satoshiさんの映画レビュー・感想・評価

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アテナ(2022年製作の映画)

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冒頭の長回し含め映像として圧巻。ただそれ以上に、自分の研究対象の国の若者(比較するものではないが、フランスよりも状況ははるかにひどい)と重なる部分があり、やや辛かった。

シモーヌ フランスに最も愛された政治家(2022年製作の映画)

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副題に「フランスに最も愛された政治家」とありますが、いわゆる「政治家」っぽいキャリアではなく、法曹畑から道を切り開いていったあたり、信念の人なんだろうなと思ったり。回想録が日本語で読めるらしいので、読>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

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みんな少しずつろくでもなくて、自分の守りたいものがあって、それを守ろうとして何も噛み合わないし救われない。ドギツイ映画なのに、気づいたら泣いていた。良い映画でした。

アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(2022年製作の映画)

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軍事政権下の人権侵害を裁くという移行期正義の話。軍側からの嫌がらせや脅迫、ベテランの検察がこぞって軍側につこうとする感じなど、「だよねぇ」と思ってしまうところも。

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

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終始アルプススタンドのはしの方ばかりが映り、1度もグラウンドが映らないところが良かった。演劇部のあすは役もリアルで良かった。

残念だったのは、物語が終わりに近づくにつれ、登場人物が皆グラウンドの方の
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犬王(2021年製作の映画)

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とても良い映画だった。アニメ『平家物語』も当たりだったし、最近の平家物語関連のアニメはどちらも素晴らしい。

アニメ『平家物語』が時の政治権力によって「正統」と見なされ写本などでも後世に残されたものだ
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作好きとしては、原作を越えるものや、それとは異なる何かはあまり見い出せなかったというのが正直なところですが、ガッカリみたいなことは全くなく面白い映画でした。考えたことは以下。

・剥き出しの感情が持
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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観ていてイライラする素晴らしい映画でした。彗星の衝突はおそらく気候変動やパンデミックのメタファーでしょう。

危機が近づいてもなお、中間選挙の勝敗を気にする大統領(クリントン夫妻の写真を飾っていたのも
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

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なぜ私はこのような境遇におかれているのか?なぜ「他ならぬ私」がこのような境遇におかれているのか?このような問いに晒された時、人は社会のあり方に違和感を覚えるのだろう。そのようなメッセージが、この映画の>>続きを読む

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

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ダレン・シャン、エラゴンに次ぐ、続編頑張って欲しいけど多分厳しい系映画。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

村上春樹ファンからしたら村上春樹の複数の短編を元に上手いこと再構成することで村上春樹的なキモさが見えにくくなってるように受け取れる一方で、村上春樹があまり得意じゃない層にとっては「いやいや全然キモイっ>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

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とりあえず里香ちゃんの描写が怖すぎて小学生泣くんちゃうかなどと思ったり…。
ポジティブな発言でも人によってはそれが「呪い」になることってよくあるよな〜とか、人類学における「贈与」とか「負債」ってある種
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

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最初に観たのが昔過ぎて再度観てみた。なんと、もう20年近く前だそう。キャラクター設定などを見ていると、古いなと感じる(今日では倫理的側面から糾弾されるであろう)ところもあるが、音楽や映像、ストーリー展>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

歌や踊りも含めて何か芸が出来てようやく芸人だという深見千三郎にある意味背く形で売れたことに対する後ろめたさがたけしにはあるみたいな話を聞いたことがある。今回はそういった側面に光を当てた作品になっている>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

興味深い作品だなとは思いましたが、好きか嫌いかで言えば多分嫌いです(あの手の描写はどうしても苦手なので)。

如何様にも読み取れる作品なんだとは思いますが、自分なりに考えたことは以下。

仮に精神病患
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

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某ラジオの定番ネタとして出てくるので観てみた。正直なところ、いわゆるアメリカンドリーム的なところや、親子を繋ぐものとしての「野球」といったところがイマイチピンとこなくなっていて、自分もわりと現代っ子的>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

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当時の熱気や、現在と比較した時の学生の政治に対するスタンスの違い(善し悪しではない)を映像で感じられるという意味では良かったが、見る側は熱狂する必要はないし、むしろシニカルな態度を維持しつつ見るのが正>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

説教くさいだけで映画として全く面白くないような反差別映画が最近増えてきて辟易してたので、こういう映画を観ると幸せな気持ちになります。
音楽や学問、上流階級のマナーを通して社会的上昇をある程度達成しても
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僕の帰る場所(2017年製作の映画)

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ミャンマー支援のチャリティー上映ということで観てきましたが、単純に作品として楽しめたと思います。
今話題の入管の問題、在日外国人の置かれた厳しい状況、トランスナショナルなアイデンティティ形成、そこに立
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

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設定がよく出来ているので(精神病院系なのでよくあると言えばよくあるのですが)面白かったです。
最近何も考えたくない気持ちが強すぎてホラー、スリラーばかり観ようとしちゃいますね。考えるための心のスタミナ
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ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

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キャラ設定はよくあるパターンとはいえ面白いなと感じました。一方で「ラ・ヨローナ」が登場して家族を襲うシーンの描き方が自分の感覚で言うと「モンスター」として描かれているように思えて、アメリカにおける悪霊>>続きを読む

ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

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いいね、たまにはこういうのも。精神的にしんどいときに難しいものを見るもんじゃない。こういう作品の存在は大事なのかも。

ターミナル(2004年製作の映画)

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15年以上前の映画なのでCAさんの描かれ方が今とだいぶ間違うなと(今なら批判されたりしちゃうのかな)。
最近何かと締切に追われているので「待つ」、「遅れてる」…そういうのを取り戻したいなと強く思う。

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

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ファイトクラブとかビューティフル・マインドを観てると途中で気づいちゃうとこはあったけど、もちろん映画としては面白かった。ディカプリオはこういう役合ってますね。あとマーク・ラファロ好きです(唐突)

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

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こういう映画を絶賛出来ないと人として問題があると言われそうな、そんな気がしてきてしまうのがしんどい。ひねくれ者の自分は大人しくひねくれ映画を観ます。

パプリカ(2006年製作の映画)

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インセプションみを感じるなと思ってらこっちの方が古いんですね。パクリ疑惑とか言われてるらしいですが、インセプションの方は夢に留まっていたいという思いから来る葛藤があった結果夢と現実の区別がつかなくなる>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.2

流行りのものは時間差で摂取するのが信条です。前評判を聞きすぎて構えて見ちゃった気がします。原作読んでなくて今後の展開知らないので、続編アニメーション楽しみにしております。

星の子(2020年製作の映画)

3.9

「私は宗教なんて信じない」のようなことを言う人がいかにおかしなことを言っているのか。みんなフィクションを駆使して生きているのに。そんなことを改めて考えた。良い作品です、多分ミッドサマーより良い(ミッド>>続きを読む

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.2

全体を通して面白いなとは思った。あとコヴェント・ガーデンが出てきたのが嬉しかった。また行きたい。
ただ、人種問題、フェミニズム、性的マイノリティ、格差の問題とかの表現の仕方がダサいし温い。中途半端な説
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