興行的には大成功した1作目に比べれば、失敗した「ミュータント・タートルズ 影」は遥かにマシな出来になっている。「G.I. ジョー」顔負けのトンデモアクションに、「トランスフォーマー」顔負けのマヌケなキ>>続きを読む
「エイリアンVSプレデター」通称AVPはエイリアンファン、プレデターファンの双方から鼻で笑われた。特にエイリアンファンを喜ばせる要素もなければ、プレデターファンを喜ばせる要素も無かった。
本来SFホラ>>続きを読む
ネイティヴスピーカーから邦題をボロクソ言われた今波に乗っているドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作であり、全世界のSFファンを虜にした「メッセージ」。実は原題である''Arrival''はどう訳せばいいやら、v>>続きを読む
もともと沖縄戦だとアナウンスされずに日本では告知された映画だが、ハクソー・リッジ戦は有名な話であり、僕はこの映画を評価することが反日である事とは全く思わない。実に筋違いであり、アメリカ万歳映画でもなけ>>続きを読む
待っていましたよテリー・ギリアム! 19年越しについに完成までこぎつけ、晴れて予告編もアップされた念願の…というより映画史上最大の企画地獄となった「ドンキホーテを殺した男」。非常に楽しみな作品であると>>続きを読む
日本でもスニッカーズ欲しさに店襲われたらたまったもんじゃない。そんなにチョコバー食いたいか。第4弾も着実に準備中の、12時間だけ殺人が合法化させる近未来アメリカを舞台にしたスリラーシリーズ「パージ」は>>続きを読む
Freedom of the press
報道の自由
早速オープンしたばかりの東京ミッドタウン、TOHOシネマズ日比谷にて鑑賞。まずスクリーンまでの動線の悪さも去ることながら、スタッフ達の対応のたじ>>続きを読む
「ジョーンズ、お前はクビだあぁぁ!!」
ポール・ヴァーボーベンのサイバーパンク映画でありながら、ブラックユーモア、社会風刺、予見されたストーリーやテーマ、今見ても熱狂できる「ロボコップ」は監督作のな>>続きを読む
リーアム・ニーソンを一気に遅咲きアクションスターに押し上げ、その後リーアム兄貴が暴れる量産映画の誕生のきっかけとなった「96時間」。本作の邦題はアホ通り越して、まさかの続編でもこちらをメインタイトルで>>続きを読む
予想通りに監督賞、作品賞はじめオスカーをかっさらったギレルモ・デル・トロの監督前作である「クリムゾン・ピーク」。これは全米のみならず各国で「予告編が詐欺」って感じでなんともこう、消化不良な結果に終わっ>>続きを読む
新作が出る度に「マトリックスの衝撃がもう一度!」と言われる若干気の毒なウォシャオスキー姉妹、当時は兄弟だった監督コンビは生粋の日本アニメオタクとしても知られるし生粋の視覚効果オタクとしてアメリカでも大>>続きを読む
ドラマをリメイク、映画化するハリウッドの企画はやっぱり例としてトレッカーなど熱狂的なファン層との相違っていう壁にぶち当たる。でも新しい試みでスピルバーグ世代だったJ.JがスローなSFで全くファンになれ>>続きを読む
ヒーロー映画の枠を超えた挑戦的で、革新的な多様性を取り入れたにもかかわらず本格的でクールなヒーロー映画になっている。例に挙げるとパワーレンジャーは初期の頃、レッド=リーダーは白人、ブラック=黒人の役者>>続きを読む
終始面白おかしくて、笑えて、泣けて考えさせられ、とにかく色んな側面の良き部分を集約させて見事なコメディーとして成り立っている「ビッグ・シック」は知的で感動に満ちている。パキスタン出身のクメイルはイスラ>>続きを読む
本作がなにかと同じくスピルバーグ監督作であり代表作の「E.T.」と比較されたのは、「BFG」を最後に亡くなった脚本家メリッサ・マシスンの作品であるからだ。実に数年ぶりとスピルバーグと組んで、長らく映画>>続きを読む
''The Question is Can I live again?''
9.11後、たとえばアメリカの大学である学生が来学期は戦場いくから学校来ませんと言うのは別に不思議なことではなかった。そして>>続きを読む
この映画はメタファーで溢れている。少なくとも聖書や、世俗化に反する、いわゆる保守的で原理主義的なアメリカの部分を知らなければこの作品は語れない。なぜならジョエル・エドガートンの脚本と演出は全く台詞で語>>続きを読む
だから僕は出演したくなかった。3度も断ったと語るクリスチャン・ベールにキャリアの汚点とまで言わしめた、大ヒットシリーズ第4弾の「ターミネーター4」はとにかく傑作として崇められるキャメロンによる第1作、>>続きを読む
「インターステラー」は劇場で2回観て、1回目はとても壮大なSFであること、2回目はこの作品をよく分析することは外せない事であると実感した。小さい頃、特に小学生の時は宇宙が大好きで図鑑を見たり、今でもひ>>続きを読む
引退を撤回して舞い戻ったスティーブン・ソダーバーグの快作。なにかと「オーシャンズ」シリーズと比較されるが、それは監督本人も認めるまさに地味にしたバージョンが「ローガン・ラッキー」である。評価の前に余談>>続きを読む
日本公開するかは定かではないが、The Foreignerはチャイナマンという原作を基にジャッキー・チェン、そして007だったピアース・ブロスナンの共演作である。全米ではそこそこ、中国ではさすが大スタ>>続きを読む
ピクサーがついにホームランを打った。
「リメンバー・ミー」は今こうして社会問題にもなってしまったリベラルの素晴らしさを説いた、メキシコに宛てたラブレターと言ってもいいくらいに素晴らしい作品。間違いなく>>続きを読む
ひと足先にカナダにて鑑賞。すでに賞レースを独走しているギレルモ・デル・トロ最高傑作と声も上がっている「シェイプ・オブ・ウォーター」は噂どおり、デル・トロの集大成とも言える作品になっている。予告編からも>>続きを読む
このゲームではこいつ死ぬから、次のゲームはこいつが死ぬようにして…というなんか旧来の「ソウ」シリーズにはなかった逆算出来レースが本作にはあった。実に7年ぶりの始動となった「ジグソウ」は6作目の興行がフ>>続きを読む
アホ映画は好きだが、ついついキャラクターありきなものは錯覚しがち。ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソンはこの映画において、というかこの2人のおかげで何とか整っている。元々「ヒットマンズ・ボ>>続きを読む
もし政治的でダイレクトに、しかもそれを強意とせずドラマとして巧みに取り入れたとすれば「スリー・ビルボード」はまさにそれだろう。先日発表されたアカデミー賞のノミネート作品として6部門7ノミネートという快>>続きを読む
「死霊館」シリーズはスピンオフはともかくとして、ホラー映画のなかでも面白い。面白くて怖いドキドキするの三拍子がしっかりしていて、古典的だけど懐古厨にまでエスカレートしない現代ホラーだからこそ出せる不気>>続きを読む
みんな大好きM・ナイト・シャマラン監督は伝説のどんでん返し映画の呪縛が解けず、新作出す度にもう何か同情したくなるレベルにボロクソを食らう。ウィル・スミスが息子放って地球でただ座ってる映画なんか、ポスタ>>続きを読む
だいぶ遅れてしまいましたが、明けましておめでとうございます🎉
「キングスマン」はマシュー・ヴォーン監督が世に放った「ツボ映画」であり、ここ日本でもスマッシュヒットしファン層も出来た。やはり「キック・>>続きを読む
マインドファックムービーとして、評価できる点があるとすれば多くの人が言っているように撮影・映像・音楽だった。ドイツから生まれた本作はハリウッドリメイクも決定したほど本国で評価された一方、これまでドンデ>>続きを読む
一応クリスマスシーズンにヒットして、現在続編も全米ではそこそこヒットしている「パパvs新しいパパ」は「アザーガイズ」のウィル・フェレルとマーク・ウォルバーグが組んだコメディ映画だが子供向けの雰囲気なの>>続きを読む
プレミアムナイト上映にて。今回は上映前にスタッフ自身が上手いトークをして、May the force be with you! と締めて拍手喝采、7.1chにわざわざ音声も調整し18時30分きっかりに>>続きを読む
明日が「最後のジェダイ」なので、2日連続でデイジー・リドリーを見ることになる。灰色の脳細胞を持つ、おそらく世界一の名探偵エルキュール・ポアロがまたスクリーンに戻ってきた。しかも原作ファンから高い支持を>>続きを読む
たぶんこれ半年に2回ぐらいは衛星放送や地上波で不思議なくらい放送されていて、なんの運命なのかチャンネル回してたら遭遇する確率も高い。「ザ・グリード」はまだ「ハムナプトラ」を手がける前にスティーヴン・ソ>>続きを読む
ご存知だろうか。近年の吹き替え版では最悪中の最悪と言われた篠田麻里子。特に吹き替えは全く映画の評価には入れていないし、劇場で見たときは字幕で鑑賞した。ふとどんなもんだろうと久々に観てみた。例の吹き替え>>続きを読む
いま全米で賑わっているのは本作「ジャステイス・リーグ」のディレクターズカット版の公開を希望するという署名運動である。ご存知の方も多いが今年ザック・スナイダー監督は娘の死が原因で途中降板して後任には「ア>>続きを読む