ぬまさんの映画レビュー・感想・評価

ぬま

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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

息遣いが綺麗。
BGMがほぼないことでとても引き立っていて良い。

ルビーがきょうだい児として望まれた子供のではなく、両親や兄の家族として望まれていたことがとても救いだった。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

家族とは何かを考えさせられた。

随所に散りばめられた、他者が見た家族写真のようなカットが素晴らしい。
彼らは幸せであったし、その幸せを根に抱えて生きて欲しい。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

サイバーパンクな東京がいい。

遥か昔に原作を読んでからの視聴。
映画独自の解釈が良かった。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.0

風刺がひたすらに面白い。
あくまでギウの物語であるから仕方のないことだけども、パク家の人々が薄っぺらく感じられる。

ただ文化の違いがストーリーだけをうまく拾うことに集中させてくれなかった。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

ダニーのフィルターを通した世界がグロテスクだからこそ色彩を得ていた。
ダニーの中の荒らされた本棚が、話が進むごとに片付けられていく感覚がある。

ずっと不気味。

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

3.6

対比がとても美しかった。

人に愛を注ぐことは愛だが、オラヴィの愛は絵を愛する姿を見せることだったんだと思う。

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.5

小説が好きで。

ついうっかり涙してしまった。
もし自分が消えたなら。
もし猫が消えたなら。
もしきっかけが消えたなら。

百円の恋(2014年製作の映画)

4.1

主題歌が好きで前々から見ようと思っていて、眠れなかったので見た。

頑張れると思ってしまった。
自分の衝動をぶつけたかったのかもしれない。
たくさんの呪いの言葉を、そのまま抱え込んで。消化したりだとか
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天使にショパンの歌声を(2015年製作の映画)

3.0

おかしな邦題のセンスしてるなぁというのが一貫した感想。

中盤まではとても良かった。
フランス映画らしいおわりではあるがごちゃごちゃとしていた。

大筋のストーリーに向けてこのキャラクターはこういった
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私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

3.8

文子たちはすぐ近くを走っている。

とても、すごく、生々しい。
でもどこかニセモノのようだ。

パディントン(2014年製作の映画)

3.8

ほっこりしたくてみたら、言葉の節々に重みがあって泣いた。ほっこりもした。

愛すべきくま。
愛すべき家族。

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

4.3

しあわせな未来があると思っていた。

個々の生活、個々の都合がすれ違いすれ違い。

薄暗さがちょうどいい。

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.7

凄く満足。満腹感がある。

ジャケットに惹かれてずっと見たいなぁと思っていた映画。
情報なく見始めたけど聞き覚えのある音楽とカラフルな人柄ですぐ魅入っていった。
歌っている場面はもちろん、語りかけるシ
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.2

とにかくエディレッドメインの演技が素晴らしかった。

講演会で少女の落としたペンを拾ってあげる回想が印象的素晴らしい。

普通じゃない家族だけども、これ以上ない素敵な、美しい家族だった。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.8

すごくいい。

興味を持ってもらいたいから全てが始まって、力になる。
青春だなぁ。
まだ自分もできるんじゃないかと、そう思ってしまった。

音楽が自然に耳に入ってきた。
さいこーなセンス。

カポーティ(2005年製作の映画)

3.9

ドキュメントを見ているような不思議な感覚だった。
つなぎのせいか。
カメラアングルのせいか。
距離感が凄くいい。

なぜがかすべてわかった。

オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

4.0

辛く切なく、みにくく、愛おしく、脆い。

何度見たことか。
マスカレードの場面が好き。
支配人たちが手紙を読み上げ合う場面も好き。
地下での3人の掛け合いも好き。

さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.6

ああおれの生きた時代よ。

We are mods.
ブライトンはすぐそこにある。

奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)

4.1

この頃ふとした時にオーガストとロキシーが出会った時のことを思い出すので再見。
音楽は良いものだと再感。

最後の10分間のぞくぞくがやまない。

音楽に沢山のキスを。

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.5

ただただ美しい。
リリーの姿も、アイナーの苦悩も、ゲルダの愛も。

エディとアリシアの演技に圧倒された。


言葉にできない。

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.1

最後のことばがただ、美しいなぁと。

それぞれがそれぞれを見守り続け最後に通じ合ったようで。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.0

怖がりたくて鑑賞。
初めこそ構えて見ていたがピエロの動きやらに少し笑ってしまっていた。
これはホラー要素を含んだ青春映画なのか。

机の下の暗闇だとか、陶器の人形の澄んだ笑顔だとか、 誰もいないリノリ
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LOVE【3D】(2015年製作の映画)

2.9

2分間のセックスシーンから始まるとは思わなかった。
しかし第一印象こそ本質を捉えているというか、そのまま続いてゆく。

共感も反感もないが、知り合いの話を聞いているような現実味があった。

こういった
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Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(2011年製作の映画)

4.4

どうして彼らはこんなにも語らっているのに。

まったくもって意味がわからない
さいこう。

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

2.8

凄い。
沢尻エリカがひたすらに美しかった。

女子高生の声がやけに気持ち悪く、ああ自分の中にりりこという人物が存在していたと気がついた。
笑われてまるで親友が笑われたかに感じた。
そうか、りりこを大好
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人間失格(2009年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

水に落とされた墨がじんわりと広がっていくようだった。

直前に小説を読み終えていた身としては、全くの無知で見てもつまらないのではないかなと思う。
おもさに耐えられず、止まらずに見終えることはできなくて
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