butasuさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

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トリハダ 劇場版(2012年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

うーん微妙。お化けが出てこないオムニバスホラーということで、日本のホラーを苦手としている自分もトライしてみたのだが、なんだか中途半端な出来だった。

まず谷村美月のメインストーリー。わざとらしく出てく
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

怪作。何だこれ。凄いものを観てしまった。賛否分かれるというか、人によっては嫌悪感を覚える内容だと思う。自分はこの作品の持つ強烈なエネルギーに圧倒されてしまった。

とにかく池松壮亮演じる主人公「尾崎」
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

どうせティーン向けのクソ映画だろ、というスタンスで観始めたので、意外と楽しめた。神木隆之介と浜辺美波の可愛らしさを堪能する映画。評判は悪いらしいが、個人的には結構好き。

まず何の説明もなく普通にゾン
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スキャンダル(2019年製作の映画)

2.5

FOXでセクハラに立ち向かった女性たちの実話。この事実を映画化したという功績は大きい。映画としては可もなく不可もなく。

人物相関がちょっとわかりにくい。主要登場人物たちのポジションや関係性、さらに脇
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

2.5

爆破の犯人だと疑われた無実の男に関する実話。いかにもクリント・イーストウッドらしい題材だが、いつもの彼の作品に比べやや精彩を欠く印象。

主人公は「正義」と「法」に偏執的なまでにこだわる警官志望の個性
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.0

世界各地での夜のタクシーにおける一幕を描いたオムニバス映画。何か劇的なことが起こるわけではないのだが、どの登場人物も生き生きとしており、とても良い映画だった。タクシーという密室空間で、乗車時間は短いに>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

面白くなりそうなのに面白くならない、盛り上がりそうなのに盛り上がらない、スケールが小さいんだか大きいんだかよくわからない、なんだかなぁといった作品。実際の事件っぽいものを出して現政権批判をしたいのはわ>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

1.5

「あれ、ハーレイクインってこんなに魅力がなかったっけ」というのが観始めてすぐ思ったこと。そしてその感想が覆ることのないまま映画は終わってしまった。劇中で「ジョーカーと別れたお前には何の価値もないんだよ>>続きを読む

バケモノの子(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

前半はかなり好き。バケモノ界はただの擬人化動物の世界なので設定としては実は大して面白くないのだが、キャラクターの魅力がそこを十分補っていたと思う。役所広司と宮崎あおいのかけ合いがとても良く、ぶっきらぼ>>続きを読む

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.5

面白かった!「ゲームの中に入り込んでしまった若者たち」というだけの話なのだが、キャラクターたちが個性豊かで脚本もテンポが良く、ワクワクしながら楽しむことができた。

ドゥエイン・ジョンソンがゲームの主
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エンド・オブ・デイズ(1999年製作の映画)

2.5

アクション要素よりもオカルトサスペンス要素が強いシュワちゃん映画。なのにストーリーは脳筋だから困っちゃうね。

時は1999年、世界滅亡のための儀式はサタンがある娘とヤること、だから娘を守ろう!という
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

三部構成で①テロ犠牲の悲しみ②裁判③復讐のような流れ。

①は主人公の気持ちを強調するためだろうが、心無い義両親のような胸糞要素はありつつ、主人公がひたすら悲しみに暮れるだけで映画的には何も話が進まな
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星になった少年 Shining Boy & Little Randy(2005年製作の映画)

3.0

象と柳楽くんを観ているだけで幸せな気持ちになれる映画。常盤貴子も良かった。感動路線やファンタジー路線に乗せすぎず、かといってものすごくリアルに描くわけでもない。適度にサクサクと進んでとても観やすかった>>続きを読む

それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

安定よりも不安定を、退屈よりも刺激を、本能的に求めてしまう4人の女たちの話。だから世の中チャラ男がモテるんだよなぁ。

まずはヴィッキー。彼女は婚約者がおり、比較的おカタく真面目なタイプ。しかしこの手
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メリーに首ったけ(1998年製作の映画)

2.0

観ている間中とにかく不快感が強い映画。

①主人公が不運すぎ
基本的にコメディってそういうものなのはわかっているのだが、あまりに運が悪すぎてやることなすこと裏目に出るもんだから、どんどんイライラしてく
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

好き。ウディ・アレンの映画ってなんでどいつもこいつもこんなに人間臭いんだろう。

主人公は親の金で大学に通い将来も特に決めずダラダラと過ごしている、ややナルシストも入ったちょっと鼻につく奴。冒頭、記者
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

1.5

奇抜な演出や展開を延々と見せられるだけの中身のない映画。アートだと思えば良いのかもしれないが、アートに90分は長いし、ここまでストーリーが存在しないとさすがに退屈。リアリティラインもよくわからないし、>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

傑作。圧倒的な登場人物の実在感。全員の揺れ動く心をここまで繊細に描写できるものだろうか。人を好きになるって、なんてエグいことなんだろう。本当、愛って一体何なんだ。

主人公のテルコはいわゆる都合の良い
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LIFE!(2013年製作の映画)

2.0

妄想癖の強い冴えない中年主人公が、ある男を探す過程で結果的に壮大な冒険をし、「人生の真髄」を知る話。撮影や特殊効果にかなりお金をかけている印象。評判が良いのにも頷けるクオリティ。

ただ個人的には全く
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シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

3.5

面白かった!まさに「こういうので良いんだよ!」という丁度良い温度感の心温まる素敵なコメディ。

フランス料理に愛がありすぎる素人の主人公が超有名シェフの助手をやることに、というコメディとして非常にあり
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パパが遺した物語(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

賛否あるようだが、個人的にはとても良かった。過去と現在を同時進行で見せる本作だが、どちらも大変心を抉られる話だった。

まず過去だが、母を交通事故で亡くし父だけを心の拠り所にする娘と、娘だけを心の拠り
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.5

美しい。これぞ岩井俊二の真骨頂。

死んだ彼氏の元住所を知る中山美穂→彼氏の名前でその住所に住んでいる中山美穂、という流れを見たときには「これは闇が深い話だぞ」と思ったのだが全然そんなことはなく、内容
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前半はよくあるロードムービーで割と退屈なのだが、中盤から不穏な空気が流れ出し、その勢いのまま余りにも唐突にプツンと幕が切れる映画。

若き日のジャック・ニコルソンの存在感が圧倒的で、彼の出現により映画
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ラスベガスをぶっつぶせ(2008年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

オーシャンズ的な話かと思ったら、調子こいたガキがイキりたおす青春モノだった。

主人公に感情移入しにくかったのがキツい。あそこまで優秀なら、他にもいくらでも奨学金はあるだろう。貸与のパターンもあるだろ
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96時間 レクイエム(2015年製作の映画)

3.0

好きなところと嫌いなところが同居している作品。どちらかと言えば好きだが、不満がないわけではない。評判は悪いらしい。

相変わらずのしょんぼりお父さんから始まるリーアム・ニーソン無双はやっぱり楽しい。今
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ゲーム(1997年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「映画」としてのガワはとてもレベルが高く素晴らしいのだが、肝心のストーリーが「何だかなぁ」といった感じ。どんでん返しを優先した結果、非常に無理のある話になってしまっていると思う。

実際にゲームが始ま
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マッドマックス(1979年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

もっと世紀末な感じかと思ったら全然現代だし、もっとヒャッハーな感じかと思ったら全然どんよりしている…と思ったら、世紀末でヒャッハーしているのはどうやら2らしい。残念。

警察官の主人公マックスがチンピ
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バッドボーイズ(1995年製作の映画)

2.0

図々しくしゃしゃり出てくる女、待っていろと言ったのに勝手に行動する女、人の家やものを我が物顔で勝手に使ったり汚したりする女、が大嫌いである。そしてこの映画のヒロインはまさにそんな女。その時点でもう個人>>続きを読む

ラッシュアワー2(2001年製作の映画)

3.5

面白かった!個人的には1よりも楽しめたかも。ストーリーは有って無いようなもの、とにかくジャッキーのアクションとクリス・タッカーのやかましさを愛でる映画。マッサージ店での共闘シーン大好き。約90分でテン>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

2.0

正直、なんでこんなに評価されているのか理解できなかった。確かにアクションの撮り方は上手いし演出や映像はスタイリッシュで楽しいけど、脚本がなんというかリュック・ベッソン並。あまりに大味すぎて楽しむよりも>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

2.0

女の妄想を具現化したような映画。アタシはシングルマザーに育てられた若くて頭の良い女教授、実は彼氏が超金持ちの御曹司だった、彼氏の母親に嫌われていたり露骨に下品な周囲の金持ち女から嫌がらせを受けたりする>>続きを読む

96時間 リベンジ(2012年製作の映画)

3.0

やっぱり楽しいリーアム・ニーソン無双。しかも今回は娘も大活躍。「立派になって…」とお父さん視点で涙ぐむレベル。驚くほど立派になっている。地図と手榴弾を使った場所割り出し手順はすごい楽しかった。その分、>>続きを読む

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.0

ろくろを回してイチャついているイメージが強く、てっきり甘ったるいラブストーリーなのかと思っていたが、実際はラブありコメディありサスペンスありの、絶妙なバランスで作られためっちゃ楽しい総合エンターテイン>>続きを読む

テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.0

前半は普通に面白くってニヤニヤしながら観ていた。後半は退屈だったなぁ。

前半は「ローマ人阿部寛」が日本の風呂文化にいちいち感動して涙を流す展開がとにかく面白い。阿部寛の過剰な表情も相まって、観ていて
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96時間(2008年製作の映画)

3.5

面白かった!

序盤、元妻と娘にものすごいイライラしながら観ていたため、娘がさらわれた瞬間は「だから言っただろうが!ざまあみろ!」と非常にスカッとした。そしてそこから始まるリーアム・ニーソン無双が楽し
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.0

ザ・ミステリーをしっかりと丁寧に描いた良作。もう話が完全に"昔懐かしのミステリー小説"仕立てなのだ。亡くなった大富豪、事件を探る探偵、依頼主は匿名、癖がありまくりで金にがめつい一族、遺産は全部善良な看>>続きを読む