まさかの「妻はピラニア」発言と、間違った人間に対する厳しい視線をいち早く描く。いろいろが現実に先行している脚本。
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テディ・パーキンス的な仕掛けが今回もあり、もはやインターネット時代のファンダム批評の方法として定型になりつつある(newjeansも似たようなことやってる)。
根本的な問題は、マーク・チャップマンの時>>続きを読む
レゴスターウォーズをやりまくった経験から、没入感の極致として映像作品をゲーム化するおもしろさはわかる。でもその逆はよくわからない。
今のところは、映像作品が生き延びるための手段としてのみ有効。
とりあ>>続きを読む
「D&Dは子供向け」と言われてブチギレていたダッファー兄弟がD&Dを手放し、今まで自称していた"ナード"の意味合いも変化していく。秘宝・サブカルマインドからの脱却。
これが正しい大人になるプロセス。
ついにスプリットフィールドダイオプターレンズを使いはじめたシーズン3。
『ブレイキング・バッド』に見られたような、各話・各監督の演出力の差を大幅に縮めることに成功している。
『Fly』では、演出どころかストーリーにまで自分の色を出していたライアンジョンソンが、今回はちゃんと『ブレイキングバッド』をやっていて、プロだった。とはいえその作家性はちゃんと滲み出ていて、フォークリ>>続きを読む
相変わらずダレ場の多いシリーズではあるが、後半4話あたりから事態が終わりに向かって加速する。そこの面白さで帳消し。
これまでに登場させた様々なキャラクターの造形を深めながら話を展開させる、それも同時多>>続きを読む
I am that I am.
フラナガンの純粋な信仰が辿り着いたのはスピノザ的価値観だった。
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MCUより上手にドラマを撮るスターウォーズ。やっぱり侮れない。
「メカ」を愛でるスターウォーズは「スパイス」を嫌う。
敵だった者を仲間へ迎え入れる精神性はエクスペンダブルズ。
長い歴史が交差する瞬間>>続きを読む
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マーベルらしからぬアンチカタルシス。
キングピン登場も1話のみだし、しかもあんなやられ方…
キャラクターのそれぞれの関係性もなかなかのビターエンド。
でも一度でいいから純粋におもしろいドラマシリーズ>>続きを読む
最終話の聴聞のシーンに顕著だが、何か重要な会話に入るとカメラを急激に後退させ、ドラマチックな演出を極力避けようとする姿勢は好ましい。
生徒とも一定の距離を置いていて、何かと肯定されがちな若者に対して冷>>続きを読む
脚本家が自ら、ミステリーの流れを断絶させ、人物の関係に話を着地させるのは素晴らしい試み。
ただし、テレビドラマという障壁がリアリズムを邪魔していることもあって、伊坂幸太郎的なあざとさが拭えない印象。
たとえそれが気休めで刹那的なものであっても、その選択が道をつくっていく様はやはり美しい。
黒人のジャスティン・ビーバー、インヴィジブルカー、フルチンのダッチチャージャードライバーなど、どこか現実世界とズレてて、『スラッカー』のような気怠さと死の匂いが漂うユートピア。
S1の時もそうだったけど、時間をいじくって遊ぶ編集がみてて楽しい。
特に6話は、完全な『スラッカー』形式。