batabataさんの映画レビュー・感想・評価

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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.2

Filmarks試写にて鑑賞
原作と大分違った展開と演出で少し面喰らった部分もあったけど、役者陣の芝居は素晴らしかった。小説よりもハルの行動や心情により共感できて、それを体現する堂々とした森七菜さんの
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Funny(2021年製作の映画)

4.0

開始数秒で物語に引き込まれた。
これは笑って良いものなのか、自分の常識や良識を問われ続けているような感覚に陥る。
自分だったらどうするだろう。どう接するだろうか。そんな疑問を柔らかく鋭く突いてくる。
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.4

人生での人との出会い、別れ、経験した喜びや悲しみ、時間による人や物、環境の変化。それら全てを経て今があるし、自分にとって意味があるもの。
大きな出来事や劇的な展開は無いけども、脈々と受け継がれてきた命
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荒野の七人(1960年製作の映画)

3.4

七人の侍を西部劇にしました。という感じの完全に綺麗なオマージュという印象。
だからやはりオリジナルほどの衝撃や感動はなかったけども、どこが舞台だろうと義の為に人肌脱ぐ者たちのカッコさは秀逸。
チャール
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夜の訪問者(1970年製作の映画)

3.1

チャールズブロンソンのダンディズムに痺れるだけの映画かな。。。
シンプルな服装に浮き出る逞しい筋肉と綺麗な姿勢がとても映えるしカッコ良い。
けども各キャラ(主に、てかほぼ主人公)の行動のグダグダ感がツ
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.3

あの主人公だからこそ、ああいう選択しかできなかったのかなと考えると腑に落ちる気はする。
言いたいことはあるし、自分が悪いわけではないけども、それを言えたらどれだけ楽か。言えないんだろうなぁきっと。
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マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.4

ジョージクルーニーカッコいい〜。
冒頭の空港での慣れた手際とカット割でこの人間のキャラクター性が伝わってくる見事な導入。
終わり方としてはこれまでの自分の生活を省みて、マイルを貯めること以外への生活の
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.6

本音と建前の芝居の応酬。スムーズかつダイナミックな感情の流れに心をグングン振り回された感覚。

空白(2021年製作の映画)

3.6

飲み込むのに大分時間がかかる作品でした。つまり素晴らしい作品です。

こんなことが世の中たくさんあるんだろうなとしみじみ思う。理不尽や不条理を通り越して、明確な加害者のない災害みたいな出来事に巻き込ま
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ファンファーレが鳴り響く(2020年製作の映画)

2.9

なかなかにセリフのクオリティが苦しい。。。そんなこと日常で言うか?みたいなことやそれ展開ありきのセリフだよね感が悪目立ち。演じる側も難儀する気がする。そのせいか全体的に芝居も段取りくさく見える。。。>>続きを読む

哀しき獣(2010年製作の映画)

3.3

とりあえずハ・ジョンウの食事シーンだけでも見どころ。
何もかも旨そうに喰う芝居はいつまででも見れる。
その人間の人となりまでも滲み出る食事が描かれている映画は良作。
集中力が切れてしまったのか、途中か
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.6

「ちょっと思い出しただけ」のシナリオを読んで、この作品のことが出てきてたので、鑑賞。
まさに「ウィノナライダー!かっけえ」。
毛羽だったような風合いの映像とか衣装や小道具の質感がドンピシャで、古いミニ
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.3

ジムジャームッシュ作品。
コーヒーとタバコがまんべんなく出てくる短編集。
俳優コンビの話が一番好き。ガっと踏み込んで観るよりも肩の力を抜いてBGM代わりに見るくらいの方がこの作品にはあってるかもしれな
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聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.5

primeのおすすめに出てきて、気になって鑑賞。
何故か見入った。不思議な引力のある映像。
終盤の大量の食器を洗ってる場面の画力というか場に漂う神聖な感じが特に引き付けられた。濡れた地面に照り返す朝日
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パターソン(2016年製作の映画)

3.0

酒を飲みながら見てしまったからか、正直寝てしまった。
何も起こらないからこその面白さがあるのは分かるんだけれでもそれでも限界だった。眠気ゼロの深夜か早朝にふっともう一度見てみたいかも

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.6

そういえば今までちゃんと見てなかった名作。
勿論今でも響いたし、素晴らしかったからこそ、これ子供の時に見てたらより記憶に響く作品だろうなと感じた。
THE洋画という感じのアメリカンな雰囲気。ウィットに
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

終盤までは本当に良かった。
ルビーの抱える葛藤や家族の思いがしっかり描かれてたし、いわば下ごしらえは完璧に完了した状態。
なのにクライマックス、結局家族の漁の問題はどうなったの?
唄が流れてる中でモン
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

シナリオ読後に鑑賞。
横隔膜が10㎝くらい浮いてるような感覚をずっと感じてた。
予告の時点で主演二人のやり取りの空気感に驚愕したけど、本編もそれ以上にもはや戦慄するくらいの芝居。日常の会話と反応の速度
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誰かの花(2021年製作の映画)

3.4

シナリオ読後に鑑賞。
そりゃそうだけどもやはり映像になるとより各シーンの持つ緊迫感が段違いに増すし、それを作り上げるスタッフと役者陣が素晴らしいと思った。
特にあの子役の子の空気感がこの作品においては
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

そりゃ興奮しますよ!という感じ。
なんとなく分かっててもワクワクとドキドキさせてくれる展開。
ただ、ピーターの選んだ選択(死ぬ運命にあるヴィランを救うこと)が正しかったのかどうか正解もないだろうけど、
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異物 -完全版-(2021年製作の映画)

3.4

まさにエロティック不条理コメディ(笑)
捉え方によってどんなジャンルにも変化する懐の広い作品。
「適応」のはじまりの画と音楽がクールすぎてビビった。めちゃくちゃかっこいいし、そのあとのカップルのやり取
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偶然と想像(2021年製作の映画)

3.5

言葉と言葉が丁寧に織られてるような感覚。
どの話も面白かったけど、個人的には第1話が好み。古川琴音さんは本当に魔性感というか小悪魔なキャラクターがドはまりしてる印象。

エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

3.4

Filmarks試写会にて鑑賞。
好きか嫌いかで言ったら最高に好き。
ラストの商店街?のシーンの高揚感とワクワク感が異常なだけに、前半の少しタルい感じがそのための布石なのかと感じた。
あの節々に入るド
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.4

やはりエンタメの世界の昭和はとても魅力的に見えるなぁと再認識。
柳楽優弥のたけし、完成度と言って良いのか、シンプルに凄い。芝居をする上で実在のしかもあんなにクセの強い人を演じる上でモノマネになってしま
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.6

ちょい面白すぎるな。
6月か7月に予告で見た時は見ようとはそんなに思わなかったのに、その後の評判が良くて気になってやっとこさ鑑賞。
いやこれtohoとかでやってもバリバリ最前線で戦える傑作でしょうに。
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