ばいのえまんさんの映画レビュー・感想・評価

ばいのえまん

ばいのえまん

パレード(2024年製作の映画)

2.5

死後の話にはSF作品や未来図作品よりも自由に描ける要素が多い。
天国か地獄かどちらに行かされるかの判定に49日かかると言われるが、それも話の中での話である。
筆者もこの作品でのあの世界は身の回りに起き
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

2.0

この作品はホテルやレストランなどのブュッフェスタイルの食事のマナーを学ぶ為の映画である。
血まみれになったりクソが出てくるなどのお食事中には大変ふさわしくない描写ではあるが、完全なる教育ビデオである。
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虎の洞窟(2023年製作の映画)

1.8

野村萬斎監督ならでは、野村萬斎監督らしいと言えばらしい作品ではありますが、ここは普段とは違うライトなポップな感じの作品を作っていただきたかった。能面の舞や演出がそのものすぎて刺激がなく、逆に物語が単調>>続きを読む

いつまで(2023年製作の映画)

2.3

終点まで寝過ごしてしまって朝まで…の経験はある人も少なくはないであろう。しかし上総牛久駅でということは五井から乗った列車であるから、この人たちはどこに帰りたかったのか…ちょっとシュチュエーションに疑問>>続きを読む

Prelude ~プレリュード~(2023年製作の映画)

3.0

太鳳ちゃん、こんな物語描くのかと感動した。有村架純のキャスティングには驚きを隠せない。短編ならではのスピード間ではあるが、ナスのミートスパがめちゃくちゃ食べたくなったところでお開きといたしましょう。

ファイナル・デッドブリッジ(2011年製作の映画)

2.8


貴方はどの死に方がいいですか?


死に方の美しさを競っているようでした。

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

2.7

詐欺集団の華麗な手口や警察とのうまいやり取りがベストストーリーと思いきや、安藤サクラ演ずるネリを中心とした人間関係が物語の中心になっているとは少し驚いた。またその関係性がややややこしく作品序盤から理解>>続きを読む

COUNT 100(2023年製作の映画)

2.5

玉木宏監督に期待していた分かなり物足りなさが残った。よくあるストーリー展開になってしまってドキドキ感やワクワク感がなく、予想通りである。
はじめのはじめ、ティッシュ配りの配りモノの内容がよくわからなく
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CRANK-クランク-(2023年製作の映画)

3.2

不快になることが1度もない素敵な作品になっていて観てて気分が良い。

監督自ら出演しなければならないシリーズの中で1番よかったのではないだろうか。不倫会見している芸能人、これには思わず賞賛の拍手を贈り
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in-side-out(2020年製作の映画)

1.7

ちょっと間違えれば下北沢のアングラ劇場を見せられているのかと勘違いしてしまうところであった。

伸びてくる葉は何を意味しているのだろうか?
最後まで答えを出せずに終わってしまった。見返すのも悔しいので
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そそがれ(2020年製作の映画)

2.4

幼少期の男の子が体験する性に対する初めの一歩。幼稚園の先生や小学校の担任の先生、近所のお姉さんや友達のお姉ちゃん。
その心の中の感情と、相反する行動が上手く描かれている作品になっている。
特にションベ
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GET SET GO(2020年製作の映画)

1.5

屋上からの眺めとその後のダブったシチュエーションの繋がりやロシアンルーレット会場と現実世界との繋がりなど、どう捉えて良いか良くわからなく気持ちがスッキリしないまま終わってしまった。

強いて言うならば
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夜明け(2020年製作の映画)

2.2

正義、それは道徳という名の化物
人間が決めた鎖の蹂躙
冒頭のこの一行がこの物語の全てではないか。
カチンコが鳴って始まり、いつカットがかかるのだろうと思って観ていたらやはり最後の最後でカットがかかった
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Lift/リフト(2024年製作の映画)

2.8

見る前まで、泥棒集団が盗みに入ったビル内で、リフトが動かなくなって閉じ込められてしまい、そこからどう脱出し、品物を盗み出すかという、サスペンスアクション映画だと思っていた。

全然違っていた。

気を
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

韓国版未観。
前半岡田准一演じる刑事がどうなってしまうのかハラハラドキドキしながら見入ってしまった。ストーリーが右や左に展開していく中で、岡田准一、綾野剛、柄本明の関係性が知恵の輪のように絡み合って、
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機械仕掛けの君(2020年製作の映画)

2.1

磯村勇斗はこんな画を撮るのかと感心した。
子供2人のうちのアンドロイド…
前半と後半のテンポの違いと相まってモヤモヤ感の出る内容に少々不快感を覚えた。
これでは岡本太郎も納得はいかないに違いない。

いくえにも。(2022年製作の映画)

3.9

21分間だけで理解することは不可能な、奥深く見る側にとっては謎解きな部分が多く解釈もいろいろ変わっていく作品で、とても魅力的である。

すぐに的確なレビューを書かれている方には頭が下がります。私なんか
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ありがとう(2022年製作の映画)

1.7

役所広司主演となればグッとくる作品に違いない。橋本マナミのマッサージ嬢役も悪くはないだろうと作品と向かい合う。
しかしこれは、よくわかってはいけない作品で、よくわからなければわからないほど旨味が増して
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理解される体力(2022年製作の映画)

2.4

人に自分の気持ちを伝えるというのはとても難しい。いろいろな表現方法があるのだが、周りがまたそれに気づくか気づかぬかだが、最終的にわかってやれるのがよい友達なのであろう。
しかしうるさい18分であった。

あんた(2022年製作の映画)

4.2

あんたとかお前ってちゃんとわかってるやつ同士でないと言えないよな。そんなちゃんとわかっている奴に、ちゃんと言えない自分。なんだろう…恋、愛、なに?
若かろうが歳とろうがその関係性は普遍であろう、それが
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

3.8

皆が感動したこのストーリー。
130分では到底収まらないであろう。
そして、窪田等のナレーションで文句は出ないこと間違いなし。

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

2.0

石井裕也監督らしさが出ている作品であることには間違いないが、物語のきっかけとなっている旦那さんが亡くなった事故を、あのアクセルとブレーキの踏み間違い上級国民老人の事故にするとこにどれだけの意味があった>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

2.1

同じ場面を母の視点と娘の視点の両点から描いて映像化したのはそのちがいがよくわかって、スリリングな感じがして前半の好奇心を煽られた。
あの火災のシーンでは、そこに愛はあるんだろうと確信したと、ご覧になら
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

この作品を面白いとか良い作品だとかというには問題がある。サイコパスを見せられエンディングも不気味な終わり方。

俳優陣の名演技には頭が下がります。中でも宮崎優は今後期待が膨らむ。

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

1.9

何も知らないで見始めた作品であるが、序盤は展開が心地良くリアリティがあり、直ぐにのめり込んでいった。予想通り吉田の様子がおかしくなり段々と違う流れが起きてきて作中盛り上がっていこうとしたところ、後半は>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

2.2

バカらしかった。
バカリズムかぁ。
まぁ映画ではなく、長編コント。

老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

1.4

このレビューはネタバレを含みます

一回も笑えない。
コメディ映画とは思えない。
ムカつくイラつく。

あっ、ピスタチオのところだけは笑えた。

そして、草笛光子が真の商売人であることを確信した。

さよならくちびる(2019年製作の映画)

1.7

ハルレオ、普通に売れるアーティストだと思いますが、なんでメジャーデビューできないのでしょうか。
目的が目的じゃなくなりながらも歌うことしかできない…でも歌いたい
すぐに解散と言って楽になろうとするも、
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.0

母親役が加賀まりこということでもっと近隣住民とトラブルを起こすところを予想していたが、なかなかの良き人であったのに驚いた。その分悪役ぶりを発揮していたのはベテラン鶴田忍。歳を重ねてもそれなりのいい味を>>続きを読む

銀河鉄道999(1979年製作の映画)

3.3

銀河鉄道999を初めて観ました。
大変ショッキングでした。私は宇宙の敵に立ち向かって戦っていくのかと思いきや、銀河鉄道旅行センターから切符を買って宇宙旅行をする人達を乗せているとは、これっぽっちも思っ
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.1

サウンドバックもリアルデライトも素晴らしいアニメ作品であるのに、視聴率というつまらない数字上で対決しているところにそれこそ昔を感じる。
制作側のシーンでは、人間関係の良し悪しが描かれているが相変わらず
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スマホを落としただけなのに(2022年製作の映画)

3.0

被害者8人と9人目との間で犯行の時間がちょっとかかり過ぎな感じがし、動機もいまひとつ納得できるものではないのが気にはなった。しかしこの手のスリラーサスペンスものはさすが韓流映画の一番星、上手く出来てい>>続きを読む

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

1.4

続編にありがちではあるが誠に残念な作品だ。キャストの良さも死んでおり内容がおそ松君過ぎて悲しくなった。それに輪をかけて、唯一の見せ場である白石麻衣のレイプシーンも上手く繋げているように見えるが、完全な>>続きを読む

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