ネルエルさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ネルエル

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28週後...(2007年製作の映画)

3.3

前作の世界観と映像のブレ加減は同じだが、ストーリー自体はあまり続編感はない。

冒頭のシーンはリアルな怖さと追いかけっこの楽しさもあって好き。この時の父親の判断は生きるためなのだからしょうがないと思う
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28日後...(2002年製作の映画)

3.5

序盤の誰もいないロンドンの街とロックな音楽が合っていて引き込まれたが、途中からは失速気味。
全体的に映像は古くさくてカメラもブレて見辛いが、英国らしさや洒落た雰囲気もある。親子の存在が良かったな。
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金田一少年の事件簿(1996年製作の映画)

2.7

子供の頃はおっかなびっくりしながら原作を読んでた。この作品でも音楽や効果音などの演出で不気味な雰囲気があるが、大人になってしまったせいか怖くはない。
トリックや犯人も分かりやすいしツッコミどころも多々
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

3.5

前篇の熱を保ちながらも危惧していた方向に話が進んでしまい、残念でもあるけど必然でもあって、人間関係の方も体で繋がるのは簡単だけど心で繋がるのは難しいと感じさせる。不器用で生きるのが下手な人たち。

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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

3.7

舞台が2021年の新宿なのに昭和っぽい。
社会問題を絡めた登場人物それぞれの孤独感と、絶望の中にいながら希望を見出そうとする熱が良かったし、この気持ちのまま後篇をすぐ観たくなった。
世間が狭過ぎるのと
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予告犯(2015年製作の映画)

3.6

頭の中で抱いていたイメージよりも重くて、序盤の主人公たちへの理不尽な扱いなどに社会の生き辛さ、無情さに悲しくなる。こんな状況で自尊心を保つのは難しいだろうな。でも出会いは何かを変える力になる。
犯行自
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アイ,ロボット(2004年製作の映画)

3.6

キリスト教的な内容やセリフで、ラストは象徴的だった。
近未来な世界観と映像がとても良くて、特にロボットの姿は不気味なインパクトがあって、集団でいる場面などはもうホラー。
謎や意外な事実を回収しながら、
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3人のゴースト(1988年製作の映画)

3.2

現代風にアレンジされたクリスマスキャロル。作られた80年代の雰囲気にコメディなノリもあって軽く観られた。

ビル・マーレイはこの作品で改心せず、恋はデジャ・ブでも痛い目に遭いながら素直にはならず、結局
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Disney's クリスマス・キャロル(2009年製作の映画)

3.2

19世紀の冬のロンドンだからなのか陰鬱な雰囲気で、主人公のスクルージもヴィランっぽい。
未来の精霊の時のスクルージが元気で面白くて、映像的にもアトラクション感覚で楽しめた。

クリスマスの日だからこそ
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ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

3.4

リアリティの無さ、モラルの無さとか気になるところもあるけど、純粋で少しファンタジックな愛に風景や街並みが花を添えていた。

教授の現実的ではないほどの抜かりのなさはさすが魔法使い。彼は夜空の星のような
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君がくれたグッドライフ(2014年製作の映画)

3.3

尊厳死という重く辛いテーマを扱いながらも、一緒に旅をする仲間たちや課題ゲームのおかげで爽やかさとか楽しさも感じられる。

もしハンネスの立場だったら彼と同じ選択をするかもしれない。でも家族や友人の立場
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笑の大学(2004年製作の映画)

3.3

舞台版をTVで観たことがあったので流れは分かっていたけど、ほぼワンシチュエーションでほぼ2人の会話だけなのにやはり面白い。
重くなりがちな戦時中の立場やルールを使って笑いを生んでいて、ラストも切なくて
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

3.8

友人の勧めがなければ観なかったと思うくらいナメてたけど、ヒーロー映画らしく超人的な能力を発揮する面白さもありつつ、その能力ゆえに社会に馴染めない葛藤とか家族の愛も描かれていて楽しめた。

ダッシュの表
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三人の騎士(1944年製作の映画)

2.9

前半のペンギンの旅路からラテンアメリカを紹介する内容や、この時代の実写との融合を感心しながら興味深く観てたが、ドナルドの肉食ぶりが徐々に発揮されると置いていかれ気味になり、終盤のサイケデリックな色彩と>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.8

アメリカの青春定番要素がしっかりと組み込まれつつも、持つべきものは素敵な友だなって教えてくれる。

自分もウォールフラワー側だし、友人に助けられてきた身としては共感する部分も多くて、当時のあの感覚は無
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ロード・オブ・ウォー(2005年製作の映画)

3.6

武器を売ることに疑問を投げかけるテーマだが、暗くなく描かれているし主人公が機転を利かす場面も面白い。でも砂漠のように主人公も世界もどこか乾いていて、それがとても虚しい。クスリに溺れる弟の方がまともに見>>続きを読む

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(2014年製作の映画)

3.4

よくある落ちこぼれクラスの実話ベースの作品で、タイトルから結末が想像出来るけど、予想以上に重いテーマだった。
生徒たちの成長や纏まっていく様子も面白いが、それよりも集団殺戮について観ながら学べた。その
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キアヌ(2016年製作の映画)

3.4

一般人がギャングに潜り込むっていう話で人も死ぬけど、コメディだから軽快で子猫を巡る争奪戦なのも可愛い。

無理した黒人喋りとか笑えた。間とかツッコミも的確で楽しめたし、話もモヤモヤすることもなくスッキ
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史上最大の作戦(1962年製作の映画)

3.4

ノルマンディーに上陸する作戦の1日目を、関わった国や部隊の視点で描かれていて興味深かった。でも正直知識がないから人物を把握するのが難しい。

途中まではコミカルさもあって緊迫感は感じられなかったけど、
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幸福の条件(1993年製作の映画)

3.2

自分の妻を100万ドルでって言われたら正直悩むだろうし、どっちを選んでも後悔しかないと思う。もし妻を行かせたら、その後愛せる自信はない。でも結婚生活は長くて苦難の連続なのだから、2人で乗り越える事が出>>続きを読む

シークレット・オブ・モンスター(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

音楽が仰々しくて不気味で不快。内容も時代背景や宗教が絡むので更に難解になっていて、あまり理解出来ず。

親の愛情の欠如は名前を呼ばれないことからも明白で、危険な独裁者の英才教育してるようにすら見えた。
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健さん(2016年製作の映画)

3.4

高倉健の作品はあまり観てないけど、妹さんが語る母親の話や、江利チエミさんの話、健さん本人の語りなどもあって興味深く観られたし、終盤の寒青の説明をする健さんの言葉を聞いていたら感情が込み上げてきて、正直>>続きを読む

清須会議(2013年製作の映画)

3.2

歴史には詳しくはないが流れは知ってるので、それぞれの立場や思惑が交差する様子や、駆け引きなどの面白さが半減した気がする。

秀吉は強かで人たらしな部分はやはり魅力だけど、秘められた野心が徐々に露わにな
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.6

落ち武者が証言台にっていう荒唐無稽な話だけど、それよりも登場人物たちの魅力と場面場面で楽しめた。

深津絵里の動きや表情が小動物的な可愛さで尚且つ面白い。
更科六兵衛の無念さや幽霊ならではの可哀想なと
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マザーウォーター(2010年製作の映画)

3.4

作業してる音と風の音と水の音が心地良い。

桜の開花に合わせるかのように登場人物たちが交流していくので、散り始めるとバラバラになるのかなと少し寂しくもなる。でも桜は散るところが一番美しい。

丁度良い
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めがね(2007年製作の映画)

3.1

シュールな雰囲気があって深く考えると不気味で謎も多い。ただ時間を忘れて黄昏るためだけのような作品。
感じたことはあまり多くなくて、必要な荷物はそんなに多くないのかもしれないってことと、休憩はたまには必
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ファンタジア(1940年製作の映画)

3.7

今日がミッキーの誕生日とのこと。子供の頃はこの作品の衣装のミッキーがお気に入りだった。

この作品が1940年に作られたのが信じられない。
芸術的なアニメーションとクラシック音楽の融合が素晴らしくて、
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アスファルト(2015年製作の映画)

3.7

ストーリーに起伏がなくてほぼ団地内の話で地味なんだけど、孤独を感じてる3組の男女の交流に心が温まる。

序盤のエアロバイクからの車椅子、自販機の流れには爆笑。哀しすぎる。NASAの保留音も好き。その後
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あの頃エッフェル塔の下で(2015年製作の映画)

3.2

話に纏まりがなかったり、他人の心情がよく分からないのは1人の人生の思い出だと考えれば納得したし、兄弟や家族のことより彼女のことばかりなのは、それだけ彼女との思い出が強烈に印象に残ってるからだろう。>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.9

凄腕の殺人能力を持った会計士って響きがなんか新鮮。

主人公の計算能力とアクションを見てるだけでも面白いけど、少しずつパズルがハマっていく感じと、自閉症でも諦めなければっていうメッセージが感じられて良
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.1

男女入れ替わり物のベタな要素と王道ストーリーの良さが詰まっていて、自分は単純だと自覚したくらい笑えてハラハラして泣けた。展開としては意外な部分もあって驚いたけど。
風景や星空は当たり前のように綺麗で、
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.6

光や背景とかも綺麗だし、水と緑の描写は特に綺麗。

また頑張ろうと思っても怖くて一歩を踏み出せないって気持ちには共感した。その後逃げてしまう自分が嫌になり負のループに陥るから厄介。
1つの出会いとか何
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

3.3

シャンバラやヴィマーナなどの中二な要素もあるファンタジーだけど、其処此処にジブリを感じさせるシーンがあって、途中からジブリっぽいところを見つけるのが楽しくなってきて物語に集中できず。

トンボのシーン
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雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

3.3

新海誠に興味を持ったきっかけの作品で、駅や電車や街の風景がとても繊細で心惹かれた。

北海道が日本から分断されて、天高くそびえる謎の塔が立っているという設定は好きなんだけど、世界観の説明が不足してるの
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.4

距離が離れると違う時間を生きていて、残酷ではあるけど必然でもある。それを消化出来ない遠野くんが怖いくらい不気味に感じた。傷つきたくなくて受け身だからかな。山崎まさよしの曲の歌詞は彼の心情と重なっていて>>続きを読む

ほしのこえ(2002年製作の映画)

3.0

ほぼ1人で作ったということで多少の粗はしょうがないけど、背景はこの頃から美しい。
メールの送受信の切なさが良い。