Joeyさんの映画レビュー・感想・評価

Joey

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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.5

こんな風に人々が生き生きと暮らせるのならば、AIも悪くない。AIが暴走して人間の敵になるというのが、よくあるパターンだけど、人間がいなくなるとAIだって困ってしまう。皆の目がが輝いていて、失敗を恐れず>>続きを読む

映画 太陽の子(2021年製作の映画)

4.0

太平洋戦争で日本は多くを失った。
列強に対抗し得る日本を創るために薩長が掲げていた尊王攘夷は、この時まで受け継げられていた。錦の御旗を掲げ、倒幕のために多くの若者を犠牲にし、その御旗は若者達を特攻隊員
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すべてが変わった日(2020年製作の映画)

3.0

1970年代、当時の小中学生のカルト的な作品に「小さな恋のメロディ」というのがあって、皆、トレイシー・ハイドとマーク・レスターを探していた。男の子はマーク・レスターのように無邪気で小動物系である必要が>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

この物語の中に,誰一人として成りたい人物はいない。そんな彼等にどんな罰を与えようとも誰も救われない。罪は救われない人を生み出すけれど、罰はそれを増殖させる。勧善懲悪なんて夢物語。悪を懲らしめても、罪の>>続きを読む

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.5

男でいる事が嫌になる。この映画に出てくる男達は、皆、浅ましい。どんな境遇に置かれようとも、こんな下品な男になりたくはない。でも、そんな瞬間が自分にもあったんじゃないかと不安になったりもする。
自らの正
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.5

Supernovaってどんな意味だろう?とWikipediaで調べてみたところ「超新星」と書いてある。何やら「爆発して輝いている星」なのだそうだ。そうか、星にも寿命があったんだ。最後は光り輝いて消えて>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

ブロンディの「One Way or Another」は「コヨーテアグリー」以来の印象的な使われ方かもしれない。ローリング・ストーンズの「She’s a Rainbow」と「Sympathy for t>>続きを読む

グリード ファストファッション帝国の真実(2019年製作の映画)

3.0

確かに、こんなヤツの下で働くのはゴメンだ。でも、こんな男は珍しくはない。成功者と呼ばれる人にこんな人は多い。ファシストと批判され、時には完璧主義者と呼ばれ評価もされる。切り口によっては英雄扱いされる。>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

トーキング・ヘッズを聴き込んだことはなくて、デヴィッド・バーンとデヴィッド・リンチが同一人物に見えて、ラストエンペラーで坂本龍一と一緒にオスカーを取った時も、あれっ?監督ってデヴィッド・リンチだっけ、>>続きを読む

グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.5

この高度に成長した人間社会が終焉を迎え、僅かに生き残った人達の手で再生を目指す時、その中の一人が自分だったとしたら何が出来るだろうか。自分のような、サラリーマンという何だか分からない職業では何も救えそ>>続きを読む

ブラックバード 家族が家族であるうちに(2019年製作の映画)

4.0

ポール・マッカートニーが書いた「ブラックバード」は、公民権運動に触発され、差別に苦しむ黒人女性にエールを贈るものだった。「傷付いた翼を広げ、飛び立つ瞬間を待っていたんだね」とアコスティックギターを手に>>続きを読む

幸せの答え合わせ(2019年製作の映画)

4.0

この映画は、スパイダーマンや、スーパーマンや、バットマンが出てくる勧善懲悪物ではない。だから、高圧的で自己中心的なグレースと不倫爺さんのエドワードに天罰が下ることに期待などしてはいけない。ここには悪も>>続きを読む

アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

3.5

女神が女神に成り立ての頃のお話し。殆ど会話はなく、牧師のオッサンが代わりにどうでも良いことをベラベラと喋っている。会場もイマイチでパッとしない。照明が凝っている訳でもない。ミック・ジャガーもチャーリー>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

3.5

老後は毎日がサイコスリラーなのだろうか。今日はヒッチコックで、明日はM・ナイト・シャマランで、明後日はジョーダン・ピールかもしれない。どうせだったら、ヒッチコックでお願いしたい。ジェームス・スチュワー>>続きを読む

ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている(2021年製作の映画)

5.0

冒頭から泣きそうになった。会場に集まった人達はファンではなく、自分の一部だと言うビリー・アイリッシュ。皆と全てを分かち合い、寄り添い、擦り減った心が音を立てて再生していくのが手に取るように分かった。ビ>>続きを読む

あの夜、マイアミで(2020年製作の映画)

4.0

モハメド・アリは今でもボクシング界のヒーローだし、ジム・ブラウンはアメフトから俳優に転身した草分けだし、マルコムXは後世まで語り継がれる活動家だし、サム・クックはオーティスもアレサも尊敬する本当の魂を>>続きを読む

グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

3.5

本国アメリカでは昨年の10月末の公開なので、サンクスギビングデーに向けた家族団欒映画なんだと思う。日本で言えば盆と正月って感じで、寅さんとか釣りバカという事なのかもしれない。デニーロとクリストファー・>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

静寂な世界など想像だにしなかった。電車の中ではiTunesから流れる音楽で正気を保っていられる。無邪気で無慈悲な女子高生も、冴えない酸っぱい匂いのするオジサンたちも、どう見ても朝帰りの遊び疲れた人たち>>続きを読む

約束の宇宙(そら)(2019年製作の映画)

3.5

宇宙飛行士には憧れるけど、マイクの指摘の通り、憧れている事は宇宙観光に過ぎないんだと思う。青い地球を見てみたいし、無重力を体験してみたいし、際限の無い宇宙空間を感じてみたい。漆黒の空間で遠い地球を眺め>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

5.0

確かに、毎日毎日、同じ事を繰り返している。朝ごはんは殆ど同じだし、乗る電車も同じだし、会社に行ってもそんなに奇想天外な事は起こらない。特にコロナ禍の世界ではタイムループの如く、同じところをグルグル回っ>>続きを読む

サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

3.5

ドメスティック・バイオレンスとか曖昧なものではなく、これは間違いなく傷害罪じゃないか。なぜ司法は刑務所に送致しないのか。スパイダーマンでも登場しないと誰も助けられないのか。誰かがテレビのバラエティで言>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

もしかしたら、これまでの自分の生き方は間違っていたのかもしれない。そう思いたくないから、目を閉じ、耳を塞いできた。家の中に閉じこもって受験勉強して、会社と自宅をひたすら往復して、ちょっと寄り道したのは>>続きを読む

テスラ エジソンが恐れた天才(2020年製作の映画)

3.0

テスラの夢の一部が実現しているであろう、我々が住んでいるこの世界。豊富なエネルギーがあるから分刻みで遅れることなく電車は走り続けて、電車の中ではスマホでテレビドラマも映画だって観られるし、音楽だって聴>>続きを読む

風の電話(2020年製作の映画)

5.0

話したい人がいる。彼は人懐っこくて、血液型も同じで、世間知らずなところが、どこか自分に似ていた。だから危なっかしいところが、自分をイライラさせた。ちょっと冷たく接したかもしれない。ちょっと厳しく接した>>続きを読む

LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版(2015年製作の映画)

5.0

生まれ育った街の周りにゲートが作られ、見知らぬ人たちによって立ち入りが禁止されている。そのゲートは見知らぬ人から街を守るためのものだろうけど、見知らぬ人が見知らぬ人と対峙している。思い出の詰まった街は>>続きを読む

彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

5.0

東日本大震災から10年が経った。この1週間、テレビでは沢山の震災関係の番組が放送されていた。ドラマには津波の被害の大きさを描いたものが多く、原発を描いたものは少ない。原発について赤裸々に語ったのは、N>>続きを読む

ステージ・マザー(2020年製作の映画)

3.0

目の保養にはならないし、目が潤うこともないけど、ちょっとだけ高揚感が得られて、アメリカン・ドリームの端っこがつまみ食いできる。エンタメ業界とは関係のない人が、メジャーではないけど、エンタメに足を踏み入>>続きを読む

ベイビーティース(2019年製作の映画)

4.0

こんな夏の朝が好きだ。まだ皆が夢の中にいる時、人知れず始まったばかりの一日。独り占め出来そうな朝に聞こえてくるのは、人工的なものではなく、大地が目覚める音。陽に照らされて動き出す大気と、それを感じて成>>続きを読む

秘密への招待状(2019年製作の映画)

3.5

役者がプロデューサーになると、こんな感じになるのかもしれない。言ってみたいセリフを並べ、収まりたい構図で立ち止まり、ここぞとばかりに、あんな表情で泣かせたりする。ジュリアン・ムーアによるジュリアン・ム>>続きを読む

天国にちがいない(2019年製作の映画)

4.0

庭になったレモンが盗まれても、その盗人は木を剪定し、水を与えてくれる。大地の恵は皆のものだ。争うのはやめよう。
迷い込んできた鳥が懐いてくれる。ちょっと邪魔だけど、一緒に楽しい時間が過ごせれば良い。い
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43年後のアイ・ラヴ・ユー(2019年製作の映画)

3.5

2019年の日本人の平均寿命は女性が87.45歳、男性が81.41歳で、ともに過去最高を更新したそう。人類が創り出した精密機器でも80年も動き続けはしない。人間の何がスゴイって、殆どの細胞は1年で入れ>>続きを読む

ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

4.0

ここまできたら字幕は邪魔だ。字幕は映像には溶け込めない。いや、もはやセリフも不要なのだと思う。言葉は要らない。頭で考えるのだはなく、全身で感じることが出来るならば、フローレンス・ウェルチやパティ・スミ>>続きを読む

ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

4.0

実家に帰るとそこには何もなく、ただ当てもなく彷徨う・・・という夢をよく見る。夢占いで調べると、心の拠り所を失うという暗示らしい。自分が住むところに拘りはない。むしろ、色々なところに住んでみたい。様々な>>続きを読む

ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

3.5

始まる前から、これって、どうやってオチをつけるのか思い巡らし、アチコチ想いは駆け巡ったのである。あれもアリだし、これもアリだ。どうやって今年を締めるつもりだ、キアヌ! 何だかよく分からないけど、最後は>>続きを読む

ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢(2020年製作の映画)

3.0

カリフォルニア・ソングと言えば何を選びますか? こんな問い掛けで意気投合する二人。
Hotel Californiaは確かにベタです。California Dreamingは更にベタベタです。ヒネリの
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ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.5

私の知っているアメリカは、こんなに淀んだ、先の見えない国ではなかった。貧しさを嘆くのではなく、貧しさを笑い飛ばした。地下に潜るのではなく、遥か彼方の月を目指した。華やかな都会への憧れはなく、友や家族が>>続きを読む

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