ヨシイコウタさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ヨシイコウタ

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80日間世界一周(1956年製作の映画)

3.5

あけましておめでとうございます。2016年最初の映画はこれになりました。
冒頭作品紹介みたいなのが入っていて「なんだこりゃ、まさかこれが3時間続くんじゃないだろうな」とヒヤヒヤしましたが、視界が大きく
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.5

個人的にですが、今まで観た同監督の他作品と比べると少し入ってきづらかったかなという感じがしました。おそらく僕がまだあまりにも幼すぎるが故なので、もしかしたらそれなりに人生経験を積んだ方が観るとかえって>>続きを読む

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)

3.9

おとといくらいに観に行くと決めて、予定通り観てきました。12:20〜の回で、まわりは年配の方が多かったように思います。

名もなき国での物語というのは、どんな国でも起こりうることを暗示しているように思
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.9

爽やかなラストが印象的でした。

始まって早々緊迫した空気になったかと思えばルイーズが一発撃ち込んだので「あれ、こんな映画なの?」と最初こそ驚きはしましたが、後はずっと世界に入り込んで観れました。主人
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.2

大自然をバックに時を刻む愛の物語なのもあってか、物語からは静かで緩やかな印象を受けますが、ラストまで全く飽きを感じませんでした。じわじわと胸に染み込む映画です。

雄大な自然がとにかく美しいです。特に
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.5

少し調べてみたら宗教的な意味を持つ象徴がいくつも登場しているらしく、それを知って観ればもっと登場人物たちの心情に寄り添って観れたのかなという感じです。そういう知識が全くないので、ちょっと残念でした。>>続きを読む

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

2.3

大学の授業で観ました。
正直言って、何のことだかさっぱりのお手上げ状態です。どういう意図がこめられているのか、奇妙なシーンは何の象徴なのか、見当もつきませんでした。ホドロフスキーの「ホーリー・マウンテ
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.3

なんだか、観た後「良い映画を観れたなあ」という感じになります。笑
まだ観てない方は何を言ってんだコイツと思うかもしれませんが、観ていただければわかってくれると思います。とても良い映画でした。

「ノー
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白い馬(1952年製作の映画)

3.4

「赤い風船」を借りたら「おや、なんかもう一個入ってるぞ」ということで、名前も全く聞いたことがありませんでしたが観ました。
男の子と馬の髪型(?)が同じ雰囲気で、両者とも真っ白、そしてたやすく心を許し合
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赤い風船(1956年製作の映画)

4.2

小さい頃から「トムとジェリー」が大好きで、しょっちゅうDVDで観ていました(今でも観ますが)。それと似たような雰囲気をどこか感じます。
30分ちょっとの短い映画ですが、いろいろな色が詰まっています。パ
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明日、君がいない(2006年製作の映画)

3.5

監督が19歳のときに作った作品だと知り、今ぼくがちょうど19歳なのもあって興味を持ったので借りました。
なんというか、一言で表すには少し難しい内容です。何人かの男女の時間が並行して進んでいく作りで、た
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.9

なんだか、ひさしぶりにこういう映画を観た気がします。純粋に感動し「良いなあ」と思える、暖かい作品でした。
人に(映画を媒体にするのも含めて)触れ合うと、何度でも新しい一面を発見できるように思います。人
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.1

「トム・アット・ザ・ファーム」「マイ・マザー」に続いて、グザヴィエ・ドラン監督作品3作目です。3時間弱の大作ということもあり、かなり見応えがありました。
その若さでどうしてこんな作品を作り上げられるの
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.8

何故だか急にとても観てみたくなったので借りてみました。

クリスマスがテーマになっている作品には、良いものが多い気がします。特に映画や音楽には、ほんとうに良いものが多いなあと感じます。クリスマスには何
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愛してる、愛してない...(2002年製作の映画)

3.8

最後に「一応付け加えときますね」みたいな感じでしれっと文がでてきたけれど、つまりそういうことなのでしょうか……なんてこと……

パッケージから想像していた華々しくラブリーな雰囲気は、最初のほんの一瞬だ
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

4.0

同監督作品では、「トム・アット・ザ・ファーム」に続いて二作目の鑑賞です。ほんとうは「マミー」を観るつもりだったのですが、借りられなかったのでこちらを先に観ました。
やはりグザヴィエ・ドランの映画は、美
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.8

なんとなくチャンネルを変えたらやっていたので観ました。身構えずに観たのもあり、こころから楽しめました。
なんといっても、深津絵里さんが悪魔的にかわいいです。何もかもかわいいので、好きになりそうでした。
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ホノカアボーイ(2008年製作の映画)

3.0

正直、観る前に(勝手に)想像してたものと、全然違う作品でした。一種のファンタジーな気がします。
ストーリーにはつかみどころがなく、終始一定の距離を置かれているような感じがします。観る側に寄り添ってくれ
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.7

前から気になっていたものだったので、観ることができて嬉しいです。
感動的な、美しい作品でした。観賞直後は、その感動に圧倒されてしまって、しばらく何もできませんでした。
傷を負った人々と分かり合えるのは
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.6

今日は、穏やかで、気持ちのいい秋の一日でした。肌をなでる風がやわらかくて、いい匂いがして、とても素敵な気持ちになれたので、その気持ちを大事にしようと、同じような雰囲気の映画を借りて家で観ようと決めまし>>続きを読む

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.9

ハリーポッターシリーズの賢者の石とこの作品は始めて観たのが小さな時なので、そのときの感触がそのまま残っています。ほんとうに、幼い時代というのは魅力的だなとよく思います。
当時観たときの感触は、「不気味
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96時間 リベンジ(2012年製作の映画)

3.6

金曜ロードショーで観ました。
2ヶ月ほど前に飛行機内で「ランオールナイト」を観て以来、リーアム・ニーソンが気になっていたので、観れて良かったです。
ただ、少しストーリーのテンポがぎこちない感じがしまし
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.2

今では記憶がぼやけてしまっているくらい小さい時から、何度も何度も、それこそ数え切れないくらい観ている作品です。
幼年時代は、目に映るあらゆるものが、新鮮で、色彩豊かな衝撃です。ハリーポッターがぼくに与
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.6

鑑賞後、胸の奥に、何か重いものが深く沈んでいるような感触と、昼の暖かい日差しすら鬱陶しくなるような、強烈な寂しさが残ります。しばらく経っても、胸の中で大きな不安がぐるぐると渦を巻いています。
下書きを
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.9

弟が借りてたので観ました。顔面冷や汗まみれでガチガチに緊張しているトム・クルーズは、なかなか見られないので新鮮でした。また物語が進むにつれて、彼の顔がだんだん凛々しく、引き締まってくるのも面白かったで>>続きを読む

127時間(2010年製作の映画)

3.9

弟が借りていて、おすすめしてくれたので気になって観ました。
評価が分かれていますが、個人的にはとても面白かったです。腕を切るところだけはどうしても直視できず、横目で観ていても思いきり顔が歪むほどですが
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.7

音楽で繋がった友情から、体に染みるメッセージが強く伝わってきました。
スティルウォーターのメンバーたちは、何というか世間一般がイメージするバンドマン像の通り、だらしない。しかし、だらしない彼らにしかな
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.3

大学のフランス語の授業で観ました。
もともとミュージカルは得意ではないのですが、作品自体が一時間半くらいなので、そこまで辛くなることもなく観られました。ただ、作品通して人々の言葉すべてが歌であり、他の
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

3.6

色の心理学についての本で、「青」の人におすすめだと載っていたので観ました。
確かに、海の青が美しい映画でした。心理学的に勧めている割には、けっこう単純だなと思ったりもしましたが。
エンゾがとても好きで
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.6

とても良かったです。
映画を通して、出てくる風景や、ファッション、家の内装、シモンが見ている世界、そしてシモンが乗り込む宇宙船、それらがチャーミングに描かれていて、とても素敵でした。それだけでも、この
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.9

初めて見たとき、とにかく、ダコタ・ファニングの演技に度肝を抜かれました。ショーン・ペン演じる父親と、注文したパンケーキ(?)を待っているときのシーン。ほんとうにこの子は子どもなのか?と疑うほどの雰囲気>>続きを読む

幸せの教室(2011年製作の映画)

1.9

焦点が定まっていない感じが最後まで解決せず、消化不良で終わりました。物語に出てくるどのパーツも、中途半端でした。
トム・ハンクスが出てるということで楽しみにしていたので、残念でした。

ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

2.3

もうほんとに、頭からケツまで何が何だかわけがわかりませんでした。恥ずかしいことに、気付いたら寝てました。

わけがわかんないし、寝てて途中抜けてるしで、何にも言えません。

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.1

ストックホルム症候群を取り上げているみたいですが、あえて言うなら“単なる”ストックホルム症候群ではなかったと思います。いくつかのポイントがそれに絡んで、より複雑なそれを描いているように見えました。>>続きを読む

死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

2.6

いくらか前に観た作品です。
ほんとうにこれだけは言っておきたいのですが、邦題から想像されるような中身では決してないです。邦題つけた人のセンスを疑います。
正直一番印象に残ってるのは、主人公の浮気相手が
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.7

大人顔負けの細工や演技を難なくやってのけ、FBIを欺き続ける主人公の、父に会った時にさらけ出す無垢な親への愛情が素敵でした。それだけに、父の訃報を聞いた主人公の気持ちを思うと、胸が引き裂かれるようでし>>続きを読む