nozomiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

13人の命(2022年製作の映画)

3.8

水中の窒息感と洞窟の閉鎖感をしっかり演出し終始緊張感でいっぱいだった
13人を1人ずつ救出する映像をくどく感じさせないあたりロンハワード監督の技量を感じる
また、実話に忠実だからか妙なパニックシーンが
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.8

実話というのが驚き
8週間の猛勉で合法的に司法試験に合格したというのだから本当に天才だったんだろうな
家庭環境の影響で頭脳を犯罪に利用してしまった寂しい青年に、手を差し伸べる大人がいてよかった

ディ
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インポッシブル(2012年製作の映画)

4.2

津波の描写が怖すぎた。
自身が死の淵を彷徨っているのに、動けるルーカスに人助けをしなさいと教える母マリアは聖母そのもの。様々な人が、自らも被災者でありながら手を差し伸べるシーンは目頭が熱くなった。目の
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東京の恋人(2019年製作の映画)

4.0

観る前まではもっと人間の醜いところを写した嫌な映画と思ってたけど、この形容が正しいかわからないが美しく儚かった

東京60WATTSとの相性も良く雰囲気もでてたし、時系列シャッフルなどのテクニックも入
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.8

過度な賞賛は、当事者のプライバシーを侵し精神を蝕む

イーストウッドの映画って切り口がテクニカルだと思う。1549便は乗客全員が生還しているので事件そのものにフォーカスしてもタイタニックのような映画に
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

今泉力哉監督の作品でやっとしっかりハマれた
リリーフランキーの「もがかなければ浮かぶんだよ、ジタバタするから沈むんだ」は予告編でも観てたけどやっぱり沁みた

私的に「恋愛で酔えないたちなんだよ」、「別
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.2

イーストウッドの無駄のない描き方がリアル
戦地での他愛もない仲間内の会話でさえ緊張感が凄い
ラストの妻タヤの目の演技は、それだけでこの後起きる悲劇を想像できた

この映画では言及されなかったが、最後に
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.8

よくこの不条理を戦い抜いた
イーストウッドの実話ベースの映画を今まで食わず嫌いしてたけど重厚で良かった

タイタニックのモーリー夫人が好きすぎて、キャシーベイツの作品観ようと軽率に選んだけど、とても考
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

4.8

去年から楽しみにしていたリマスタータイタニック
最終日に観に行ったけど名作とはこのこと

ジャックの状況判断能力と常にローズを励まし手を離さない男らしさに惚れた

大スクリーンで観る沈んでいくタイタニ
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千年女優(2001年製作の映画)

3.5

やっぱ今敏は可愛い女の子を描いてこそ今敏
全体的にうまくまとまっていたが、虚実が入り混じる構成をパーフェクトブルーで確立したものの、今回は風呂敷を広げすぎた感あり
あとは、茶々入れる関西弁男は個人的に
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.5

アンディガルシアが出てるから観たけど、銃の名手役の割にはそんなにアピールシーンはなかった(というか、思ってたよりマフィア映画ではなかった。主人公がマフィア側じゃないからフォーカスされない。)

有名な
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.8

おいおいケイトブランシェットかっこよすぎだろ

リアーナがパプリックな場所でハッキングしていて流石に驚いたけど、強い女同士が協力してダイヤ奪うっていうのは普通に面白い
あと、いつも単体で観ていたから気
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デスビリヤード(2013年製作の映画)

2.0

BLUE GIANTの立川譲監督の短編

ストーリーの既視感がすごい
あと、単純にオチが気になりすぎてむかついた
私の予想はどちらも地獄行き

オーシャンズ13(2007年製作の映画)

3.8

やっぱ盗むならカジノだよな〜〜
ここまで一気見したのでオーシャンズに情が入っている、推しはソール

続編の目処は立っていないが、噂ではソダーバーグ監督が意欲的な発言をしているとのこと
楽しみだけど、フ
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オーシャンズ12(2004年製作の映画)

4.5

おもしろ
正直、オーシャンズ11の時はテーマとキャスト勝ちだなと思ったけど、オーシャンズ12は映画としても完成度が高い

モノクロからカラーに映像が切り替わるタイミングで音楽が盛り上がるのも最高

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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.0

こういうの大好き
ラスベガス×カジノというギラついた雰囲気が好きすぎる

監視カメラ捏造オチはすぐ察したけど、その過程の仲間集めや強盗準備が見てて楽しすぎて最高

ブラピの即ご臨終判定ドクターふざけて
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

涙腺弱くなったのかな自分。

熱すぎて青かった。
大は直球ド真ん中主人公なので、雪祈が皮肉クールなのはキャラの親和性が高い。でもやっぱり玉田、アンタがいっちゃんカッケーよ。

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.4

「敵はいつも愛する者を狙ってくる」

3作目が1番好き
長編3作に相応しい終焉
ここまでコルレオーネファミリーを見守ってきて良かった
ゴッドファーザー3作は、マフィア社会の特殊な話と思って鑑賞すると1
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エゴイスト(2023年製作の映画)

2.5

世の評価と自分の評価が乖離していて驚いている。

私の中で、「光石研・蒼井優・鈴木亮平」は役者として最高なので、本作はその鈴木亮平が主演だし予告編見た瞬間から絶対劇場で観ようと意気込んでいた。

しか
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対峙(2021年製作の映画)

4.2

度々報道されるアメリカの銃乱射事件はどうしても他人事じゃないような気がしてニュースで見るたび心を痛めている
本作は高校生銃乱射事件の被害者親と加害者親が教会の一部屋にて対峙するという、一種の密室会話劇
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.0

登場人物が多すぎて混乱するという、小学生の時に読んだ若草物語のトラウマが再来した

マイケルの衰退と同時に描かれる若かりし頃のヴィトーのカリスマ性が対比になってて哀愁を感じた

でもやっぱり盛り上がり
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0

マフィア映画という予備知識を元に私が勝手にはちゃめちゃに殺し合う系だと思っていたので盛り上がりに欠けた

どちらかというと家族愛がベース

バビロン(2021年製作の映画)

5.0

2023/02/13
賛否両論だけど、私はこの映画が好きです。
余韻に浸ります。後日追記します。

2023/02/18
やっと感想を書こうと思う
最高な映画に出会えてよかった
感情が溢れ出し今まで感
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.0

ガイリッチー覚醒作

長編1作目からガイリッチー特有の複数の派閥が絶妙に絡まって繋がっていく構造をここまで確立していたことに驚いた

ガイリッチーのマフィア映画に出てくる派閥にはちゃんとポンコツグルー
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パプリカ(2006年製作の映画)

2.5

今敏×筒井康隆×林原めぐみ
アニメのone of the 正解式

ずっと悪い夢を見ているみたいで具合悪くなった
クレヨンしんちゃんのオトナ帝国のような不気味さと鬱演出

最後の終わり方はめっちゃ好き
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.2

これが良作しか世に出さなかった天才と言われる今敏作品か〜〜

年明けからこの作品見たい願望が募りに募り、最寄りのTSUTAYAを見張ってたけどいつもレンタル中でソワソワ、、やっと私の手元に〜

劇中劇
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警察と泥棒(2020年製作の映画)

3.0

発言の勢いに圧倒されていたら内容が頭に入ってくる前にエンドロールきた、、、

悔しくて3回見たけど、なんか腑に落ちなかった
結局、私自身が語り手と同じ熱量じゃないから圧倒されてしまっただけだった
本当
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.0

昨日観たskinがあまりによくてアカデミー賞短編実写映画賞を制覇しようキャンペーンをプライベート開催しているんだけど、今回もパンチ強かった

実際にこういう事件、何度かニュースで耳にしたことはあるけど
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.5

やば、、短編史上最高クオリティなのでは
見終わった後、衝撃でクラクラする

「毒蛇かどうかは色で見分ければいいんだろ」
少年の毒蛇のくだりが、まさかここまで作品全体に響いてくるとは思ってなくて、感心を
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世田谷ラブストーリー(2015年製作の映画)

1.0

蛇足多すぎ
ショートムービーなんだからもっと真っ向勝負すりゃいいのになんでこんなに斜に構えたんやろ
酒癖悪い演出とか必要あったか甚だ疑問

男の子の「健気さ、不器用さ」にしっかり焦点を当てて欲しかった
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サイコ(1960年製作の映画)

4.0

あーおもろ
名作である理由が全て詰まっていた

音楽とカメラワークで観る者の恐怖心を煽り、決め手となる描写が全くないのに、頭の中でディテールが勝手に補完される
ナイフを振り下ろす動作、悲鳴、流血
細切
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.0

「俺は出会いがないっていう理由が1番嫌いなんだよ」

開始数分で矢本悠馬の演技が独走していて、この作品の期待値がすごく上がったけど、結局前半1時間は面白くなかった
伊坂幸太郎×今泉力哉監督というのもあ
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.8

「ニューヨーカーが風邪をひく確率は、1年間に2.5回だそうだ」

ビリーワイルダー監督2作目
これがビリーワイルダー作品の真骨頂か〜
白黒映画の時代にこんな上質な映像体験ができるって脚本がすごい、、
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情婦(1957年製作の映画)

4.5

あー面白い
「女性の帽子は見立てないに限る」だって
出会い方が可愛いすぎて羨ましいと思ってしまった危な、、
個人的、映画の好きな出会い方ベスト5に入るかもしれん(「ビフォアサンライズ」と「ジョーブラッ
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街の上で(2019年製作の映画)

3.8

生活圏が下北沢な話

私自身、絶対このコミュニティに属することはないんだろうけど他人の生活圏内を覗いているみたいで面白かった
下北沢女子勢が、スイッチ入ると言葉遣いがすこぶる汚いとことか東京って感じ(
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