MoriyanoDwarfさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.1

美しい顔の裏に隠された過去の闇を暴く壮絶な計画。
消えた子供たちの謎が憎悪と痛みの中、ヒモ解かれてゆく。

序盤のバチバチ場面が変わっていく進み方、全然話が頭に入ってこなくて辛かったわー。
何を見せら
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バーティカル・リミット(2000年製作の映画)

3.0

K2で雪嵐にのみ込まれた妹を救うため、兄がチームを率い決死の登山に挑む。
迫る命の期限、牙を剥く険しい山。
選択を間違えれば死のサバイバル雪山アクション。

徹頭徹尾カッコ良かったのは一匹狼のベテラン
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.2

不満を持つ者たちよ集まれ、熱い拳と飛び散る血がそれを浄化する。
小さな友情と殴り合いから始まる崩壊のストーリー。

パッケージを見て思ってたのとはだいぶ違ったなぁ。
もっと青春ものかと(笑)

まぁ、
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.4

あの時、クラクションを鳴らさなければ…。
1つの行動から始まる最凶最悪のあおり運転。

シンプルに怖い、下手なホラーよりずっと怖い。
タイトルから見るとおりヤバいヤツが出てくるとは思っていたが、ラッセ
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

2.9

予告編見た時にハムナプトラとは違うのだろうと分かっていたけども…。
ちょっとは期待するじゃない?

蓋を開ければ、ヤンデレのミイラ姫がトム・クルーズを追っかけるという何とも言えないアクション映画だった
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ズーランダー(2001年製作の映画)

3.3

本人全力、周りは迷惑、典型的だけどそれがいい。
ちょっと後半がダレたかな。
ベン・スティラーのキメ顔が頭にこびりつく(笑)

とにかくキャストの豪華さにびっくり、有名人に有名俳優に歌手と、赤字じゃない
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.7

恩人は何故殺されたのか?
真相を求め追うのはチック持ちの私立探偵。
武器となる記憶力を使い、彼は街に潜む闇へと歩を進める。

話は込み入っててやや複雑ではあるが、また見たくなる魅力があるしっかりとした
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.0

松田優作の目力に恐怖、高倉健の英語の上手さにびっくり、日米の刑事が魅せる熱くてハードボイルドなポリスストーリー。

まずは率直な感想、マジで面白かった。
どこかの国と混ざったような変に誇張した日本では
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ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.5

ミュンヘン事件を皮切りにテロ関係者を暗殺する特別チームが始動。
粛々と任務をこなしていく彼らだったが、次第に憎しみの連鎖にとらわれてしまう。
一体何を信じればいいのか?
暗殺を進めるたび心は失われてゆ
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50歳の恋愛白書(2009年製作の映画)

2.9

お金持ち一家の奥様の憂鬱。
とある奥様が淡々と自分語りして、マンネリな日常にウンザリし、沼っぽい人間関係を行ったり来たりするお話。

ぶっちゃけ、釈然としない終わりだったなー。
取り合えず前向きに的
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眼下の敵(1957年製作の映画)

3.1

駆逐艦とUボートによる読み合いに読み合いを重ねた待ちと攻めの大海戦。

一筋縄ではいかない艦長同士の腹の探り合い渋かったなー。
そして、好敵手だからこその最後はロマンを感じた。

爆雷と魚雷の応酬も
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.4

若者を導くベテランという点でグラン・トリノに似た部分があった作品だが、比べるとやっぱりインパクトが薄かった気がする。

人間味溢れるやり取りや片田舎のスローライフ感は良かった。
人と人との助け合いが素
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もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

3.9

仕事に家族、忙しい男の元に現れた怪しい場所の怪しいリモコン。
それは、万物を操作できる魔法のリモコンだった。
嫌なことは早送りとスキップで解決。
だが、選択には必ず結果が伴う。

コメディの皮を被った
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白い嵐(1996年製作の映画)

3.5

若者たちは、経験と知識を学ぶため海へ。
長い航海は絆を育み、団結を生んだ。
だが、海は与えるだけではない、時に奪いもする。

訓練航海を襲った悲劇、終盤の嵐は見ていて自然の恐怖と人間の無力さを感じたな
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エンド・オブ・デイズ(1999年製作の映画)

3.6

世紀の終末に訪れた世界滅亡の危機。
地獄の使者に立ち向かうのは、神に裏切られた男だった。

かつての洋画劇場の常連、途中からでも一度見始めたら最後まで見ちゃうヤツ。
シュワちゃんシリーズは多かったなぁ
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キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.3

日々市民を守る一般人ヒーローキックアスに悪党の復讐が忍びよる。
新しい仲間を手に入れ喜びを分かち合うのも束の間、厳しい現実と絶望が彼を待っていた。

別に無理して現実を叩きつけて終わらせる必要なかった
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最前線物語 ザ・リコンストラクション(1980年製作の映画)

3.3

第二次世界大戦時に最前線を戦い抜いたとある部隊のお話。

読んで字の如く、タイトルそのままの内容だったね。
一本のストーリーを貫くというよりか、戦地ごとの小話をたんたんと見ていく感じ。

様々な戦場を
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ヒッチコック(2012年製作の映画)

3.5

サスペンスの金字塔「サイコ」
観客を期待と恐怖で満たした大作はどのように誕生したのか?
その舞台裏とヒッチコックの情熱と心理に迫る。

「サイコ」自体、あの有名なシーン以外知らなかったけど、この映画
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セブン(1995年製作の映画)

3.7

人間の7つの大罪になぞらえて行われる連続殺人事件。
犯人の異常性に翻弄される二人の刑事。
惨劇の終わりに待つのは果たして…。

犯人役と刑事役の厚みのある演技が最高。
ベテランで冷静沈着なモーガン・フ
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.8

この世界はギャングで回っている、そんな時代。
三人のギャングスタが力を手に入れ、かけがえのない家族になる。
だが、友情も繁栄も長くは続かなかった…。

ギャングの始まりから、終わりまでを凝縮した濃厚な
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.7

弁護士一家に迫る恐怖の影。
憎しみを携えた男は復讐を絶対にあきらめない。

スレンダーなデ・ニーロはなんだか怖さがあるね。
他の映画でもそうだけど。

付かず離れずの距離感で標的を追い詰める様はゾッと
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ノー・マンズ・ランド(2001年製作の映画)

3.5

ボスニア紛争の中間地帯で生き残った兵士たちによる絶望的で皮肉な人間ドラマ。

正直、ボスニア紛争の予備知識ゼロで視聴したけど、全然問題なかったな。
必要な情報は映画の中でちゃんと教えてくれるありがたい
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少林寺(1982年製作の映画)

3.1

極悪将軍に少林寺の僧たちが立ち向かう。

お腹いっぱいに中国拳法を見たいならアリ。
型に対していちいち名前を出してくれるので親切。

ただ、ストーリーは可もなく不可もなく、古典にありがちな勧善懲悪で、
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

言葉を話せない人間と水の中の怪異、数奇な運命が二人を出会わせる。
お互いの孤独を通じて結ばれた先に本当の愛が始まる…。

暗くて不気味なオーラを纏いつつも、中身はめちゃくちゃ綺麗な恋物語。
ストレスを
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特攻大作戦(1967年製作の映画)

3.5

囚人たちだけで結成された特殊部隊の目標は極秘潜入作戦。
クセの強い囚人たちを育てるのは歴戦の鬼少佐。
不安要素しかない任務のゆくえは…

戦争ものでありながら、どこかスポコン青春ドラマを見ている気分に
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カクテル(1988年製作の映画)

3.8

稼ぐだけでは、二流。
人を魅せてこそ一流のバーテンダー。
夢見る若者が酒と客に揉まれながら億万長者を目指す。
しかし、成功と幸せに必要なのは金だけなのだろうか?

まさにパワフルでエネルギッシュな無駄
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バース・オブ・ネイション(2016年製作の映画)

3.6

一人の黒人説教師が自由への口火を切る。
結束は伝染し、斧は血を飛ばし敵へと向かう。
たとえ届かぬ刃だとしても、その意志は繋がれていく。

たまに、歴史系や実話系の映画を観ているとどんな化け物より一番恐
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.5

残忍には、残忍を。
容赦しない荒くれ者バスターズがナチスを恐怖のどん底に突き落とす。
目指すは一網打尽の大作戦、怒りと復讐の炎が燃え上がる。

タランティーノ監督の絶妙な軽快さと過激さが光る対ナチス映
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ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲(2018年製作の映画)

3.2

英国に仕掛けられた大規模サイバー攻撃に挑むのは、アナログな男ジョニー・イングリッシュ。
ハイテク技術と型破りエージェント、果たして勝つのはどっちなのか?

ジョニーシリーズだけあって、安定感はあるけど
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酔拳2(1994年製作の映画)

3.6

人参の取り違えから始まる、国宝奪還への道。
若き酔拳使いは無事に宝を取り戻すことができるのか?

1の分かりやすくスカッとしたテイストも好きだけど、2のシリアスで武術満載の中身が詰まったストーリーも面
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.2

鹿を追っていたあの頃にはもう戻れない。
戦争を経て、彼らの心は何処へ行くのか。

しばらくは見なくていいかなと思ってしまうタイプのしんどさがこの映画にはあったね。
戦場が映るのはわずかだけど、人が変わ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.8

言葉では言い表せない濃密だった。
ものすごく濃いミックスジュースのようで、とにかくいろんな要素が詰め込まれてたなぁ。

SFモンスター、ヒーロー、陰謀系、エトセトラ、お腹いっぱいで少し疲れたわ。
前の
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ホワイトハウス・ダウン(2013年製作の映画)

3.7

大統領警護官になれなかった男が現役大統領とタッグを組んでテロリストに挑む。
ホワイトハウスという要塞の中で繰り広げられる激戦、黒幕は一体誰なのか?

軽すぎず、重すぎないちょうどいいボリュームのアクシ
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ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015年製作の映画)

3.1

自由を愛した青年は、なぜ暗殺計画を決行したのか?
答えは、動乱期によって変化していく日常にあった…。

ナチスによって生活が徐々に侵食されていく様を知ることができる映画。
一市民である主人公視点の物語
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.1

破局を迎えたハーレイクインがゴッサムの町で一人立ち。

途中までは、ハーレイっぽさがあるアクションや行動でそこそこ楽しめたけど、後半にかけては失速気味かな。
ハーレイの存在感が薄くなってる気がするし、
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.4

仕事一筋のビジネスマンが、目覚めたらファミリーパパに。
それは、奇跡か幻か。
彼にとってのもしもが始まる。

人生の価値観を問われる教訓ラブ・ストーリーだったなぁ。
仕事か家族、成功と愛、不変のテーマ
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