birdyさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.4

生きにくい二人の手探りのふれあい
ありきたりなハッピーエンドでないのがいい
ただ二人の行動は思ったよりフツーで
もっとぶっ飛んだことがあっても良かったかな。

パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.8

心地良い映画ですね
自分のメンタルのせいか、コロナ禍のせいか
こういう日常の何でもない時間に感じたことや
考えたことがすごく大切なものの様に感じてしまうこの頃。
坂元裕二の今年見た作品にも数えきれない
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エスター(2009年製作の映画)

3.8

キャスティングがすごくいい作品
相当いい
荒唐無稽なストーリーをリアルにしているのは
イザベル-ファーマンという子役の凄すぎる演技とこの監督の職人技ですね
この人はリーアムニーソンの作品群でもサメに襲
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

グレタ-ガーウィグの作品って
コロナ禍の時代に一番響く様な気がします
少し遠くなってしまった日常
その時はいろいろな感情があったけど
今思えば希望に溢れていた日々
間違っていても、失敗してもいくらでも
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.6

人の顔というのはとても雄弁で
セリフがなくても
とてもいろんなことを語ります

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.8

この絶妙な語り口
とても異業種の監督とは思えない
あの夜のシーンのリアルさと緊迫感
匂いとか手触りさえ感じられるくらいです
小説部分のリアリティが凄いので
むしろ現実の今の部分はボンヤリとしているくら
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スピーシーズ/種の起源(1995年製作の映画)

3.6

オスカー男優のベンキングスレー、フォレストウィテカー、タランティーノ作品で馴染みのマイケルマドセン、おまけに子役はミッシェルウィリアムスってなんて無駄に豪華なキャスティング
好きです
エロティックなん
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透明人間(2019年製作の映画)

3.6

このシンプルな作りで
グイグイ引っ張る中盤はなかなかのものだと思いますが
やっばり透明人間はスーツじゃ嫌!

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6

クリストファーノーランは大好きな監督ですが、常に挑戦的なので失敗作も多いと思っています
今作は話題作にすることには成功したみたいですが内容的には失敗作だと思う
わかることとわからないことがたくさんあっ
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.8

新劇場版から入ったのでTV版の総集編的なDEATH(TRUE)✖️2は思った以上に大人向けでしたね
実際の映像もイメージもセックスにまつわるものが多い
AIR/まごころを君には多分シリーズで1番トラウ
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アリス・スウィート・アリス(1977年製作の映画)

3.6

もうちょっと見たかったブルック-シールズは早々といなくなり、不敵な表情のアリスと神父に支えるおばさん、この二人のいわゆる「顔」がこの作品を支配していきます
例えば階下に住むすごく太ったおじさんとかいと
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.8

これが1番エンタメ度が高くて好きです
これがなかったら
もっと先にはいかなかったかも。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.7

今の庵野監督の状態とたくさんの人の25年間の思いに幕を降ろすにはこういうかたちしかなかったのかもしれない
すべてにやさしくて慈悲深い
それは安心させてくれることであるけれども、正直、寂しかった

アリス(1988年製作の映画)

3.6

映画というよりアート
好きなモチーフの時間帯とと好きじゃないモチーフの時間帯の集中力にとてつもない差ができてしまいました

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

主演の二人が素晴らしいので
疑似体験感がすごいです
普通の人生の最高だった時期
同じものが好きってこんなに最高なんですね
ちょっと泣きそうになりました
それだからこそ後半のすれ違いはさらにきつかったな
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.7

とてもキレイな映画です
撮影が素晴らしい
遠近、明暗、光。
緑のドアのとても小さな家、二人の普段着などさりげないオシャレがちりばめられています
リアカーに座る彼女は「寿歌」っていうお芝居を思い出しまし
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

3.9

パペット?!
ゾンビーバーの造形が酷すぎる(笑)
エンディングの唄まで、久しぶりに笑い通しました、拍手👏

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

ある意味これぞ映画。
ある意味古き良き時代の幸せな一家のキラキラした思い出。
悪い人や悪意が何も出てこないのは
思い出だからでしょうか。
日常、見たくないものをたくさん見ているので、とても癒されました
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

4.0

三時間過ぎた辺りからいろんなものが崩壊を始めてあーこれ5時間17分に収まりきらないんじゃないかと心配しながら観ていました
もはや映画ではないくらいの疑似体験
あと五時間はいけそうでした
昨日みた映画は
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リアリズムの宿(2003年製作の映画)

3.6

特典映像で長塚圭史が言っていたように
何度でも聴ける一枚のレコードみたいな作品

怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.7

物語は解りやすくない方がいい
怪物が語る三つの物語は何が教訓なのか解らないところが残ります
コナーが語る四つめの物語はリアルで大人が感じるテーマみたいでした
ならばこそ母との別れの時、「行っていいよ」
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.3

起きたことの問題提議はおもしろそうだったのだけど停滞感、閉塞感が半端ない
招待されたカップルみたいにまだ観るかもう止めるかをずっーと考えながら観ました
笑えなかった

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

これも、また継承。
前作が強ーい初期衝動の結実した傑作だと思い込んでいましたが、いやいや、相当な確信犯で、実力者ですね
暇な昼すぎ、テレビつけてこの作品やってたら相当なトラウマ映画になること間違いなし
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.7

ついに観ました
ウォシャウスキー兄弟が姉妹になっている!
思ったよりも相当、超絶エンタメでしたいろんな要素のなかで「カッコいい」が一番強く優先されている気がします
とにかくスタイリッシュでカッコいい
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.3

「回路」以来、飛び降りシーンは
個人的にキュンとなるとても大切なシークエンスなのですが今作もなかなかの出来だと思います
ホラーは撮りたい恐怖シーンが必然性とマッチすればするほど上がっていくものと思って
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.9

撮影力がとにかくすごい
ローテク、ハイテク全てを使いバトンを渡していく感じで、
体験型の映画のある意味、到達点だと思いました
牛が牧草を食べている納屋、戦火の女と赤ん坊、森に響く唄、戦場のすぐ隣にある
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

ひとり泣いてそして微笑む。
楽園
ほぼ数日間の思い出
想像していたより不器用でゴツゴツした手触りでした
絵を描くということは理解しようとすること
見る見られるとは愛し愛されるということ
メイドさんが良
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裸のランチ(1991年製作の映画)

3.6

ひとつひとつのエピソードと登場人物
が現れては消え持続性がない
湧いては消える泡の連続の様で
そのわりには映像の衝撃が強くなく、
二日酔いの様なモヤモヤが続く。
クローネンバーグ作品観るなら他をお薦め
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.6

インドの映画というよりはオーストラリアの映画という感じ。
構図や構成なんかがド直球でしたね

ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

3.6

これ観て自分がどSでもどMでもないことがよくわかりました
胸糞映画ですがそれでも最後まで一気にいけるのは甘っちょろいマスターベーション的なものとははっきりと一線を画す大人の本当の変態が作っているからな
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BUG/バグ(2007年製作の映画)

3.3

ひどすぎる
ウィリアム-フリードキンのありあまるエネルギーを間違った使い方した感じ。
笑えるほどだったのが救いか。