映画の中の主人公がスクリーンから飛び出してするラブコメディ。この後、この設定を真似する作品が多数作られる。
◯私とウディ・アレンの出会いの作品。詩的で音楽も素晴らしく、ウィットに富んだセリフも素敵。
ニューヨークの古き良き時代。子供の頃のノスタルジックないい思い出、子供目線から大人の世界を覗き見した感じを当時のジャズの曲とともに描いている。
さすがウディ・アレン。ミステリーにしてもやっぱり面白い。Big Noise from Winnetkaの使い方が緊迫感を表している。
ミュージカルにしても、ウディ・アレンらしさが満開。ベネツィアの美しい街並みが効果的に使われている。
昔の時代が好きすぎて、昔の時代にタイムトリップしてしまうという設定がよい。フィッツジェラルドやダリ、ピカソ、ロートレックなどと対面させるあたりが憎い。ウディらしい皮肉を込めた結末が面白かった。