pokotanさんの映画レビュー・感想・評価

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

8.31の事件描写から物語は始まる。
侵略者からの政府、自衛隊の防衛の様子と、おんたん&門出たち五人衆の学校生活の日常系のゆるいサブカル的会話劇が並行して描かれる。

キヨちゃんの訃報に空元気なおんた
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.6

前作が田舎町ののどかな景色が美しく壮大な印象だったけど、今作では舞台が都会のニューヨークだから街のゴチャゴチャ感な分、カーアクションがあったり、ドローンでゴースト捕まえてたり、家のすべり棒やらカメラワ>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.4

概ね日本版と同じ流れだったけど、ややアレンジされてた。
冒頭も、すでに倒れているジョゼを助けるところから物語は始まる。

ただ、ヨンソクが何故年上で偉そうなジョゼに関わっていくのかがいまいちパッとしな
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.6

歌うワニという面白さ。
ライルが可愛い。
序盤のちびワニ時代は特に愛くるしい。
そして、歌とともにどんどん大きくなる。
ヘクターにも捨てられ、愛されたことのない孤独なライル。
そして、引っ越してきたジ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.7

章仕立てで物語は進む。
タイトル通り、見方によっては最悪な女性。
自分に正直に自由に生きているユリヤ。
新しいものにすぐ目移りする。
だから、仕事も男性も気になったら移り変わる。
恋愛も熱が冷めるのが
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.6

母親の葬式に向かう西部署殺人課のコ・ゴンス刑事が急に車の前に出てきたイ・グァンミンを轢き殺し、車のトランクに入れて隠す。
目撃者が現れ、電話で脅され、その相手も警察のパク・チャンミン。
要求は個人金庫
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

3.7

ある湖で暮らしているカモ一家が渡り鳥になり、ジャマイカを目指す冒険物語。
飛び立つところは景色が綺麗だった。
絵が縦横無尽に動き回るカメラワークは、ジェットコースターのような感覚で面白い。
調理場での
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シンプルな情熱(2020年製作の映画)

3.3

フランス人のエレーヌ。
ロシア人の既婚者で年下の彼から電話がきて、昼間に会ってセックスする。
いわば、セフレ。
彼が来る前にオシャレして化粧して恋してる。
プレゼント渡したり、ロシア語を勉強したり、ど
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.2

観る前の印象はかなり地味だけど、観ると衝撃的展開でテンポよくどう転んでいくのかドキドキハラハラする話の面白さと黒木華や江口洋介といった割と豪華な出演者で一気に惹きつけられた。

沖縄を舞台にしたサスペ
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.1

ドキュメンタリーのような由宇子に寄り添った
映画だった。
何が正しくて何が正義なのか。
自分の判断基準を問い詰められる。

教師と生徒の行為の疑いによる最悪の結末となった両者の自殺事件を追うドキュメン
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映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)

3.4

ドラマから7年後。
ドラマの最後で埋めた麻取義辰の死体が土砂崩れで見つかるところから物語は始まる。
今作は、哲雄はヤクザ間野会に加えて、警察からも追われることとなる。
徐々に追い詰められていく哲雄がど
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雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

3.7

意外や意外、熱くなる映画だった。

冒頭のタイトルバック時の線路沿いを歩くシーンは日本版「スタンド・バイ・ミー」のような雰囲気だった。
今まで見たことない子役で、是枝裕和監督のような自然体な子どもたち
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

IMAXで鑑賞。
さすがの映像と音響だった。

いやー、面白い。
舞台はほぼほぼタイトルの如く砂漠なんだけども、圧巻の映像美、迫力、豪華キャストと見どころ満載。
ティモシー・シャラメはもちろん、今作は
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.6

WOWOWドラマ版は西木目線で話が進んだのと比べて、映画版は色んなキャラの視点で描かれていて群像劇となっている。
最後は、西木の倍返し。

九条支店長と黒田の取引は面白かった。
恐ろしいよな。
いつか
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TANG タング(2022年製作の映画)

3.3

ドローンが飛び交う近未来。
旧型ロボットと人間の友情物語で割とベタな話だった。

話としては、ベタ過ぎてやや物足りない。
タングが、都合よく記録が消えたり思い出したりするのも、ご都合主義。
ビジュアル
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.9

安定感のある山崎賢人のアクションがさすが。
今シリーズでも、見たことないアクションを見せてくれる。
冒頭の戦争シーンで、塹壕の中で縦横無尽に動き回る杉本を捉えるカメラワークも凄い。
そして、終盤の馬が
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.0

デレク・ツァン監督、「少年の君」がすごく良くて好きだったけど、今作も素晴らしかった。
どこか昔の岩井俊二作品の匂いを感じる。
演出力もだし、画の力がある。

七月と安生を演じた2人がとにかく上手い。
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

チャーリー。
愛する人を失ったことで、過食症となり、現在は物に掴まらないと立って歩くことも出来ない重度の肥満と化した。
しゃがんで物を取ることも出来ない。
血圧も異常な高さで、間もなく死ぬだろうと予期
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.7

小説家のエリー・コンウェイは、「アーガイル」が大ヒット。ある日、列車に乗った際に目の前に来た男の顔が小説の中で活躍するスパイのアーガイルの顔に重なり、襲われたところをワイルドに助けられ、小説の内容に現>>続きを読む

サイレントラブ(2024年製作の映画)

3.0

山田くんの死んだような目、タバコ、あごひげ、日焼けと今までのイメージからは変わったビジュアルは新鮮だった。

役者は良かったんだけど、主人公の美夏が全然魅力的じゃないんだよな。
というか、今作では魅力
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18歳のおとなたち(2023年製作の映画)

2.3

少年院上がりの18歳の成田誠が成人式の実行委員に誘われ、成人式で流す自主製作映画を作る話なんだけども、この作品自体が自主製作映画レベルの演技と演出。
兵頭君はじめ役者は頑張ってはいるものの、演技が微妙
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シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

3.5

親から愛された思い出のない姉と愛されてきた弟。
両親が亡くなり、親戚は弟を押し付け、養子に迎えてくれる夫婦を探すまで一緒に暮らしていく。

主人公のアン・ランがとにかく頑固で自分を曲げない。
故に仕事
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.6

冒頭の1カット映像。
馬で撃った黒人を引きづりながら歩くカット。
そして、最後の朝日に包まれたスローモーションでの脱走シーンなど所々のビジュアルはかっこいい。

黒人を迫害して奴隷化してる白人たち。
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グッバイ、ドン・グリーズ!(2022年製作の映画)

3.5

家業が農業で学校で馴染めないロウマと、東京に行った親友のトト、そして夏に現れたドロップ。
3人の高校生の夏休みの物語。
花火やら子ども心をくすぐるワクワクする冒険。

SNSでのフェイク投稿、誹謗中傷
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見知らぬ隣人(2022年製作の映画)

3.0

酔っ払って目覚めたら、隣人の部屋で寝ていて、誰かが血まみれで倒れていた。
出るに出られずに…っていう設定はかなり面白く、ワンシチュエーションムービーとして、ユーモラスに描いている。
チャヌがアタフタす
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.6

闇の深さでグッと惹きつけられた作品だった。

爪を剥いだり痛めつける様は痛々しい。
阿部サダヲ扮する榛村大和が末恐ろしい。
あのギョロッとした目の阿部サダヲの存在感で榛村の不気味さが増す。
どこまでも
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.3

野木亜紀子脚本×山下敦弘監督。
このこの座組はもう間違いない。

とにかく聡実役の齋藤潤くんが最高だった。
彼と綾野剛をキャスティングした時点で、もうこの映画は大正解。
相性バッチリだった。
野木亜紀
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.6

砂漠の中の街ビクトリーに住むジャックとアリスの夫婦。
理想的な楽園の街で暮らす日々だけど、街の外の砂漠には行ってはいけない。
安全な場所にいなくては。
男たちの仕事は秘密で、世界を変える使命を持って、
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インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

3.4

ゲイであることを受け入れない母親から捨てられホームレスのフレンチが、海兵隊に入隊する話。

上官からの過酷なしごき。
ゲイであることがバレて、仲間からのいじめ。
どんどん居場所がなくなっていく姿は辛い
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マッチング(2024年製作の映画)

3.4

サスペンスとしては、メインの登場人物が少ないので、もう吐夢か影山の2択しかない。
もう少し登場人物多くしないと、犯人探しとしては拍子抜け。
吐夢もミスリードとしてめちゃくちゃ気持ち悪く暗く描きすぎ。
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.2

現代パートで貴瑚が出会う「ムシ」と呼ばれ虐待されている少年の物語と、過去パートで寝たきりの父親の介護と母親からの虐待に苦しむ貴瑚を助けた安吾との物語で、交互に物語は進んでいく。

前半は、貴瑚の追い詰
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.7

病弱なクロエは、新しい緑の薬に不信感を覚える。
母親は、娘を愛するあまり閉じ込めておく。
ただの娘に執着した狂った母親かと思いきや、隠された秘密があった。
娘のためには何でもやる母親。
母娘のサイコス
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

キャリー・マリガンがすごい。
序盤の衣服乱れた格好でケチャップを腕に垂らしてホットドッグを食べながらの朝帰りシーンやラストのカラフルで派手な髪のナース姿や、ポップなビジュアルで、惹き込まれていく。
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.0

ビジュアルに興味を惹かれ、鑑賞。
一瞬ビックリさせられるシーンはあるものの、ほとんど怖くない。

マイクが過去の自分のせいで弟が誘拐された事件のトラウマと、かつては人気だった廃墟となった「フレディ・フ
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