mさんの映画レビュー・感想・評価

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ロマンスドール(2019年製作の映画)

1.9

三浦透子さんは超超超良かった。
職業誤魔化してたことより、園子の体で型とったものを勝手にアダルトグッズとして売り出してたことを謝れよと思ってから話入ってこない。哲郎は妻じゃなくて「妻がいる自分」が好き
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星の子(2020年製作の映画)

2.8

家族からの解放がみたかったのに、それどころかこれからも囲い込まれてしまいそうな雰囲気で正直苦手。

「親も愛がある」とか「誰も悪くない」っていう意見もあるけど、お金をつぎ込んで家を貧しくしていたり、自
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とべない風船(2022年製作の映画)

3.0

三浦透子さんに会いたいがために、舞台挨拶目当てで見にいったら、三浦さんはもちろん東出さんの演技にもすごく惹き込まれた。
映画としては、私の好みではなかったけれど、時が経つにつれ忘れ去られがちな災害の話
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そばかす(2022年製作の映画)

4.8

新年早々救われた気分になった。三浦透子さんのインタビュー内容含めてとても良かった。蘇畑佳純のような人が主人公の映画が作られるという、それ自体がものすごく意味のある事だと感じる。
私はアセクシャル・アロ
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.7

ダイアナの苦しみの原因は、夫や女王のような特定の「人物」なのかと思っていたら、内面を知るにつれ、家族も使用人もそこまで悪い人では無く、むしろみんなそれぞれに苦しみながらも自分の役割を受け入れようとして>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.6

何よりも大切なものを失って、自暴自棄になって全てめちゃくちゃにして捨ててしまいたくなっても、現実は怒りも悲しみも飲み込んで、食べて寝て働いてただ生きていくしかない。それがよくわかる作品だった。
マリコ
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犬王(2021年製作の映画)

3.6

記録を忘れてたやつ
ほとんどアヴちゃん目当てで観に行ったので、アヴちゃんの歌声と演技が堪能できて大満足だった。森山未來、ツダケンと好きな俳優ばかりなのも幸せだった。
「夜は短し〜」も好きな私は、前半の
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.8

最初から最後までめーちゃくちゃ良かった。
夢か現かの不思議な世界観を映像で表現できるのすごすぎて一気に惹き込まれた。
高校時代に移り代わってヤンキーがわんさか出てきた時は「さすがにミー坊やられちゃう!
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

5.0

最悪のラストと聞いて覚悟してはいたけれど、それでもしんどかった。
父親が自分の仕事の汚い部分を見ないふりしよう、見せないようにしようとしてきたこと、家族の異変や違和感を見ないふりしてきたことの弊害であ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.5

ミュージカル大好きだけど、この作品ははっきり嫌いの部類に入る。ヒュージャックマンの役が最初から最後まで利己的で倫理観欠けててイライラが止まらなかった。

お金儲けにしか興味がない主人公に付き合わされた
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グリース(1978年製作の映画)

3.3

gleeでほぼ全曲カバーされていたので、見覚え、聞き覚えがあるものばかりで懐かしかった。
ストーリー自体はなんてことないけれど、学園ミュージカルの原点のような作品なので、色々な学園ミュージカルの元ネタ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

ほとんど前情報なしに見たけど、久しぶりにボロボロ泣いた。私はヤングケアラー当事者でも聴覚障害当事者でもないので、手放しで絶賛するのは危険だなと思いつつもやっぱり良い映画だったなあ〜と思ってしまう。 こ>>続きを読む

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.5

観た直後はそうでもなかったのに時間が経つにつれどんどん好きになっている作品の一つ。
コメディー寄りなのかと思いきや、ヘドウィグの葛藤をじっくりと、ベルリンの壁崩壊も絡めて描いているような、哲学的で芸術
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.0

gleeのおかげで知ってる曲も知ってるキャラクターも多かった。タイムワープやっぱり盛り上がっていいな!
ストーリーはまったく意味不明で、こんなストーリーを思いつくこと自体がホラーだなと思った…笑
舞台
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.3

王道ミュージカルって感じでみていて楽しい!あの独特なダンスもクセになるし、ああいうパッション溢れるダンス自分も踊りたいな〜とめちゃくちゃ思う。キャストも豪華だった。アマンダバインズめちゃくちゃ可愛かっ>>続きを読む

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.0

うーん…絶対好きだと思ってたのにハマれなくて残念。
ダンスはめちゃくちゃかっこよくて、振り付けもフォーメーションも、指パッチンと口笛の独特なリズムも、クセになるパフォーマンスだった。
ただマリアとトニ
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

ちょうど今RENTにどハマりしていたので、個人的にはめちゃくちゃタイムリーな作品。
RENTを初めて観た時、これを作った人は相当な変人なんじゃないかと思ったけれど、その印象はあながち間違っていなかった
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バーレスク(2010年製作の映画)

3.5

アギレラの可愛い顔と力強い歌声のギャップにやられる。知ってる歌も多いし、ダンス好きなのでショーのシーンはテンション上がった。
でも可愛い田舎娘だったアギレラがどんどん小生意気になってくのにイライラして
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キャッツ(2019年製作の映画)

2.1

CGが多用されているせいか、ミュージカルと言うよりは、ディズニーアニメみたいな世界観だった。
気持ち悪いビジュアルはネタだと思えば1周回って面白いけど、それよりも歌の魅力が失われてしまっていることの方
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RENT/レント(2005年製作の映画)

4.8

ネトフリにあったのでなんとなーく観始めたら、圧倒的な音楽と勢いに思い切りひき逃げされて戻れなくなってしまった感覚。最初は歌詞と演出のクセが強くてなんじゃこりゃと思ってたのに、今では映画版とブロードウェ>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.0

映画としては好みではなかったけど、生活保護というと不正受給ばかり注目され、捕捉率の低さはスルーされるこの自己責任論社会で、こうしたテーマを扱うこと自体にとても意味があると思った。今もコロナ禍で災害時と>>続きを読む

逃げた女(2019年製作の映画)

3.6

「はちどり」のヨンジ先生と「お嬢さん」の秀子様の共演は私得すぎた。ありふれた日常会話だけで素敵な映画撮れるんだな〜!
フラフラしてて周りの言動に流されがちなガミが今後何を思いどう動くのか気になる。 も
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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

4.3

最初から最後まで衝撃的。テーマから映像美術まで、めっちゃ好みの作品だった。タブーを躊躇なくぶち破っているところに潔さを感じる。
本人の苦しみも周囲の偏見も、ピンクやラベンダーで統一された非現実的な美し
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.5

決してキラキラした青春では無いけれど、こんな学生生活も憧れる。同じ大学生として、このグダグダ感も、全てが中途半端に上手くいかない感じも、全部分かるよ!と心の中で叫びたくなる。ホリガイとは希望する職種も>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

5.0

一見別々に見える1個1個のエピソードがすずさんや周りの人に影響し、それがさらに他のエピソードに影響してと言うような形で物語のひとつの核が作られているような作品だから、「リンさん」というたったひとつのエ>>続きを読む

ケイト(2021年製作の映画)

3.3

いかにも外国人が好きそうな日本〜て感じだけど、そういうステレオタイプな日本の演出って普通にかっこよくて私も好きなので純粋に楽しめた。ストーリーよりは映像重視な感じだけど、強い女×女物語に仕立て上げられ>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

ホラー大嫌いなのに恐る恐る観てみたら、私の苦手な類いのグロさではなかったので思ったよりいけたものの、ずっと頭痛くなるような胸につかえるような生理的に受け付けない気持ち悪さがあってしんどかった。ただあの>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

やっと噂の金田バイクを観れた!
とにかく映像と世界観と音楽がクセになる…。
当時見たらものすごい衝撃だったんだろうと思うけれど、何せ現代のドラマやアニメ、映画に影響与えまくってるせいで、今見るとむしろ
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.5

原作が大好きだったので映画の方は少し身構えながら観始めたけれど、ドキュメンタリーのような空気感や演出、光がふんだんに使われた映像が作品によく合っていて、むしろ原作超えでは?と思うほどの完成度だった。過>>続きを読む

夜明け(2019年製作の映画)

3.0

人と人との結び付きやそれぞれの感情の動きが生々しくて好きだった。
ただそれぞれのバックグラウンドやテツさんとシンイチの関係性の変化をもう少し深堀りして欲しかった…。
周囲を信頼できないのは仕方ないとし
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.0

ストーリーが二転三転して面白いのはわかる。わかるんだけど、やっぱり韓国作品特有の大袈裟な演出や演技が苦手だった。特に貧困の描き方があからさまだし、人物の感情や行動、その動機もあまりに単純、わかり易すぎ>>続きを読む

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

2.5

精神病棟という設定やジメジメとした空気感はすごく好みだったけど、、。
前提として閉鎖病棟の割にセキュリティガバガバなのが気になりすぎて、この映画の本テーマについてどうこう考える段階まで至れなかったのが
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.2

うーん難しい。
登場人物たちはまだ10代なのに、ほんのひと押しで簡単に命を落としてしまえるほど限界状態にあって、それも何人かは大人にいいように扱われてきた被害者であることがとても闇深い。ここまで壊れて
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.0

赤髪の江口のりこがタイプすぎて、途中からすみれさんに気に入られてるテルちゃんいいなーとか思ってどんどん共感できなくなってしまった笑
マモルもクズだけど、それよりもテルちゃんのホラー並みの執着心が際立つ
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.2

今どきの学園モノって感じでめっちゃ好き!ちょっと「sex education」と同じ匂いがした。
「glee」みたいなはっきりしたカーストがないのが新鮮で、イケてない子も個性強すぎる子もそれぞれ学校内
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

5.0

人生で一番好きな映画をスクリーンでしかも4K版で観ることができるなんて…。泣きすぎて考えすぎて放心状態になってしまった。
戦争や日本軍の狂気性だけでなく、人間の弱さと優しさ、文化の違い、武士文化、人生
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