骨折り損さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

骨折り損

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Manodrome(原題)(2023年製作の映画)

3.8

ジェシー・アイゼンバーグが筋肉つけてるの、めっちゃ無理してる感あって可愛かった。

かなりファイトクラブっぽい内容だが、ファイトクラブが男性性に焦点を当てているように見えて資本主義をこき下ろす構造にな
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.8

アイナ・ジ・エンドのファンなので、映画の正当な評価は最初から諦めて観ました。
ただただ彼女の歌声がこれでもかと聴けたので大満足です。
岩井俊二監督が、彼女に惚れ込んで映画を作ったというのがとても伝わっ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

自分が日本人であるということを、嫌というほどに突きつけられた。

今作は原爆に関する史実をめぐる物語であり、世界で唯一の被爆国である日本では未公開となっている。たまたま海外で今作を見られたのだが、実際
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ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

3.6

子どもを亡くした女性が子どもを攫いにくるっていう怪談の設定、わくわくした。

襲う側と襲われる側だけじゃなく、呪いをなすりつけたがる子どもを亡くした被害女性もいて、これまでのシリーズとは少し構造が違っ
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.5

主役三人みんなビジュアルいいね。

やっぱりホラーは怖がる人の見た目めっちゃ大事だなぁ。

ジャンプスケア多すぎ笑えない。

(2023年製作の映画)

3.3

良さそう、、なんだけどなぁ。

良質感ビンビンに出てたし、個人的にもとても関心のある題材だからこそ、前のめりに見た。しかし期待とは裏腹に鑑賞中、作品に入り込めていない自分に気づいてしまった。正直、最後
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呪詛(2022年製作の映画)

3.7

怖いねぇ。

やっぱり得体の知れない宗教はそそるねぇ。

怖過ぎて目を覆いたくなる場面もいくつかあったので、ホラー映画としての満足度は高かった。

ただ、この映画の肝でもあるモキュメンタリー映像がなか
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複製された男(2013年製作の映画)

3.4

ラストカットまでは結構好きだったんだけどなぁ。

ラストカットでファッ!?ってなって解説とか色々調べたら意味は分かったけど、納得はできなかった。

観ている側にどれだけ歩み寄るかのバランスって本当難し
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

2.9

うーん、えっ?

いや思ってたのと全然違ったんだけど。

派手なピンクのスクエア画面を血飛沫が埋め尽くす予告見て、こりゃ楽しそうな映画だぁと心躍って観に行ったのに。のに……。

いじめられっ子の強烈な
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

同じ顔の男たち……に見えなかったんだが。

同じ顔の男たちばかり出てくる映画ってのは、あらすじを読んで知ってたし、そこがキモそうってワクワクして見たんだが、実際見てみると、殆どのキャラクターが同じ顔に
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.7

特殊メイクの型取り待っている間の長回し、長過ぎて笑った。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

これ、ちょっと前まで普通にシネコンでやってたよね?

信じられないんだけど。こんな前衛的な映画がアカデミー賞とか、シネコンとか、平然と大衆っぽい顔しているのが面白過ぎる。

鑑賞前は予告やらあらすじや
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.8

小気味よく笑えて、安定のジム・ジャームッシュ。

邦題のよく分かんないややこしい改変だけモヤっとする。

卒業(1967年製作の映画)

3.7

けっこう楽しめたが、正直最後がなぜ王道ハッピーエンド風なのかがモヤっとした。
冷静にヒロインの気持ちになってみたら嫌じゃね?って思っちゃった。

早春(1970年製作の映画)

4.2

その青春らしき衝動は、過度に美化された煌めきや潔白さなどなく、実に卑しく気持ちの悪いものだった。

ただ、だからこそどこまでも正直で、純粋な人の動きでもあった。

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.7

特殊造形凄すぎて惚れ惚れする。

腹の中にVHS挿入したり、テレビが有機生物みたいにウニョウニョ動いたり、理屈とか抜きでとにかくワクワクする。

話自体は意味不明だけどけっこう好き。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.2

喋らないって、なぜこうも魅力的なのか。

冒頭、荒野に佇むトラヴィスは誰に何を聞かれても言葉を発さない。その姿を見ただけで、一気にこの映画に引きこまれた。喋らない人ってとても気になるんだよなぁ。俺も普
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.1

思いを馳せるその先には、いつも風が吹いている。

いつまでも大事にしたくなる、とても個人的な映画でした。

正直、冒頭で主人公の声を聞いた時に庵野秀明の声がどうにも違和感があってノイズになるかもしれな
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バービー(2023年製作の映画)

4.3

最高に楽しかったです。
ありがとうございました。

いやーあぶねー本当にこれは映画館で見れてよかった。めっちゃ笑えたし、キャラクター達がみんな可愛かった。

ピンクの世界が魅力的過ぎて、現実世界に来た
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

かわいいぃいい〜(ダイアン津田痰うがい)

もう見終わる前から好きになりたくなる映画なんだよなぁ。この映画のあらゆるグッズ買いたくなるもん。そんなデザインの魅力、世界観の魅力を映画にぎゅっと閉じ込めら
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クラッシュ(1996年製作の映画)

3.8

世界観めちゃめちゃ好き。
交通事故に性的快感を覚えるって、訳分からないはずなのに途中からなんだかエロい気がしてくるの凄いな。
クローネンバーグはずっとエロくないものをエロく撮ることに人生を捧げてて尊敬
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薄氷の殺人(2014年製作の映画)

3.8

ヒロインがとても魅力的で、作品を動かすキャラクターとして説得力があって良かった。
それだけでこの映画は勝ちだと思える。
話も面白いし、氷やアイススケートというモチーフもカッコいいし、中華街のネオンが印
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アンダーグラウンド 完全版(1995年製作の映画)

4.0

人間は愚かで、悲しくて、可愛い。

その全てが詰まった映画だった。

戦争とか平和とか、善とか悪とか、いつまでもそんな二項対立を続けてしまうのが人間だ。何千年も、何万年も人はその問いをやめられないのだ
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.5

大傑作だった……。

ああー映画館で見たかった。なんだかタイミングが合わず劇場公開中に見れずに結局家で見たけど、めちゃめちゃ面白かった。もしまた名画座とかで公開することがあれば絶対見たい。

正直この
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.4

世界観はめっちゃ好きだったけど、なんだか乗り切れなかったなぁ。

多分アートに全振りしていたら、それはそれで高評価だったんだろうけど、奇天烈な世界の中でけっこうちゃんと感情を描こうとしていたから共感出
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.8

面白かったんだが、どうしても『ズートピア』と比べてしまう。もちろんテーマや物語は違うが、『ズートピア』の方が生まれ持った性質の違いや差別の描き方により切実なものを感じ、今作は少し綺麗事に見えてしまった>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.9

ミー坊も、ヒヨも、総長も、籾山も、みんなみんなとにかく可愛い!!

愛らし過ぎる。

変わってるから生きづらいとか、それが悲劇だとか喜劇だとか、そんな誰かが作った答えなんていらない。

人間は可愛いん
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.6

何も解決していないけど、それでいい。

とはあんまりならなかったなぁ。

分かりやすいハッピーエンドとか、主人公が誰かと繋がったり成長したり、そういうものだけを欲している訳じゃないが、この映画に関して
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大いなる自由(2021年製作の映画)

3.3

性愛と純愛のバランスって難しい。

人を恋愛対象として好きになる以上、性というものはどうしても一つ重要な要素として存在してしまう。もちろん、性的なことなど抜きにして相手を心から愛することも一つの形だが
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