birdyさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

birdy

birdy

映画(386)
ドラマ(0)
アニメ(1)

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

「羅生門」「藪の中」的なシークエンスはもうちょっと他のやり方があったのではないか。
同じひとつの事実も見るひと、感じるひと次第でまるで別のものになってしまう
世の不可思議、人の摩訶不思議は
ひとによっ
>>続きを読む

「A」(1998年製作の映画)

3.8

ここに映された警察とマスコミには
正義はない

優れたドキュメンタリーは必ず鳥肌もののリアルに出会ってそれを映像に残す事ができたものだと思います

受けて立つべき荒木氏は真面目すぎるぼど真面目で誠実な
>>続きを読む

アウトロー(2012年製作の映画)

3.7

トム-クルーズ×マッカリー
第一作
作品のリズムとかテイストが
70〜80年代の
ハードボイルドを思わせ
好きでした

福田村事件(2023年製作の映画)

3.9

今まで見たことないアプローチで
知らないジャンルの映画だった
これに近いジャンルの作品で陥り易い、頭でっかちだったり、技量が足りないせいで
メッセージはわかるけどこころに届かないってことがなかったのが
>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

4.0

素晴らしかった
終わったあと、立ち上がったらクラクラしてしまった
永遠に止まらないかの如きカメラと
常に変体し続ける被写体
フィルムの手触り
繰り返しではなく常に前進し続けるイメージ
どのワンカットも
>>続きを読む

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.9

ここで終わるか!
あと2作くらいいけそうな題材でしたね
クローネンバーグ健在!
で嬉しかったです
ゼロ地点が日常でなく
ゼロ地点が変態からの創造なので
一歩先のイマジネーションの産物なんだよな
モーテ
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.7

どんどんハードルをあげて
それを飛んでくるマーゴットロビーは
ほんとうに美しい
もやもやした繊細な気持ちを
カタチにするグレタガーウィグも本当に好き
ですが今作はあまりにバービーが自分の人生とかかわっ
>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.7

ああ、ここにパールが。

最近チラホラ見る老いにまつわるホラーのひとつですが
気持ちはわかるが
描写が少し雑な気がする

ですが、その枠組みをグラインドハウス的な70年代B級に徹したことで
様々なツッ
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

前評判でやたらトムクルーズのアクションのはなしばかり耳に入ってきてしまったのでモヤモヤしていましたが
そうなんです
このシリーズのドキドキはなんといっても
スパイ映画のドキドキなんですよ
このオープニ
>>続きを読む

オアシス(2002年製作の映画)

3.6

最初の10分で
これはいい映画だなと座り直しましたw
これぞ映画体験というのか、
すべてが初めて観るものって感じでしたね
何が起こっているのか
どうなってゆくのか
おもしろかったです
ただそのことと
>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.7

ふたつの世界の歯車が
カチッっとハマった瞬間からの
疾走感は素晴らしいです
そっち かーい!!
ってなります
ただ、それまでが長すぎないですかー
ずーっともやもやしてる状態での
あまりいらないシーンや
>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.8

そういうやり方もあるのですね
大切な写真集を見ているようでした
60年代、パリ、美女
空港、博物館
無敵。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.6

既視感の集合体。
さすがと思わせたのは
ほぼブラピのみか。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.7

主観的なイメージがリアルを超えて具現化されたり、時間と空間を超えたシーンが連なっていったり、演出がいわゆるルールを越えてくるわけですが、ちょっと意図的過ぎるかなぁと感じました
意図ってなるべく感じさせ
>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.7

バランスが悪くて見づらい作品ではあります
簡潔に伝えられるのに沢山言葉を費やしたり、説明不足だったり。
それでも観ているうちに
いろんなケイト-ブランシェットを観る喜びの方が優ってきます
彼女の得意技
>>続きを読む

テリファー(2016年製作の映画)

3.7

いろいろ意見もありましょうが
私はこれ支持しますね
ピエロが人形を抱っこするシュールさ
ミニ自転車
女装したピエロが階段登ってくるとこなんか、ちょっと「呪怨」思い出した
女優さんの走り方に緊張感が足り
>>続きを読む

アルピニスト(2021年製作の映画)

3.9

部屋でAmazonプライムで
この映像を見ている自分にはなにも言う資格がない様な気がしています(笑)
カナダや南米
一人で岩盤を登り進む
マーク-アンドレ-ルクレール
遠い遠い彼方のはなしではあるが
>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.6

この頃からマーゴットロビーはすごかった
マーティン-スコセッシのエピソードを積み重ねていくパターンの作品は
役者さんの味で良し悪しが左右される
乱痴気騒ぎも多過ぎて密度が濃くない
「バビロン」のほうが
>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

歌ってすごいなぁ
彼女はホントに心に響く歌をうたう
障害者の貧富とかヤングケアラーとか、もちろんなんだけど、何より
彼女の心の機微が素晴らしい
ちょっと「レディバード」思い出したり
「青春の光と影」知
>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.7

前半、すべりまくってる気がして
正直、つまんなかった
ローマあたりから
綿矢りさの支離滅裂、自暴自棄が
ひどくなってきて
私の好きな世界でした

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.7

万人受けする王道を棄て
刺さるモノを作ろうとすることで
団結してことを成し遂げていくという
アメリカンなカタルシスを存分に繰り広げるというこのパラドックス
おかしくないですか?
それでも王道がいかに強
>>続きを読む

サッドティー(2013年製作の映画)

3.8

世界狭いなぁと思いつつ
ま、それもリアル。
多くのひとが結構狭い世界から運命のひと的な恋を始めるわけで。
「サッドティー」意味は無いそうだがいいタイトルです
のちに「街の上で」で結実する鉢合わせの気ま
>>続きを読む

バニシング・ポイント(1971年製作の映画)

3.6

時代感。

自動車を届けて欲しかったなー
死ぬことで自由は得られるのか?

盲目のDJかっこよかった!

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.6

自分が男のせいでしょうか
ユーモアというかスキマが足りない気がして、例えば「クラッシュ」のクローネンバーグや園子音のリアルな不条理、「悪の法則」のリドリースコットとキャメロン-ディアスの創った笑えるく
>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.9

「イレイザーヘッド」「スターダスト」
「泥の河」モノクロ映画の思い出は枚挙にいとまがない
新しいモノクロの思い出。
星に帰るはなし、最後の森のシーン、
エンドクレジットの子供達のはなし
キラキラしたも
>>続きを読む

(2017年製作の映画)

3.8

26分の使い方。
考え尽くしたパズルのような26分もあれば、この作品みたいに一枚の絵を見てるような26分もある
エモいってエロいでもある。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

観ている間ずっーと感じていたのは
かつてない「新しい映画」って感じ。
監査官のおばさんがツボですごく好きだったんだけど、アカデミー賞とっちゃって
うわーっすげぇって思ってたら
ジェイミー-リー-カーテ
>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.8

やっと今頃観ました

デニーロが素晴らしすぎます
あんなにキレキレだった男が
なんと穏やかで魅力的な
みんなのおじさんです
いつまででもずっーと観ていられる
無限デニーロですね

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.8

いやーおもしろかったですね
手触りがゴツゴツして雑なので
伏線や次々くるピンチが
あざとくならないとこが好きです
ヒッチコック感やデパルマ感もあって
映画好き心をくすぐるところも。
でっかーい塊が落ち
>>続きを読む

私の男(2013年製作の映画)

3.8

ひとは何かに抗ってしがみついて
もがき転がり生きていく
ちいさなちいさな
いきもののひとつにすぎず、
今この時も過去も未来も
数えきれない抗いの連鎖は繰り返されているのだけれど
そこに燃やすエネルギー
>>続きを読む

Every Day(2016年製作の映画)

3.7

山本真由美さんがすごく良くて
彼女か出てくるとシーンが
急に弾み出しますね 

バビロン(2021年製作の映画)

3.8

マーゴット-ロビー炸裂です
「ワンス〜」「ハーレクイン」どこまでもそののぞまれた役割を正面突破していこうとする姿はとても美しい
この監督の力量はもはや否定できないのですが、わたしにはいつも肌に合わない
>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

伊藤沙莉、唯一無二の魅力が炸裂してます

ただ、ささったか、否かで言えば
自分にとっては「劇場」「花束みたいな…」ほどはささらなかったかな

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.7

主要キャスト3人には好感をもっているので、この3人でこのテーマとは、もうそれだけですばらしい
実際、観ている間、ずっと心地よかった

良くも悪くもサバサバしているのが今作の持ち味だろうし、そのタッチの
>>続きを読む