かおりさんの映画レビュー・感想・評価

かおり

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バチカンで逢いましょう(2012年製作の映画)

3.0

唸らせるようなストーリー展開ではないけど、ひとつひとつのシーンがなんとなく良いなぁ…って映画。

ローマの撮り方がとっても良い。星1つぶんはそれ。観光地ばっかりではなく、なんてことない街中のシーンも多
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.8

原作を読んでから鑑賞。

原作はヒトラーの独白と周囲の伝えたい意味とのちぐはぐさ、正反対なのにうっかり噛み合ってしまう滑稽さが面白かった。いわば裏の裏を返すお笑いというか。

映画では原作ほど独白シー
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あの日のように抱きしめて(2014年製作の映画)

3.8

強制収容所から帰還した妻(負傷していたので整形済)に気づかない夫。妻に「似ている」ことを理由に、死んだと思われている自分の「遺産」を手に入れる企てに協力させられる「妻」。

数年連れ添った夫に自分だと
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

5.0

マミーに続く2本目のグザヴィエ・ドラン映画鑑賞。

愛について、複雑な形をとりながらもまっすぐ問いかけた作品。

ロランスからすると、男であれ女であれ愛することに変わりはない。
でもフレッドにしてみれ
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この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

5.0

観たの3年くらい前だったはず。
それでも今思い出してもゾクッとくるぐらい、キレてる映画だった。
言葉で説明できない…。でもそれが映画の醍醐味でもあるんだなと強く感じさせられる。

長岡は縁ある地。大
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“ロミオ”・ラージクマール(2013年製作の映画)

2.8

ちょっとバイオレンス要素が強くって疲れてしまった。どぎつい映画。
ソーヌスードかっこいい。

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

5.0

恵比寿ガーデンプレイスシネマにて、デジタルリマスター版を鑑賞。
ジョルジュドンの美麗な舞をあの画質で観られて感激…。

個別のエピソードにも感情を揺さぶられたけれど、心に強く刻まれたのは「ひとりひとり
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ロボット(2010年製作の映画)

3.0

観てるときは爆笑なんだけど、じっくりチッティの心境を考えると、結構切ないなぁ。

ラ・ワン(2011年製作の映画)

3.4

SFあまり観て来なかったし好きでもないんだけど、この映画は分かりやすくって初心者にはよかった。
ラワンの天然具合と、訝しがりつつ見守るカリーナ(役名忘れた)のコンビが良い。
子役の男の子、なんてかわい
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Besharam(2013年製作の映画)

3.0

主人公の生い立ちはかわいそうなはずなのに全然同情できない。
大人になりきれない男の話、なのかな?

最初のダンスシーンがすべてもってっちゃうな。ランビールのダンステクニック、すごい!

「若さは向こう
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ラームが村にやってくる(2013年製作の映画)

3.8

ポップでかわいい前半と、泥にまみれた後半と。
ギャップが激しくて驚いた…。
ダンスシーンが意外と?正統派な感じで良かった。やっぱりジャズやヒップホップより、これぞインド!っていうのを観たくなっちゃう。
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銃弾の饗宴 ラームとリーラ(2013年製作の映画)

5.0

とにかく色彩の美しさ。
村も邸宅も装いも、すべてが見目麗しい。
その最たるものが、ディーピカ演じるリーラなのだけど。

夢のような映画だった。
それは単純な、子どものみるような夢ではなくて。
どこか懐
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チェイス!(2013年製作の映画)

4.2

正直アクションにはあまり興味がなくて、観る前はどうかなぁと思っていたけれど。
アクション差し引いてもめっちゃ面白い!
ストーリーとそれを支える世界観。サーカスのダイナミックかつ妖艶なステージ、見惚れた
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PK(2014年製作の映画)

4.6

あらすじだけ読んで、絶対に面白い!と確信。
相当の期待をもって鑑賞したけれど、やはり裏切らない作品でした。

宗教をテーマにして、こんなにも軽快かつ考えさせる、しかもエンタメ性に富んだ映画を作れるなん
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ダバング 大胆不敵(2010年製作の映画)

2.5

初サルマーン・カーンでした。やっぱりかっこいいんだな。
はじめは笑って観てたけど、あまりの内容のひどさに顔をしかめたくなった。同じキャラ設定のままでも、もうちょっと正義の味方みたいに作れるはずなのに。
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命ある限り(2012年製作の映画)

3.9

コンセプトが面白かった。
普通の恋愛映画にはない感じ。さすがボリウッド、製作数多いだけあって話が凝ってる。

神を信じるが故に別れを選んだ女と、彼女の信仰は尊重しつつも神に挑戦しようとする男。
(この
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ローマの教室で 我らの佳き日々(2012年製作の映画)

3.8

邦題も良いと思うけど、内容的には原題を念頭に置いて観たほうがしっくりくるかな。ロッソ エ ブルー、つまり赤と青。

新米教師とベテラン無気力教師、
奮闘する教師と冷ややかな生徒、
情熱的な女性と冷静な
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海月姫(2014年製作の映画)

3.5

す、須田くん。可愛かったよ。発表されたときは違うでしょーと思ってたけど、写真で見たら女装が似合っててびっくり。映画で見たらもっと可愛くてさらにびっくり。ただ姿勢がちょっと気になった。

しかし原作の大
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阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

4.0

原作が好きだったので鑑賞。

これは友達に色々語るよりも、とにかく観て!って言いたい映画。
まさに「人生の機微について考える」時間をくれる。それも優しく。

電車に乗り合わせた、それだけの関係の人たち
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家族の四季 愛すれど遠く離れて(2001年製作の映画)

4.0

キャスティングがすごい。

お話は思った以上にシリアスというか、単純明快なヒューマンドラマでは終わらない感じ。

一家の主としての責務を果たすため、息子の恋どうしても認めることができない父。
そんな父
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ハッピー・ニュー・イヤー(2014年製作の映画)

5.0

出演者だけで☆5つだよね、こんなの。

ほんと面白かったなー。
長いけど、テンポがすごくいいから飽きない。
ダンス大会が大きなテーマなのに肝心のダンスがダサい!なんて、アイディア最高すぎる。
ギラギラ
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脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)

4.2

レディースデーのレイトショー。ひとりで。周りもそんな感じだったな。

イチコの気持ちは痛いほどわかる。かなり感情移入して泣いてしまった。

片思いしてる人も、
片思いされてる人も、
失恋した人も、
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ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

3.0

ずっと楽しみにしてたから期待しすぎてたかも。

兄弟愛、料理、恋愛、どれかひとつでももう少し深く描かれてたら見応えあったのになーという感想。
そのへんの軽さやクレイジーさがこの映画の魅力だとは思うけど
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Khoobsurat(原題)(2014年製作の映画)

4.0

ディズニー×インド映画、どちらも好きなわたしにとってはドンピシャな映画だった…。
ソナムカプールってほんとにディズニープリンセス顔!ポスターの顔、多少加工してるにしても、他のプリンセスと並んでもなんの
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マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011年製作の映画)

5.0

スラムドッグ$ミリオネアを観て、デヴ・パテルの出演作ないかな〜と思ってたらこれに出てたとは。
予告を観たことはあったのに、その頃インドに興味なかったから全くひっかからなかった…。

自分自身を変えたい
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マイネーム・イズ・ハーン(2010年製作の映画)

4.8

ストーリー展開にも引き込まれるけど、なにより演技で魅せてくれる映画。
SRKってとにかくボリウッドの大スター!って感じの人だけど、こんなに役の幅が広いなんて。歌もダンスも(ほぼ)ないこの作品だけど、そ
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さくらん(2007年製作の映画)

4.0

ツッコミどころは色々あるかもしれないけれど、圧倒的な個性で創り上げられた世界観にはとにかく魅力されてしまう。
花魁の着物の赤、煙管の赤、口紅の赤、金魚の赤、提灯の赤がとても印象的。やはりさすがのニナミ
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.4

エルサが一番輝いてたのがLET IT GOというのがちょっと哀しい。でも物語は続くからね。

ミケランジェロの暗号(2010年製作の映画)

4.5

原題はMEIN BESTER FEIND、直訳すると我が最良の敵。ドイツ語のFEIND(敵)とFREUND(友)の語感が似ていること(英語で言うところのmy best friend、親友となる)をかけ>>続きを読む

NINE(2009年製作の映画)

5.0

フェリーニの自伝的映画、8 1/2をミュージカル化した舞台が元となったもの。
ずっと観ようと思いつつまだ8 1/2を観られていないままレビューを書いていいものか悩みつつ。
フェリーニらしさ、と、ブロー
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

細部まで精緻に作り込まれているので、世界観にどっぷり浸かったまま、映画館を出ても主人公のことがしばらく頭から離れなかった。
〝顔のない依頼人〟のカラクリが分かってしまってからは、本当に胸が痛くなるほど
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チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(2015年製作の映画)

2.0

美術ミステリーだと思って観に行ったのが間違いだった!
コメディの種類も洒落た笑いではなく、子供みたいなノリのギャグばっかり。。
とはいえ、ジョニデの一貫した役作りは流石。途中から何も考えずに観出したら
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.2

ダブリンなんて行ったことないくせに、不思議と懐かしさを覚える。
誰かといたこと、あるときふと感じたこと、埃をかぶった過去。そんなあれこれが主人公たちの奏でる音楽とまざっていって、ひだまりの中に溶け合っ
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グレート・ビューティー/追憶のローマ(2013年製作の映画)

5.0

語るにはもう何回か観ないと消化できない気がする。この映画の指すところの〝ビューティー〟が何なのかさえ、掴みきれていない。
それでも、常に心のどこかに置いておきたい映画。というか、心を捕らえて離してくれ
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チェンナイ・エクスプレス 愛と勇気のヒーロー誕生(2013年製作の映画)

3.8

冒頭の列車に乗り込むシーンで爆笑してたら、たたみかけるようにネタ続きでもはや笑いすぎて苦しかった…。
Deepikaがほんと美しくて。特に後半のね、片思いしちゃうところね。めちゃくちゃ可愛い。
SRK
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カラヴァッジョ 天才画家の光と影(2007年製作の映画)

4.0

普通の映画として観たらどうかわからないけど、カラヴァッジョ好きとしては期待通り。
どのシーンを切り取ってもカラヴァッジョの伝記映画だということが明らかなくらい、色彩が彼の絵そのものだった。
赤黒い暗い
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