歴史や主義とかあまり詳しくないけれど、すぐ怒鳴り弱い者を押さえつけようとする大人たちが私は反ナチスだぞ、的なことを偉そうに言ってるシーンがあって、え…そうだったんだ…と驚いてしまった。
「ヒ
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.6

ビリーとヴィランの孤独という境遇が同じだけど、孤児であるが家族ができ、血は繋がっているが自ら消す、上手く対比されていて良かった。続編も楽しみ。

OCのセス・コーエンが出ていた!

錨を上げて(1945年製作の映画)

3.4

トムとジェリー展で流れていて気になっていた作品。
クラシックやフラメンコ等の楽曲もトムジェリで使われているものがあって嬉しい。

ストーリーは粗いけど、キャラクターが全員魅力的だった。
スーザンの歌声
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

何も情報入れずに見たけど、とっても正解だった。




徐々に豪邸へ侵食する様がテンポよくコメディタッチで笑えたりするが、終盤に向けてスリラーになっていったり、すごく濃い作品。ジャンル分けが難しい。
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.5

ベイ監督のトランスフォーマーっていつも登場人物が多すぎて、これは敵?味方?ってことが多かったんだけど、今作はビーと敵2体で、戦闘がとても見やすかった。その代わりお祭り感は控えめ。

チャーリーとバンブ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.5

何年後かしたらツールも変わっていくと思うので刹那的ではあるけれど、色んな工夫でPC画面上だけで、物語が進んでいくのはとても新鮮。

画面上に散りばめられた情報や何気ないシーンが実は伏線っていうシーンが
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ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

3.0

重たい題材なのに、とても爽やかに感じてしまう不思議な作品。でもどこかやっぱり虚無感はあって、報われない…ってシーンが何度も出てくるからつらい。

どの立場にしろいずれこういう経験をする時がくるのかな、
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.5

ジャマールの半生をクイズ番組の問題に沿って回想されていく物語。

貧困問題だけでなく、宗教、マフィア等色んな問題が濃縮されている。
ライオンを見た時のように、インドの子どもたちの過酷な状況に目を背けて
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.5

前作が綺麗にまとまってたので、どうなんだろうって思ったけど、キャスト変わらずそのまま続投だったので気になって鑑賞。

内容がホラーからSFにジャンルがかわっている…!笑

1の質を落とさずに、ここまで
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.9

あらすじに惹かれて、でもグロいかなってポスターの印象で思ってたけど、そんなことなかった。

音楽と演出でホラー味がある場面もこんなにコメディになるんだなーってところもあり、タイムループを繰り返するうち
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.9

メイン3人の女性の善悪の立ち位置がころころ変わるところが見ていて面白かった。
そして圧倒的な女性陣の強さ、逆に男性は滑稽に描かれているのもすごい。

豪華絢爛な美術品や、上品なモノトーンの衣装デザイン
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.8

酷い労働環境、日本こそこういうリアルな映画をどんどん作ってくれればいいのにと思った。

状況を変えてくれる都合の良い展開はなくて、ドキュメンタリーみたいに一つの家族を淡々と見せるリアルな作品。家族のた
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再会の夏(2018年製作の映画)

3.0

登場人物に興味がもてなくて、これは、、犬メインじゃないな、って思ったら睡魔に襲われてしまった。
ただ犬の演技はすごい…!演者が寄り添う時に少し尻尾振るところとかかわいいかった。

ヒックとドラゴン 聖地への冒険(2019年製作の映画)

4.3

まさかスクリーンで見られる日がくるなんて、感無量です。。。
現代の流れに媚びずに、ブレることなくシリーズの完結。これが本当のフィナーレって感じ。

映像とそれに合わせる音楽も今回すごい。
飛行シーン、
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

3.8

ストーリーが大きく広がっていき、最後は引っ張られるように綺麗に繋がっていった。
見終わった感想は壮大ですごいしか出てこない。

この壮大な物語に、愛に出会える!で締めくくるのは少し納得がいかなかったけ
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ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

3.9

このシリーズは風を感じるような飛行シーンが本当に好き。
画面の端でちょこまかしてるドラゴンたちもかわいい。

綺麗に終わるだけでなく、きちんと苦味を残すのも今回もあり、続編もまた引き続き印象に残る作品
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.7

カンニングの見せ方がすごい。スパイ映画を見ているような緊張感もあって、後半はずっと手に汗を握っていた。
お友達も実は頭良いんじゃないかってくらいバーコード作成の手際がいい。

ただバンクを無理矢理巻き
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