苺だいふくさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

神様はバリにいる(2014年製作の映画)

2.2

公開当時、メインキャストがスマスマに番宣に来ていたのはすごく記憶に残っている。
ナシゴレンを食べていて、とても美味しそうだった。その記憶もあってか、バリには良い印象を抱いていた。

多少話はズレるが、
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.6

場面切り替え時に画面が真っ黒になったり、映画の終わり方だったりが、昔の名画って感じ。
今見ると逆に新鮮でお洒落にみえた。

主人公の周りにいる大人は誰も彼のことを理解しようとせず、自分の都合の良いよう
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.0

見始めた瞬間、観る映画間違えているのかと思った。あれ?これアニメだっけ?上白石萌歌さんの作品じゃないの?って混乱した笑

特別何か大きなことが起こるわけではないが、見終わったときほっこりする作品。
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.4

あれだけロッシーニ、ロッシーニ言ってるから、ロッシーニ食べたくなった。

…っていうのは置いといて。
優子ちゃんの父親も母親も、みんな良い人ばかり。側から見たら「複雑な家庭」かもしれないが、みんなとて
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エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年製作の映画)

3.0

ドレスコーズに同名の曲があり、気になっていた作品。(曲との関連はないのだが)

「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」とは「神よ、なぜ我を見捨て給うや」という意味で、キリスト教の言葉らしい。

この作品では
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

2.3

ファンタジーかと思ったら、まさかのリアル。
正統派で真っ当な映画っていう感じ。純粋。小中学生に勧める夏休み向け映画かな。

桃井かおりさんからは、樹木希林さんに近しい雰囲気を感じた。
どこか不思議で掴
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キネマの神様(2021年製作の映画)

2.0

映画会社が描く映画が、こんなにベタなものとは。びっくり。
超豪華キャストで気になっていた映画だったが、わざわざ観に行かなくてよかった。
キツくて何度も観るのを止めようかと思った。

わざわざ入れたコロ
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ハニーレモンソーダ(2021年製作の映画)

2.5

学年1モテ男子と、陰キャ虐められ女子。
少女マンガ原作映画の、よくあるパターン。

話の展開は、鑑賞前から大体掴める。
2人の恋愛に立ちはだかる壁が、作品によって多少異なるくらい。
今回の壁は何かと思
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

3.7

「この世界の片隅に」と内容はあまり変わらない。
だが、同じシーンを何度観ても、戦争の恐ろしさを思い知らされる。
きっと現実にも「あちこちのすずさん」はたくさんいるのだろう。
すずさんが何気ない日常を生
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僕の世界の中心は(2016年製作の映画)

2.8

フィルの周囲の人々は、男性を愛する彼のことを自然に受け入れていた。
驚いたり困惑したりする様子を全く見せずに、むしろ彼氏ができたことを喜んでいた。

母親の恋愛、母親と妹の確執、自身の恋愛と友情など、
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観なくてよかった。多分、叫んでた。家で何度も「逃げてーーー」を繰り返してた笑

犯人のサイコパスっぷりには震える。
自分の顔を見られたからって、そんなに執着する?追いかけ回してたら、むしろ捕ま
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

2.8

老後のリアルをコメディ化したもの。
老後資金に親の介護に離職に…
決して贅沢しているわけではないのに、欲しいものも食べたいものも我慢する。
本当は気が滅入りそうな物事のはずだが、なぜだか笑って観ていた
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ラストレター(2020年製作の映画)

2.9

裕里が可愛そうで仕方なかった。
結局、長く一緒に過ごした人よりも、顔が綺麗な人なんかい…
まあ、演じている森七菜さんも広瀬すずさんも、とっても美人なのだが。

この作品では、森七菜さんの演じ分けがとて
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リカ ~自称28歳の純愛モンスター~(2021年製作の映画)

2.9

良いギャグ映画を観た。
あそこまで吹っ切っていると、もう笑うしかない。

「純愛モンスター」は、もはや生物学上のヒトではないみたい。
マッハで走り、スパイダーマンばりに壁を移動する。そして不死身。
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潔く柔く(2013年製作の映画)

2.2

今では主役級の役者さんたちの、初々しい演技が印象的だった。

この作品について、全く予備知識なく鑑賞。
序盤、長澤まさみさんの相手が高良健吾さんで少し混乱した。岡田将生さんじゃないの?
結局、心に傷を
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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

2.8

ものすごくコメディタッチだが、描かれている内容はとても重い。
それは、時折見せるジュノの表情にも表れているように感じる。

思いがけず妊娠した時に苦しむのは、いつも女性。
産む選択をするのも、学校で浴
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.3

山田杏奈さん、めっちゃ可愛かった。
アイドル風の衣装で踊ったりカラオケで歌ったりするシーンがあったが、アイドルよりレベル高いんじゃないかと思った。

その反面、彼女の目の力強さは、他の人にはない魅力だ
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.0

フランス映画は、どれを観てもおしゃれ。
ストーリーどうこうより、見た目の洒脱さに目がいく。

ロープを解き忘れたり、エレベーターに取り残されたり、やっていることは間抜けなはずなのだが、なぜかキマってみ
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.0

フランスの映画って、いちいちオシャレ。
男と女の物語で、ものすごく一方的な台詞が多く、その台詞も全く共感できもるものではない。
だが、なぜか主人公たちが光って見える。モノクロなのに。

音楽もオシャレ
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神様のカルテ2(2013年製作の映画)

1.7

前回とは違う「神様のカルテ」の話。

医者の不養生とはよく言うが、それを支える家族の寂しさや虚しさも描かれていたような。

ただ、個人的にはあまり好みの話ではない。

神様のカルテ(2011年製作の映画)

2.0

あまり感情移入できるようなキャラクターはいなかった。
だが、所々にグッとくる台詞があった。

誰もが自分のこととなると視界が悪くなるけれど、周囲はちゃんと理解しているんだろうな。

自分は神様ではない
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

ハンターには、立派な家も贅沢な暮らしも必要なかったのだろう。
彼女の夫や義理の両親は、ハンターの表面的な部分だけを見て、彼女を理解しようとはしない。
出生の理由から、実の家族との間にも距離がある。
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

2.5

SF超大作、っていう感じ。
好き嫌いは分かれるかも。
話が複雑で、わたしは苦手だった。

ある特別な香料を巡り、民族間で争う?ような内容だった。続きもあるとかないとか…
ラストまで内容を掴めなかった🥺
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.4

生まれた土地や家柄で人生は決まると言うが、あながち間違っていないと思う。

華子は生粋の「貴族」。
お嬢様学校出身で、お裁縫をし、居酒屋のような場所には出入りしたことがない。
親も認めるような「いい家
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空白(2021年製作の映画)

4.0

見ていて辛くなる作品。
誰も悪くない。だが、みんな自分を責め、周囲を恨んでいた。

娘を亡くした父親が、被疑者を憎み、娘の尊厳を守ろうとするのも理解できる。
スーパーの店員や車の運転手が、事故当時の自
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

不思議な話。
青春に恋愛に家族にミステリーに、色々な要素が混ざっていて、よくわからなかった。

「欲しいものが手に入るトンネル」じゃないってはじめから言っているのに、なぜ才能を求めようとした?
なぜメ
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映画 太陽の子(2021年製作の映画)

3.1

特大おにぎりを頬張るシーンが、とても印象的だった。
あのシーンだけ暫く無音になる。
単なる食事シーンではなく、修の思いが変化がする重要な時間だったと感じる。

お母さんは、弟の裕之にも同じようにおにぎ
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Arc アーク(2021年製作の映画)

2.5

不思議な話。
死生観について考えさせられるが、好き嫌いが分かれる作品だろう。

「不老」という選択肢が与えられた世界の人々は、本当に幸せなのだろうか。

「人は必ず死ぬからこそ、人生の中に生きる意味を
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

2.0

人気者の原作者の作品を、人気者たちが演じたもの。

学芸会っぽく感じて、少し苦手だった。

豊川悦司さんの、「いいシナリオ」に狂った監督は怖かった。

真夏のオリオン(2009年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ものすごく綺麗事のように感じた。
現実はこんなに美しくないだろう。

「死ぬために戦うのではなく、生きるために戦うのだ」と言っていたわりには、最後に死を選んでいるようにも見えたが…

終戦の知らせが少
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.0

三浦透子さんの演技がとても自然で、好きだった。
村上春樹さんの作品はひとり語りが多く、映像化すると、棒読みで嘘くさく感じてしまう部分があった。
だが、三浦さんの演技ではそれが全くなかった。淡々と話して
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日の名残り(1993年製作の映画)

2.6

スティーブンスは、執事の鑑のような人物。
その一方で「自分」が全くない。
父親に対しても、ユダヤ系のメイドに対しても、自分の恋心に対しても、何も行動を起こさない。
きっと、命令を受けたら上手くやるんだ
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100日間生きたワニ(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「100日後に死ぬワニ」ではなく「100日間生きたワニ」としたのは、個人的に好きなポイント。
中村倫也さん目当てで鑑賞したが、これをわざわざ劇場に見に行こうとは思わないかも。
意外にも、新木優子さんの
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星に願いを。 Nights of the Shooting Star(2002年製作の映画)

2.5

ただただ竹内結子さんが可愛かった。
あんな看護師さんがいたら、そりゃ誰もが好きになるわ。
可愛いのに、肝っ玉母さんらしさがあって、ギャップ萌え。

ストーリー自体はベタで、展開も大体読める。
内容を楽
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.7

三上さんは、娑婆を「すばらしき世界」と思えたのだろうか。

誰よりも真っ直ぐで正義感が強いんだろうが、その表し方がちょっとやり過ぎだったり。
きっと誤解されることも多いだろう。

だが、彼の人間性を理
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CUBE ZERO(2004年製作の映画)

2.2

CUBEの外側からの視点も描かれたもの。
内部は近未来的なのに、外は意外とそうでもない。手動で色々操作しているんだ…

シリーズを重ねるごとに何が何だか分からなくなっていくような。
最初の作品がいちば
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