朝倉さんの映画レビュー・感想・評価

朝倉

朝倉

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影裏(2020年製作の映画)

4.3

こんなにも抜け落とすものなく、人間の生活を丁寧に描いた邦画作品はそうそうないのでは?

綾野剛さん演じる今野が、几帳面な人物なことがその丁寧さにも繋がっているのだと思いますが、余裕のある映像表現が一番
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きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

3.8


ただのキラキらぶドッキュン映画じゃないんです!!!!!!!!!

もう声帯が擦り切れるほどに声を大にして言いたいですね。

確かにキラキラしていることは否めないです。「きみと、波にのれたら あらすじ
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.4

「シャイニング全員集合!!!!!!」
”湯上りばあちゃん”
”一張羅ワンピースの一卵性双生児”
”おっちゃん!だから頭から血出てっから!おっちゃん!”
40年前、数多くの人たちの脳にこびりつかせた、圧
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.3

嫌悪感から拒絶する人、彼女たちから発せられる悲痛な叫びに共鳴する人。
恐らく、見た人はこの二手に分かれると思います。
どちらの意見も間違いではないです。だけど、この作品を見ようと決めた人には最後の瞬間
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.2

ビートルズに魅せられた男が、一世一代のピンチとチャンスを手にするお話。

もしこの世に当たり前として存在していると認識していたものが、実は自分しか知らないものだったら。友人に聞いても、Googleに問
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.5

長い時間、丁寧にゆっくりと読んでいた小説を読み終えた感覚が最後に襲ってくる作品です。分厚く重たいハードカバーを「バタン」と閉じる感じ。その時に感じる、作品の世界の余韻と爽快感が心にスーっと突き抜ける感>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.4

相変わらず「クスッほわぁ〜」な笑いを届けてくださいました。
久しぶりに三谷監督の作品をスクリーンで観て、改めて感じたことが2つありました。
1つは「"喜怒楽"を用いた表現の匠であること」。今作やこれま
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アラジン(2019年製作の映画)

3.8

「ディズニーの実写版でしょ?んなもんお金かかってるんだからクオリティ高いに決まってんじゃん。」

確かにそれもそうかもしれない。

けど、そんな表面的な部分ではなく、演者と制作者達の作品へのリスペクト
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.4

非日常であるべき生活が、まるでそれが当たり前であるかのように描かれた作品。

ここで描かれている人々が送る生活を見ていると、なぜだかそれが普通な生活のように思えてしまう。これはとても恐ろしいことであり
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.1

いい意味で裏切られました。
1時間42分前の自分よ、カムバックアゲイン、裏切られっぞって今なら言ってやりたいです。

よくあるタイムスリップもんで、ザックエフロンがかっこよくて眼福もんで、ザ・アメリカ
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

3.3

「邦画に風穴を開ける新進気鋭作品」
私たちの認識している邦画であることは間違いないんだけど、何かが違う。なんかもう、邦画という枠組みにはめようとも突然変異をし続ける木の板のように、もう"ホットギミック
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コンフィデンスマンJP(2019年製作の映画)

3.0

「不可能と叫ばれていた、長澤まさみに親近感を覚えることができる奇跡の映画」一言で表すならコレです。

モテキのお色気プリティ"ドロンしますシュシュシュ"から始まり、記憶にも新しいキングダムのナイスベリ
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.1

蜷川実花さんの、誰にも見せたことのない"なんでも帳"を盗み見た感じ。

これまでの蜷川作品を見たことがないから比較はできないけど、恐らく今までの中で一番、写真家であり芸術家である蜷川実花の世界観をもろ
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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007年製作の映画)

3.8

自分を犠牲にして人のために生きること、それを教えてくれる作品。
それと同時に、家族と住まいの話、がん治療との向き合い方の話でもあると思う。

幼い頃にテレビの再放送で見て、なんだか苦しくてもう見たくな
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.8

今の自分の境遇と瓜二つだからか分からないが、こんなにも"すー"っと体の隅々まで染み渡る映画は初めてだった。

両親の勧めからなんとなーくで通い始めた近所のお茶教室。頭で考えたところで到底理解し難い"作
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ザ・クライアント 依頼人(1994年製作の映画)

3.4

小さな背中で家族全員を背負い、不条理に立ち向かう少年の姿を見たならば、誰しもが自分の背負う不安なんてちっぽけに感じてしまうと思う。

ストーリーは、「少年がある出来事を目撃したことで死の瀬戸際に追いや
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.9

映像の美が凄ましい。

天井に寝そべり、真っ赤な薔薇の花びらに囲まれた裸体の美女のシーンは目にしたことがあった。このごく僅かな情報を手に、官能映画?とたかをくくってみれば、まさかのコメディ映画。アメリ
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.2

「娘」の話。
誰にでも愛を持って接するお母ちゃん、家族の誕生日には絶対にしゃぶしゃぶと義務付けるお母ちゃん、途中で投げ出すことは絶対に許さないお母ちゃん。
こんなお母さんに私もなる、そう思う前に、こん
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.2

突然の病に侵され、同じ病室に居合わせることとなった2人。
一代で10億ドルの成功を収めた一方で4度の結婚に失敗したエドワード、学者の夢を捨てて家族のために45年間働き続けたカーター。病室が同じというだ
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.3

「道を渡るのはそう難しくない、反対側で待つ人次第なのだ」

A地点からB地点C地点を通り、1年かけてA地点に戻ってくるお話。それぞれの場所で出会う人たちに揉まれていく中で、新たなことを学んでいく。出会
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.6

19年前にも関わらず、今の藤原竜也がいた。そう錯覚させるほどの、観客を黙らせる迫力と威力にみなぎる演技が、この作品の雰囲気を作り出している。「悪の教典」公開当時、高校生だった人が今見れば、似たものを感>>続きを読む

悪人(2010年製作の映画)

4.2

本当の「悪人」とは一体何なのか、何をもって悪とするのか。悪の視点が絡み合い、そのどれもに共感せざるを得ない。どの視点に立っても湧いてくる、悪から派生した怒りによって、加害者と被害者の両者に同情してしま>>続きを読む