デヴィッドボウイ晩年のアルバム「the next day」と「★」を中心に、ミュージシャンやプロデューサーなどの関わりのあった人物へのインタビューを元に、ボウイの心のうちを探ろうとするドキュメンタリー>>続きを読む
貧富の差を、こんなにもエンタメにポップに描けるのかと驚いた。
登場人物が明るいことで、逆に格差社会が際立っている。水の流れや高低差での格差の表現は見事で、ちょっと標高が高いところって、でかい家と良い>>続きを読む
すごいもんみた
気味が悪くて、愛らしくて、楽しい。
主人公のウィンスローは作曲家。とてもいい曲を書くが、敏腕プロデューサー(金髪ロン毛)に曲を奪われてしまう。奪い返そうと必死に喰らい付くが、刑務所に>>続きを読む
子供の頃一番観ていて、一番好きだったドラえもん映画。20年ぶりくらいに観ても鑑賞に耐えられる内容だった。
人間が楽をするために機械を作り、機械に労働をさせ、そして機械と主従が入れ替わる。まさにSFの>>続きを読む
静けさと銃声が響き渡る荒野で、肉親を殺された男が復讐を誓う。あとちょっと時間がズレていれば、隣の馬車を選んでいれば、すぐに引き金を引いていれば、こんなことにはならなかっただろうに、一つ一つの決断が悪い>>続きを読む
シリアルキラーの内面に対する一つの解釈を描き切った作品だった。
主人公ジャックはふとした拍子に殺人を犯してしまい、それからシリアルキラーへの道を辿っていく。
しかし、最初の殺人はただの引き金にしか>>続きを読む
まさかのスティーブン・キング原作の、近未来SF映画。
警官シュワは、市民を助けたヒーローのはずなのに、情報操作を受けて市民を殺した犯罪者に仕立て上げられてしまう。
その後色々あって、「正義の断罪人>>続きを読む
サリンジャー。大学時代憧れたなぁ。
『ライ麦畑でつかまえて』の主人公は、どこか浮世離れしていて、粗暴で、かつ超絶人間らしい人物だった。よく覚えてないけど、都会に出てきて自らのあり方を模索する田舎者っ>>続きを読む
落ちぶれた警察官の日常。落ちぶれてるだけあってパッとしない。
市民に暴力行為をはたらくところがハイライトか。その後のウディ・ハレルソンの背中は小さく見える。
口先だけで人を繋ぎ、うまく世渡りする話。
騙しの手口が上手ければ笑えたかもしれないけど、主人公(リチャード・ギア)の動きはとてもたどたどしく、しかも何を目的に騙しつづけているのか不明瞭だから、「結局何>>続きを読む
この人たちが本当はQUEENじゃなくて、役者であることがうまく飲み込めない。
ライブエイドがあった1985年に物心ついて生きていたかったけど、その希望をかなり満たしてくれる作品だった。
この形式で他>>続きを読む
夜に観て、明日の朝起きて、仕事に行くまでが映画鑑賞だと思いました。今は何もしないことに忙しいです。
いくつものキメ顔を持つスーパーモデル(ベンスティラー)の復活劇を描く、超豪華抱腹絶倒…とまではいかないけれどかなりのコアファンを持つ、「愛せる」コメディ映画だ。
9.11の少し後の公開ということで、>>続きを読む
メタメタに楽しめる良作!
多分、ミニシアター系の映画館の方が合ってるけど、今なら大スクリーンで観られるので、そこで楽しむのも乙。他の観客たちとの一体感が生まれるのもいい。
政治的なパワーゲームが入り、一気に現実感がなくなった。つまり陳腐化。
名もない人たちがどう行動するかが面白かったので、僕は前作の『アナーキー』が一番好きかな。
本作がハッピーエンドかどうなのかは分>>続きを読む
『おとなのけんか』のポランスキー監督作品。独特な世界観は健在だが、キレが弱くなっているような気がする。
エヴァ・グリーン様に頼みすぎ感。でも、エヴァ様はいつも通りの女王様で、それを見るだけでもよかっ>>続きを読む
少し前にネットで話題になった共感性羞恥を味わえる作品。主人公自身は「恥ずかしい」とか思ってないのだが、周りの反応とか見てると段々恥ずかしくなってくる。文化的背景は全く違うのに、黒歴史を掘り起こされる感>>続きを読む
ピーター・セラーズとウディ・アレンが共に眼鏡をかけた線の細い男役をやってるから、多少混乱してしまったが、この映画自体が混乱しているから、そんな取り違えは微々たるもの。
ダニエル・クレイグ版ガジノロワ>>続きを読む
こんなに陰湿でない仲違いがあっただろうか?それぞれの信念同士のぶつかり合い。かなりのスケールだけど、これさえもフェイズ3の前哨戦。アガる↑
スティーヴ・マックイーンの二面性に萌える。惚れるじゃなくて萌える。取り繕った外見に惑わされては騙される。
スカッと観れる娯楽zombie映画。かなり好き。エマストーン可愛すぎ。ゴーストバスターズネタキレすぎ。血も体液もスプラッシュ!って感じ。ラブ微炭酸!
ドラン映画の鑑賞が課されていたので観た。絶対に好みですよと言われていたわけが分かった。実験的で、悪く言えば器用さに走りすぎたアスペクト比も、概ね好意的に観れて、鑑賞の邪魔にはならなかった。ドランの思惑>>続きを読む
時代が違ったら友達になれるよね…結構よくある話な気もするけれど、そんな話の中でもここまで素朴なものは珍しいかもしれない。
デヴィッドボウイ演じる英国軍人は、流石の美しさ。オーラで周りを圧倒してるし、>>続きを読む
サイモンペッグのホームビデオを見せられているような感じ。幸せとは何かを見つける旅に出たペッグが、色んな人に出会う。次から次に新たな出会いがあるけれど、出会った人とは次から次にサヨナラしてしまうから、な>>続きを読む
二年以上待ち続けた続篇は、待ち続けていたものであり、しかし同時に、来てもらっては困るものであった。
マシュー・ヴォーンは破壊する。キングスマンの店も組織も、映画自体も、そして、二年前に抱いた紳士スパ>>続きを読む
過去と現在、リアルとフィクション、大都市とテキサス、そして静けさと暴力。それらを行ったり来たり繰返す内に、この不安定な物語が立体的に形作られる。その造形は多分に暴力的だが、一方で静謐で均整がとれている>>続きを読む
アメリカ大統領と言ったら、最近は、あのうるさそうな顔が頭に浮かび、ギスギスした世界情勢に嫌気がさしてくる。フィクションの世界でも、権力のための政治が『ハウスオブカード』でフィーチャーされており、そこに>>続きを読む
汗っかきで、生え際がきわどくて、緑色が好きという微妙なこだわりを持つマッツ・ミケルセンを愛でる映画。
独立して肉屋をオープンしたマッツ。宣伝活動が足りなかったらしく、お客さんが全然来ない。そんななか>>続きを読む
フツウと違うものに対して人間が抱く感情は嫌悪と畏怖である。あるものは迫害され、あるものは崇拝される。
エレファントマンはその両方の対象となった実在の人で、ジョン・ハートが好演(という表現が的確かどう>>続きを読む
通算5回視聴したので、そろそろレビューを書いてもいい頃かと思う。
初めて本作を観たときは、魅力的な俳優たちに圧倒されながらも、全く話の筋を追えずにいた。感覚的には突如エンディングが流れ始め、その間中>>続きを読む
もし彼女の親がロバート・デ・ニーロだったら、僕なら数ヵ月間は行方をくらませるね。元CIAか元マフィアか、はたまた元タクシードライバー(凶悪)のどれかなんだから、仲良くなりたいなんてこれっぽっちも思えな>>続きを読む
イギリスのドラマで、映画ではない。でも、エピソード数が少なくて、時間的にはちょうど映画一つ分くらいある。
スターリンに関する日記をアメリカの歴史学者(ダニエル・クレイグ)が発見し、それに関する謎を明>>続きを読む
スコセッシとリュック・ベッソンによるロバート・デ・ニーロ主演の作品で、グッドフェローズ的な元マフィアとその家族の物語である。物語に捻りを効かせようとして、結局直線的な話になってしまっている。コメディか>>続きを読む
レンタル店で選べば選ぶほど、なにを観ていいか分からなくなってくる。そんなときには、なにも考えなくてもいいアクション映画を観ればいいと思う。そこにエロとグロが入ってればもう言うことはない。
『マチェー>>続きを読む
サソリの刺繍を背中に背負ったサソリ座の男ライアン・ゴズリングが、これまたサソリ座的な佇まいでカーアクションを繰り広げる。
サソリ座は星座占いで、一見静かに見えるが、内面は燃え盛っていると言われている>>続きを読む
クールなコネリー版007を最大限「おバカ」にオマージュしてみせるマイク・マイヤーズは、とてつもなくクールだ。
本作は1作目で、続編よりも007のテイストが強い。しかし、本作もムーア版007と同様に「>>続きを読む