knのさんの映画レビュー・感想・評価

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

カロリーが高過ぎて、細切れに観ては諦めてを繰り返していたら半年くらいかかった。

この映画には「そこまで至った理由」が事細かに描かれていた。

全員に背景があって、性格があって、ちょっとした悪意があっ
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.0

イギリス映画は仄暗く全てを言わないところが好き。
家政婦さんが泣きながら床を掃除していたシーンは「あっ…(察し)」となった。

90分なのでストーリーはシンプルだが
音楽や構成、俳優、全てのクオリティ
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.9

ジム・キャリーが出る映画ってなんだか独特。言語化できないけどあたしゃ好き。
終盤は少しグダる感じがしたけど
そこに至るまでが面白かった

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

良い意味で万人ウケするストーリー。
好きな映画としてライト層が良く挙げているのも分かる。

社長は差別意識を持っていたり社員の名前を覚えていなかったりと完璧ではないけれど、周りに影響されて成長していく
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.6

アリアナグランデが歌ってるシーンだけで元取れるわ…彼女の歌声は本当に素晴らしい。

脚本は、まぁあるよね〜という感じ。
ヒーローがいて、敵がいる。
それがここでは科学者と政府だった。

提示している内
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

-

ロケを行ったスリランカに住んでいたことがある。
彼らは虫も食べなければ、あんなに無知で愚かな様子ではない。設定はインドだからと割り切って演技しただろうが、同一視されているのは明白。どんな心中だったのだ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

ずっと濃霧の中にいるような気分だった。しんどくて1ヶ月くらい細切れにして観た。15分に一回止めてホッと息をついていた。濃霧にウウッっとなって立ち止まっちゃう感じ。
もっと陰鬱な映画はあるはずなんだけど
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

-

何だこのテンポは。何だこの音楽は。何だこのストーリーの読めなさは。
理解不能が度を過ぎて恐怖を覚え、泣き出したくなった。
何を伝えたかったのかは不明として、映像や音楽の効果には圧倒された。凄い。

インターステラー(2014年製作の映画)

3.9

ハリウッドっぽかった。
スケールがひたすらでかく、描写が素晴らしい。
ストーリーは「ふーん…そういう設定なのね…」になってあまりピンと来なかった。後半以降がご都合主義で惜しいな~という感想。

同級生(2015年製作の映画)

3.4

古典BL。
所々あるギャグのノリ、線の細さなど漫画の世界観を保っていた。特に水の表現が美しかった。
設定やストーリーはツッコミどころ満載のバッキバキのファンタジーだけど、それはそれでいい。これぞ古典B
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愛の渦(2013年製作の映画)

1.8

何を撮りたかったんだかわからん。変な映画。
リアリティ出そうとしてる感じが鼻につく。
あたかもそれぞれの人物にバックボーンありますよみたいな雰囲気出してるけど薄っぺらい。話の進行も遅いしイライラする。
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

どうしてこんなにセルマは不器用だったんだろう?もう少し上手く立ち回ればこんなことにならなかったのに。意地っ張りで分岐点の選択ミスだらけだし、感情移入しきれなかった。

救われない映画と聞いていたので
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海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

母が大絶賛していたので
修正版で映画館鑑賞。

めちゃくちゃ音楽が良かった。
息が止まった。息が止まった音楽は初めてかもしれない。

過去と現在の往復が軽快でわかりやすい。
どんどんストーリーは進むが
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

2.9

宮崎吾朗の映画は説明がちょっとぞんざいというか、観ている側に説明が足りなくて置いてけぼりにしてしまうのよな。
今回は背景がわかってたから、なんとなくわかったけど…。

ベタな恋愛ストーリーだったな〜〜
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.5

吹き替えの岡本が最悪。何も入ってこなかった。誰だよキャスティングしたの、これは大罪ぞ。

後半からの現実世界が夢みたいで、いまいち入り込めないうちに終わってしまった。
そもそもの設定も「???」な点も
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.5

脚本に関しては可もなく不可もなくだったんだけど…

とにかくセットと衣装がかわいいの。
お母さんのファッションセンスの素晴らしいこと!
それだけで見る価値がある。
俳優達の個性もとても良かった。

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.9

蜷川実花の世界観が爆発している。
エリカ様が映えること映えること。
狂っていく姿が麗しい。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.7

「あぁこういうことを表現したいんだろうな」というわかりやすい演出でよかった。
こねくり回した考察が必要な映画は苦手なので。
たくさんの椅子が孤独を表してるとか、そのくらいでいい。

最後の演奏会場での
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

ポケモンたちが可愛すぎた。
ストーリーはだいたい読めてしまったけど、
あまりある可愛さ。
ハーフの子を起用したのもポケモンの理念を表しててよい。

おくりびと(2008年製作の映画)

3.7

見どころは音楽と本木雅弘の演技。
チェロとピアノを使わせたら久石譲の右に出る者はいない。。

少し明け透けだったけど、大切なシーンは言葉を使わない、という演出は良かった。

ただ、むせび泣く脇役の演技
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そして父になる(2013年製作の映画)

4.0

すぐ父になる、のではない。
そして父になる、のだ。

絆はすぐに形成されるものではない。
セミのように、その土壌に根付くには長い年月と、環境が必要だ。

「いるよねこういうモラハラ男」と最初はイライラ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

100%の善人がいないように、悪意だけの人もいない。
人はただの人だ。
裏切りの中に情や罪悪感もあれば、優しい言葉の中にエゴや下心が隠れている。
ひとつの行動を取って人をジャッジすることの難しさを思う
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.1

「こういう男いるよねー」
「わかる、奥さんわかるよ」
とにかく心理描写がリアル。

残念なのは冗長なシーンが数回(特に歌のシーン…)。あとは全然文句なし。

素晴らしい脚本と、それを正しく汲み取った役
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.0

ドカーンと派手な、ハリウッドらしい映画。

ジョンはハッキングを2回した以外は
ひたすら「ママーッ!!」。
圧倒的暴力の前に為す術なし。

どちらかと言えばサムズアップサングラスよりダイソンの勇姿に拍
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イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)

-

アニメ版を観てないとわからない話もあったけど、面白かった。空気感、テンポもいい。
wwwwwってなったシーンも。

ごってごての攻殻機動隊というよりは、アンドロイドと人間のハートフルストーリー、って感
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

3.7

ドラマはね、5.0なの。
この映画はちょっと拍子抜け。

面白かったっちゃ面白かったけど、
新キャラ二人出すならもっと掻き回して欲しかった。噛ませ犬ですらない。なんだったんだ。
冗長で謎なシーンが多か
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.4

過去、どこかにあったであろう物語。

彼らの物語が積み重なって
運動になって、社会を動かし、
今の世界を作っている。
私達にできることは、それを守っていくこと。。

偏見、無関心は人を殺す。
母親の元
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.8

悩んでる人は是非行って欲しい。
すすり泣きがサラウンドで聞こえた。
なぜこれが全国上映で無いのか分からない。
音楽、カメラワーク、役者、ストーリー、全てが良かった。
特に赤ちゃんの演技が意味がわからな
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.9

期待通りの柔らかなヒューマンドラマだった。
特に音楽が素晴らしい。
辞書を引く、のではなく、読みたくなった。

後半はだれてしまった感じがある。
原作があるから大きく外れることは無いが、
ストーリーを
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怒り(2016年製作の映画)

3.3

怒り。
この理不尽さを怒りと呼ぶなら、観客へは「怒り」を届けられたと思う。その裏には哀しさや不信、様々な感情が渦巻いている。

ただ、メッセージ性があるようで雰囲気映画に留まっている。
3つのストーリ
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