tsumumikiさんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

肉体と悪魔(1926年製作の映画)

4.3

グレタ・ガルボが魔性の美しさをいかんなく発揮した作品。あれほど美しければ男達が手玉にとられてしまうのも納得。結末はどちらに転ぶのかわからなかったが最後は友情と神の勝利だった。活弁も素晴らしく無声映画を>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.2

今までに無い手法の映画。ストーリーは面白かったがパソコンやスマホ画面を通しての展開、クリック音は馴染めなかった。

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.6

ハリー・ポッターに初めて出会った時のドキドキ、ワクワク感には及ばないものの、再びローリングの新しい世界を楽しむことが出来る作品だった。

何度か繰り返し観ているとどの魔法生物達にも愛着が出てくる。お気
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アクトレス 女たちの舞台(2014年製作の映画)

3.1

見応えはあるが一生懸命セリフを追うのに疲れてしまった。言わんとするところはわかるが最後は無理に複雑にしているように感じてしまった。

クレオパトラ(1963年製作の映画)

3.6

超豪華な衣装とセットに彩られたスケールの大きいメロドラマ風のロマンス作品。エリザベス・テイラーのクレオパトラは美しく華やかだが気高さが無いのが残念。

マーロン・ブランドの肉声(2015年製作の映画)

4.2

マーロン・ブランドの内なる哀しみの声が伝わってくる。本人の語る言葉だからかそ偽りのない姿が映し出されて胸に迫ってくるものがあった。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.8

心の奥深いところから揺り動かされていく感動。フレディのドキュメンタリーを観ているかと思われるほどの臨場感。クイーンの偉大さを改めて思い知る。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

2.8

どこがファンタジーなのだろう。意外性もまるでなく最後まで何の面白みも見出せず終わってしまった。過去の素晴らしいアカデミー受賞作品を思うとこの映画が受賞した事に納得いかない思いだけが残ってしまった。

エタニティ 永遠の花たちへ(2016年製作の映画)

4.2

美しい映像の中の静かな時の流れ、優しく人生を語りかけてくれる。見終わった余韻も美しく嫋やかな作品だった。

スター誕生(1976年製作の映画)

4.0

ひたむきな愛とそれ故の結末がバーブラの圧倒的な歌声によって見事に表現されている。クリス・クリストファーソンの繊細で淋しげな表情も印象的。

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

気持ちが和む映画。子役はもちろ出演者の魅力による力が大きいと思う。才能はうらやましいが天才の域までいくと凡人とどちらが幸せかはわからない。いずれにしても大切なのは愛する人がそばにいてくれるという事なん>>続きを読む

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.2

展開も結末も予想通りの映画だが、名優2人の演じる何気ない日常には味がある。ダイアン・キートンが美しく歳を重ねていた。

ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

3.7

胸に響く作品。動物が爆撃で犠牲になっていくシーンがやるせなかった。ジェシカ・チャスティンはどんな役をやっても彼女の個性が先行してしまうが抑えた声が印象的だった。

黄昏(1981年製作の映画)

3.7

毒舌はエッセンス、人生を自然体で受け止める老夫婦は美しく、随所随所の台詞に胸を打たれる。2人の名優、若かりし頃の映画を数々観ているが、歳老いた姿が現実と重なり寂しさも覚えた。

バード・ボックス(2018年製作の映画)

2.8

最後に何が起こるのかを楽しみに観ていたが異変の原因もあらゆる謎も解明されず。目隠ししたまま川を下り、ただ目的地にたどり着くという有り得ない内容の映画だった。

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.8

「スター誕生」のヒロインは誰もが認める歌姫が現れるまでは成り立たない作品だと思っている。前作から40年を経てのヒロイン、レディ・ガガは期待通りに素晴らしく、その歌声に圧倒され、演技に魅せられた。ただ、>>続きを読む

黒い十人の女(1961年製作の映画)

3.4

男女関係を描いたサスペンス風ドラマかと思っていたら全く違った。当時の社会性がよくわかると共に人生の意義についても考えさせられた。このタイプの優男には船越英二がまさにはまり役。

不知火檢校(1960年製作の映画)

4.1

座頭市の原点と言われているがこの同じ盲目の不知火検校は市とは違う極悪人。その非道さを全身全霊で演じきる勝新太郎の凄さに圧倒されてしまった。

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.6

共産主義体制の中での実話に基づく映画。観ているうちに静かに、確実に、ヒタヒタと心が動かされ、五感が映画の世界に釘付けとなっていく。悲しいけれど、優しい余韻が残る、一度は観るべき名作。

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.0

幸せを描いた映画ではなく、むしろ厳しい現実を目の当たりにする。それでもそんな日常の積み重ねを通して人間の温かさが静かに心に沁みこんできた。モノクロ映像も効果的。

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.4

退屈はしなかったもののあまりにわかりやすい展開でちょと肩透かし。唯一予想外だったのはジョージ・クルーニーが早い段階でいなくなってしまったことだけだった。

ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~(2018年製作の映画)

1.8

観ているとどんどんツラくなる。肉親を含め利用し尽くした人達がそれでも足りず最後の最後にまたプライベート映像を使いトドメを刺して晒し者にしているかのよう。あれ程の才能を持ち、大勢の人々に囲まれながら救い>>続きを読む

女の賭場(1966年製作の映画)

3.8

「入ります」その一言に魂を感じる江波杏子にしか演じられない、昔、テレビで観ていた記憶通りのカッコよすぎの女賭博師だった。

女賭博師(1967年製作の映画)

2.7

私にとって賭博師と言えば江波杏子。ただこの作品はクールさに欠ける、昔の記憶とは少し違った作品だった。

未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.6

地味な展開と思いながら観ていたが、いつしかヒタヒタと女性達の思いが伝わってくる。実話だからこその説得力が感じられた。

インターステラー(2014年製作の映画)

4.7

次元が交錯するスケールの大きい壮大な作品。展開される宇宙の時空理論が完全に理解出来ずとも十分面白く予測不能のストーリーにぐいぐい引き込まれていく。全ての謎が繋がった時は感動。映像も美しかった。

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.6

この映画を通しエイズ患者の本当の現実を見た。死ではなく生き抜く強さを教えられた。マコノヒーをはじめ俳優陣の奥深い迫真の演技には心から感動、また新しく素晴らしい俳優を知ることが出来た。

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

4.6

夢が沢山詰まった映画で子供の頃から数えきれないほど観ている。大人になってから観るとまたひと味違い、声を出して笑うことの大切さを思い出させてくれる。曲もジュリー・アンドリュースの歌声もパーフェクトと言え>>続きを読む

愛と銃弾(2017年製作の映画)

4.6

こんな映画観たことない!アクション、愛、友情など全てを詰め込んだサービス精神満載の中で繰り広げられるミュージカル仕立てのエンタメ映画。しかも沢山笑えるうえにストーリーもしっかりしていて面白い。イタリア>>続きを読む

愛と喝采の日々(1977年製作の映画)

3.6

人生の決断は難しいが、結局何が幸せなのかは本人次第なのだろう。母娘関係、若かりし頃からのライバル関係、いろいろな感情が込められた女性の共感を得られる映画で、何度観ても良い。バレエシーンも素晴らしくそれ>>続きを読む

ルージュの手紙(2017年製作の映画)

3.9

母娘それぞれの気持ちがジワジワと伝わってくる。見終わった後にいい映画だったな、と呟いた。2大女優の素晴らしさは言うまでもないが、脇役のポールのさり気なさも味があった。

バハールの涙(2018年製作の映画)

4.1

知らない世界が目の前で繰り広げられていた。同じ地球上にふたつの世界が存在する事を改めて痛感、自分は悲劇に向き合っていない側の人間だとつくづく思う。危険地域に入る記者の覚悟に敬意を表する。悲惨な状況の中>>続きを読む

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.6

メリー・ポピンズの世界観を受け継いだ素敵な仕上がりで戻ってきてくれて有難う!と言える作品。随所に前作のエピソードが織り込まれているのが懐かしく、より一層楽しめた。逆に前作を観ていないと残念ながらその部>>続きを読む

夜の大捜査線(1967年製作の映画)

3.6

この時代でもこれだけの黒人差別があった事に哀しさを覚えた。シドニーポワチエは静かな怒りを見事に演じているしロッドスタイガーも味がある。科学捜査ドラマを見過ぎているせいか素朴な推理がかえって新鮮で面白か>>続きを読む

生きる(1952年製作の映画)

4.1

死に直面した時の人間の在りようの難しさをひしひしと感じた。鬼気迫る志村喬の目つきが怖かった。所詮死んでいく気持ちは自分自身でしか分からないものであり取り巻く人々は自分の都合のよい解釈を後づけで語る。時>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.8

涙あり笑いあり、最初から最後まで胸の熱くなる優しさと愛に溢れた映画。いつしか故郷に少女を送り届けたいという主人公と同じ思いで一緒に旅をしていた。インド映画は前から好きだったが、こんなすごい映画も作れる>>続きを読む