JJさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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AIR/エア(2023年製作の映画)

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結末がわかっていてもワクワクした。
マットデイモンは役作りで中年体型なのかな。立派な腹がすごい。

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

4.5

ゲイとしての生き方や価値観が対照的な二人が、短いあいだながらも惹かれあい、お互いの考えをぶつけ合い、どんどん深まっていく想い。自分に足りなかったピースを見つけたかのように、自然と影響を受け合っていく様>>続きを読む

FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.0

なるほど、「主人公のアミンをはじめ周辺の人々の安全を守るためにアニメーションで制作」されたのね。インタビュー形式のドキュメンタリーにアニメーションを付けたような、でも実際映像も織り交ぜながらで、すごく>>続きを読む

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

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男のクズっぷりも女の阿呆っぷりもすごくて、かなりストレスフルな物語なんだけど、徹底したリアルな演出やカメラワークが見事で最後まで見た。時系列シャッフルも功を奏してる気がする。色々巧い映画だと思う。でも>>続きを読む

君と歩く世界(2012年製作の映画)

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突然とてつもなく大きなハンディキャップを背負ってしまった時、アリのような超体育会系の単細胞な男と過ごすことで癒され、生きる気力が湧いてくるっていうのになんだかすごく納得してしまった。こういう心がバリア>>続きを読む

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.0

なくしたい記憶と忘れたくない記憶。
記憶喪失の回復のための奇抜な治療プログラムを淡々とこなすオフビートな感じがよかった。切なさと可笑しさの塩梅がちょうどよく、画作りも洒落ている秀作だった。

リード・マイ・リップス(2001年製作の映画)

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難聴のハンディキャップがあるゆえ、読唇術ができるOLと窃盗が得意な刑務所帰りの男。この設定を存分に生かしたフィルム・ノワールで、二人の化学反応がおもしろいし、展開が秀逸だった。

預言者(2009年製作の映画)

4.0

え、ここ刑務所だよね…?6年の刑期がこんなにも濃密な時間になるなんて、ドラマティックすぎやろ笑。刑務所で人殺して、親友もできて、読み書きもできるようになって、刑務所の外でも仕事こなして、すごすぎ。刑務>>続きを読む

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.9

このちっさいコンパートメントで、長旅を共にするのが同性でもなく明らかにハズレのヤバそうなあんちゃんで、これはまじで不安しかない始まり笑。
まったく噛み合いそうにないけど、ちょっとしたことで徐々にお互い
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.3

同じ時代にこんなにも過酷で残酷な人生の人がひょっとしたら本当にいるのかも…と思うと、ゾッとする。復讐の連鎖の中でしか生きていけなかった数奇な母の死によって、凄絶な母の人生と自分たちの思いもよらない衝撃>>続きを読む

ベルイマン島にて(2021年製作の映画)

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リスペクトと愛を込めた"ベルイマン島"観光ムービー。こんなにベルイマンが神となってる島があるとは知らなかった。久しぶりにベルイマンの映画を見たくなる笑。この監督は正直得意じゃないけど、これは映画内映画>>続きを読む

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.5

何度も見てるけど、100年ぶりに見たらやっぱり最高だった。ケンカばっかりしてる二人がしょうもないけど、お互いのことが好きで好きでしょうがないのがかわいすぎる。キッチンでタンゴを踊る二人の姿の多幸感。チ>>続きを読む

花様年華(2000年製作の映画)

4.5

美しすぎる純愛。プラトニックなのに、艶めかしくて究極のエロスを感じる。穴に封じ込めて誰にも知られることなく、ずっととっておきたい秘密の恋。不倫の練習する二人がかわいくて、ウォンカーウァイらしくて好き。>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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トムはマーヴェリックでも見事にミッション・インポッシブルですごかった。

すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

3.9

安楽死をまるで人生最後の大旅行かのように楽しみにしている父と、最終的にはそんな父の望みを全力で支援する二人の娘たち。父のキャラクターもあるけど、まったく感傷的にならず淡々とそれを描くところがよかったし>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.9

カップルで見たら気まずい雰囲気になること間違いなしの、ねちねちした嫌なとこを突いてくる男女のケンカからして、らしさ全開でおもしろい。ゲロゲロディナークルーズもウケる。ヒエラルキーが逆転して、トイレ掃除>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.5

画の美しさは相変わらずだし、ロードムービーなのもよかった。ただ根本的に、カニバリストのピュアなラブストーリーに乗れなかった。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.1

縄跳びでステップを踏む音、リングが軋む音、ミット打ちの音、色んな音がリズミカルに鳴り響く冒頭から、それだけで引き込まれた。耳の聴こえない主人公の物語だけど、映画は音に溢れていて、逆にその音が彼女には聴>>続きを読む

PASSION(2008年製作の映画)

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内輪のグループで恋愛相関図の矢印がいろんな方向に絡み合い、、みたいな。そんなに新鮮味も感じない。もう少しコミカルさだったり、軽やかなロメールぽさが欲しかったな。

スチームバス/女たちの夢(1985年製作の映画)

3.8

ロージーの遺作がこんな感じだとは!なんか意外すぎて驚いた。でも、元は戯曲で、最後の妻が熱望し脚本も書いたと言う話を聞いてちょっと納得。
打ち明け話したり、慰め合ったり、衝突したり、励まし合ったり、女だ
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冬の旅(1985年製作の映画)

4.3

冬の寒空の下、頼りない布切れのテントを担ぎ、ヒッチハイクしながら放浪の旅。自由じゃなきゃ嫌、楽して生きたいから労働はお断り、親切にされても決して誰にもお礼は言わない、煙草とハッパが大好きなモナ。そんな>>続きを読む

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

4.0

なんだか盛りだくさんでしっちゃかめっちゃかに感じるし、ストーリーも変だけど、このアダムドライバーとグレタガーウィグの妙ちくりんな大家族はそれぞれのキャラも粒揃いでやっぱり最高で幸せな気分になった。なん>>続きを読む

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

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不幸な出自、自分の意思とは関係なく築かれた生活環境での不遇な生い立ち。それでもやっと見つけたささやかな幸せも司法の理不尽な理由であっけなく壊されてしまう現実。雪だるま式にドツボにハマっていくしんどい展>>続きを読む

椿の庭(2020年製作の映画)

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なんか見たことのある邸宅だなぁと思ったら思い出した。そうだ、桐島かれんの葉山の家だ。そして夫が写真家で、この映画なのか。どこを切り取ってもフォトジェニックな誰もが羨む庭と家。自分たちの家への想いや愛着>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

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このレジェンド姉妹には、こんなに最強な父親がいたのか。信念の塊。この環境で、黒人で、娘たちをここまで大切に育て上げたのはあっぱれとしか言いようがない。父リチャードの物語ではあるけど、テニス好きなので楽>>続きを読む

ジョナサン ふたつの顔の男(2018年製作の映画)

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いわゆる多重人格モノだけど、きっかり12時間で2つの人格が仲良くひとつの肉体を共有するという設定はなかなかおもしろいと思った。7:00〜19:00の朝担当と19:00〜7:00の夜担当。キャラにもよる>>続きを読む

スパルタ(2022年製作の映画)

3.8

お久しぶりのザイドル作品。
そうそう!この徹底したクールな目線、ゾワゾワする不快感と完璧な構図のコントラスト!と健在ぶりに嬉しくなった。
性欲強めなイケイケの恋人から逃れるように、ルーマニアの小さな町
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ホノカアボーイ(2008年製作の映画)

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ホノカアのスローライフが心地よい、アロハな空気感、オフビート、チルアウトできる可愛い映画。

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

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望まない妊娠をしたティーンの中絶手術までの旅路。淡々と克明にドキュメンタリータッチで描かれるその道のりに引き込まれた。
"一度もない・めったにない・時々・いつも" 原題にもなってるこの4つの選択肢で答
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.7

不思議でノスタルジックでちょっと切なくてちょっと心温まるこの感じは完全に童話の実写版を見たような感覚。良くも悪くも完成された小さなお話だった。そして紅葉が美しい秋映画。