ゆうかさんの映画レビュー・感想・評価

ゆうか

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シカゴ(2002年製作の映画)

4.2

殺人の罪で収監された主人公が何とか無罪を勝ち取り、夢であるショーの世界での成功を掴もうとする物語。

うまくミュージカルとドラマを組み合わせた構成になっており、テンポの早さも相まって観ていて飽きがこな
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.9

母国の紛争によりパスポートが停止、空港で足止めをくらってしまった男の物語。

言葉は分からず、生活する術もない状態から機転の効くアイデアでそれらを乗り越えていく様がとてもおもしろかった。
主人公が周囲
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

天才詐欺師と彼を追うFBI捜査官の実話に基づく物語。

テンポよくストーリーが進むため少々長い映画だが飽きずに観ることができた。
パイロットや医者、法律家と転身しながら逃げていくフランクの華麗さがよく
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

Queenのリード・ボーカル、フレディ・マーキュリーの姿を描いた物語。

彼が栄光の中で孤独や寂しさと闘っていたこと。時にそれらに負けてしまい、大切な「家族」を突き放してしまったこと。それでも最後は、
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.8

ハッカー集団の一人だという男の独白に基づく映画。

ストーリー自体はユージュアル・サスペクツのような印象を受けた。
異なる点を挙げるとすれば、ユージュアル・サスペクツはわりと結末が説明的ではなく描写的
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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

4.0

3作続くドラマシリーズの映画版。

ドラマを観てから映画を観ると彼らの成長過程に心から共感できるようになると思う。

ドラマ4話分くらいの話をギュッと詰めこんだ感じのストーリーになっているので薄さを感
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バーレスク(2010年製作の映画)

4.0

歌手を目指して田舎から出てきた女性が夢を叶えていく様を描く物語。

とにかく歌唱シーンとショーシーンが見応え抜群。
ストーリー自体はいわゆる「サクセスストーリー」だが、主人公の輝かせ方がとてもよかった
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.4

突然意識不明になった恋人の「嘘」を明らかにしようと奮闘する主人公を描く物語。

設定はとてもおもしろかったが、そこから見えた「真実」が予告で受けた印象よりも驚くほどのものではなかった気がした。

高橋
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8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.7

長期間の意識不明やその後の後遺症に苦しめられたヒロインと、けなげに8年間寄り添った婚約者との物語。

佐藤健の演技からけなげさがこれでもかというくらい伝わってきた。誰かに何かをされたわけではないから、
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.8

原作既読。

ある殺人事件をきっかけに、親子の愛の深さゆえの物語を主人公が明らかにしていくストーリー。

これは、松嶋菜々子演じる浅居の親子物語を通して、主人公加賀自身が親子というものについて考える話
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一週間フレンズ。(2017年製作の映画)

3.4

原作既読。

一週間で記憶がリセットされてしまう女の子と、彼女と友だちになろうとする男の子とのお話。

主人公の男の子のまっすぐで純粋なところがよく表現されていたと思う。
隠しきれない切なさが時折表情
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

ショービジネスの世界で「ユニーク」な人々を集め、サーカスを成功させた主人公のサクセスストーリー。

ミュージカルシーンで用いられる歌とその演出は本当に素敵だった。
ストーリーが単純な分、ミュージカル部
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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.5

結婚した夫を元妻のもとに返そうと奮闘(?)する主人公を中心とした物語。

字面だけをみると理解しにくい行動であるし、映像でみても行動に共感はできなかった。
ただ、「男女は勢いで一緒になるものでもあり、
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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

3.7

あるレシピをめぐる時代をこえた物語。

なぜレシピを探す役割を充が担う必要があるのかという点は劇中の主人公同様常に気になりながら観ていた。
予想はしていてもなかなか点と点がつながらずモヤモヤしたが、結
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光をくれた人(2016年製作の映画)

3.8

主人公夫婦の出会いと幸せな日々を描く序盤、流産を繰返し精神的にショックを受ける夫婦のもとに文字通り流れ着いた赤ちゃんとの生活を描く中盤、良心の呵責や実母からの想いをもちながら結末に向かう終盤というよう>>続きを読む

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.9

オリジナル版鑑賞済み。

大筋のストーリーと記憶障害という重めなテーマを明るく描くというスタンスはオリジナルと同様だった。

福田監督らしいコメディ感にあふれていて、どれだけ少なく見積もっても笑い:泣
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ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~(2018年製作の映画)

4.0

日本版はドラマも映画も観た状態で鑑賞。

変な悪役をつくらず、純粋にふたりの恋愛、お父さんから娘への愛、親友との絆というようにきっちり要素を絞って描ききっているのがとてもよかった。

それが結果的に作
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

銃規制法案に対するロビー活動のために奔走する主人公を中心とした頭脳戦が繰り広げられる物語。

常にころころ変わる状況と、それに対するどこまで計算されているのか分からない主人公による対応がひたすら繰り返
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.9

ストーリーとしては、お互いに夢を追う大人同士の恋愛についての避けては通れないすれ違いや結末を素直に描いていた印象。

展開にそこまで大きなひねりがない分、ミュージカルシーンは印象的なシーンが多かったよ
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

3.3

原作既読。

原作だと武尾と青江という物語の軸をふたつもって話が進んでいく分、映画は(おそらく時間の関係で)青江にのみ焦点があてられているので、どうしても物語が薄く感じられてしまった。

東野圭吾独特
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.1

ちはやふる三部作完結編。

相変わらずカメラワークと、光を効果的に使った映像美がとても印象的。

ストーリーもメインの3人それぞれが輝く場面が用意されているのは言うまでもなく、周りのキャラクターにも少
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.8

原作未読。

将来の総理大臣のポストが確約される生徒会長の椅子をめぐって繰り広げられる騙し騙されの物語。

おそらく原作のキャラクターやストーリーを忠実に再現している部分が多いんだと思う。そのくらい演
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マイ・ベスト・フレンド(2015年製作の映画)

3.9

幼い頃からの「大親友」の物語。

鑑賞しながら「あー、親友ってこうだよね」と思う場面が多くあった。くだらないことでいつまでも笑い、たまに喧嘩もするけれど、素直な気持ちで謝ればすぐに許し合える。一見簡単
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.6

原作既読。

時間軸のズレがポイントのラブストーリー。
うまい感じに伏線をつくって、きちんと回収していったなという印象。

劇中でのタイトルの出し方とヒロイン目線の場面も用意されていたのがよかった。
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マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

3.6

音痴(だと本人は気づいていない)な歌姫と彼女に夢を見続けさせた夫の物語。

予告から想像していたのとは異なるストーリー展開だった。
早く彼女が真実を知ったほうがよかったのか、それとも、あのタイミングが
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ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)

3.6

原作既読。

ひとつひとつパズルのピースが揃っていくような展開がよかった。つながっていないと思うような出来事でも、実は遠いところでつながっていたりするんだなと思った。

大きな感動はないかもしれないが
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

3.8

全米制覇をめざすアカペラ部の物語。

見た目を揃えればいいとは限らない。伝統を守ればいいとは限らない。
そんなことを教えられた気がする。

個性的な仲間たちが少しずつ団結していく過程をみるのがとてもた
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

4.0

映画監督をめざす青年とモノクロ映画の世界から飛び出してきたお姫様の恋物語。

坂口健太郎さんは一途な青年役が本当に似合う。演出のされ方と本人の応え方が上手なんだと思う。
また、もうひとつの見所は綾瀬は
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ヴィクトリア女王 最期の秘密(2017年製作の映画)

3.8

ヴィクトリア女王のもとで使用人をしていたインド人アブドゥル。このふたりの実話を基にした物語。

イギリス視点でつくられていて多少なりとも美化されている部分はあるのだろうが、すごく心が温まる話だと思った
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.8

原作既読。

病気を患い余命を宣告されている女の子とそのことを偶然知ってしまった男の子の物語。

原作と異なる設定が盛り込まれてはいたものの、映画としてはすっきりまとまっていた印象。
原作だとわりと最
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.1

ナチス将校の子どもと囚人として捕らえられていた子どもの「秘密の」交流が軸になっている映画。

純粋に無知はこわい、というのが最初の感想。ただ、親がそのことを教えていたらどうなっていたかと言われると、ま
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.7

原作はさまざまな形でリメイクされているものなので、大体の流れや結末は把握していた。

事件を解決するための重要なファクターとなるもうひとつの事件が存在するわけだが、登場人物(容疑者たち)とその事件のつ
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.0

まっすぐで純粋な心をもった主人公の人生の独白を聞いている気分で観ることのできる映画。

一番印象的なのは感情をそのまま純粋に受け取り続ける主人公の姿。
喜び、悲しみ、怒り、愛…など痛いくらいに主人公は
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.9

日本の中心、東京にもしゴジラが上陸したら…ということがベースの物語。

思ったよりテンポ早くストーリーが展開したなという印象。それだけ「緊急事態」ならではの切迫感が伝わってきた。

日本が舞台で妙なリ
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

特殊な感覚をもつ少年と主人公の交流物語…かと思いきや…という話。

2回みると、様々な発見があっておもしろいと思う。あとは、この映画の世界のルールをきちんと理解できるかできないかで見方が変わりそう。
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裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

3.3

仲間を殺された主人公が犯人を探すドタバタコメディー劇。

振り切ってコメディーをやっているので逆に清々しい。長いコントをみせられている感じ。爆笑・苦笑いどちらも経験できた。

上品な感じではないのでみ
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