ルイまる子さんの映画レビュー・感想・評価

ルイまる子

ルイまる子

映画(145)
ドラマ(2)

ピータールー マンチェスターの悲劇/ピータールーの虐殺(2018年製作の映画)

3.5

1819年イギリス、マンチェスター。ワーテルローの戦いのすぐ後で、メンタルに相当ダメージを受けた帰還兵の青年がちょろっと出て来るが戦争について多くは語らず。因みにアヘン戦争、インドと中国で三角貿易をや>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.7

非常に良作。どんな映画?と訊かれると一言では説明出来ないが、移民、低所得層だらけの治安の悪いこのスラムの町で起こった警察3人と子ども達とその家庭の人達の数日間の出来事。社会派の人にはイチオシ映画です!>>続きを読む

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

4.0

『アマルコルド』フェリー二。あまりにも有名過ぎて何故か見ていなかったが、今回フェリーニの生誕100年記念祭で恵比寿ガーデンシネマ初日に鑑賞。初の4Kデジタルで修復し画像がとても美しく蘇り鑑賞しがいがあ>>続きを読む

最初の晩餐(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

毎日の食事の中で一つのメニューを100回も作ればそれは家族の記憶に残るが、数回位でその料理から繋げて当時それを食べた状況を含めて記憶に蘇るとはとても思えない。100歩譲ってお母さんの入院中に初めてお父>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

3.0

「守られているのは僕の方だった。」

って。。気付くの遅いわ。当たり前だ。彼女が守ってくれてたんだよ。

「少しだけ春っぽい匂いがして吐きそうになった。」

時が経ったことに気付かされ自分が何も成して
>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

4.6

少女の日々と揺れる心を繊細なカメラワークで捉えた良作。ウニが可愛かった。寝顔の大アップで光っていた鼻の下の産毛(ヒゲ?本人は嫌だろうけど)は途方もなく瑞々しくきれいだった。かわいい丸襟の白いブラウスの>>続きを読む

ジゴロ・イン・ニューヨーク(2014年製作の映画)

5.0

またまた自虐的ハートウォーミングドラマです。花屋のおやじがジゴロになりNYの淋しい女性達を少し幸せにする、というお話ですが、マニアックな目線で若い頃からずっとウッディアレン映画を見て来たファンからする>>続きを読む

ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

5.0

この映画一度10代のときに観て、テーマが本当に深いなと思ったものだった。そして40代の今、改めて観てみました。結果わかったこと、それは、その年齢年齢によって感じ方とはこんなに違う物かという事。

以前
>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

5.0

ウッディアレンの作品をまだ見れるとは幸運だ!鑑賞後なんとも言えない温かい気持ちに満たされる。成熟した大人から宝物みたいに大事なことをこっそり教わった気分を味わえるので若い人には是非観てほしい作品だ。>>続きを読む

水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.5

『24人のビリーミリガン』が好きだったのでかなり期待して見た。中村倫也ならばきっとやってくれるだろうから7人それぞれを上手く演じ分けてくれるんだろうな、とワクワクして見たが。。。。残念ながら火曜の男の>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

5.0

コロナ開け、映画館が遂に再開した!!!(感涙)で、で、で、なんと三島由紀夫に何十年振りかで再会でき天にも昇る気持ちで視聴!(私は自称三島由紀夫研究家で10代20代前半はほぼ三島の本と共に過ごしていた)>>続きを読む

ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.6

すごい映画だった。なんせ恐怖の谷に突き落とされる。復讐に燃える女が自分の夫と赤ん坊を酷くも殺した男たちをタスマニアの森の中で追いかけて行く物語。

時は19世紀、オーストラリア、タスマニア島に故郷アイ
>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

4.0

シャーリーズ・セロンとニコール・キッドマンのファンなので見ましたが流石の名演技。セロンは顔まで完全にメーガン・ケリーになっていて感動しました。確かに鼻の形に特徴があるので3Dプリンターで作った鼻を毎日>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.0

どなたかが「地獄体感ムービー」と書いていたが、正にその通りで、共感する人が多いならこの世も末かな〜

私は夫と何もかも話して自分の主張をしても相手の考えもよく聞くしあんなドロドロになるの事はまずない。
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

従来のポン・ジュノ監督『殺人の追憶』等のどす黒い人間の心の奥底を掘って掘って人々の目前に叩きつけるみたいなタッチの映画かと思っていた、ガンホさんが主演だし。私はポン・ジュノ監督映画が好きで好きでたまら>>続きを読む

よこがお(2019年製作の映画)

5.0

よこがおとはプロフィールのことかな。いやその人の持つある一面。人となり、噂や他人が見聞きする情報等ではなく、その人の真の人格、または隠れた一面、みたいな事を言っているんだろうか。女優さん、#筒井真理子>>続きを読む

アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.5

美しいパリの町並み、思わぬ悲劇に出会った普通の人々の自然な感情を捉えた良作。こちらもフランス映画なのですが、流石!言わなくても良い事は言わないんだな。前半の幸せな日々からある日一変する。。。

【ここ
>>続きを読む

Girl/ガール(2018年製作の映画)

4.0

LGBTQ+が抱える問題を描く。本作はその中でもトランスジェンダーの悩みを普通のバレリーナになりたい一人の15歳の日常を描き良作。思い遣りに溢れた父と慕ってくれる小さな弟に囲まれ大好きなバレエに打ち込>>続きを読む

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.0

ひとかけらも感動する場面や台詞もなく、なぜかこのダメダメ夫婦が子供を成長させたという結末になっていて???確かに14歳の息子と親は逆転していて子供の方が親のように子供っぽい夫婦を育てていたと思う。こう>>続きを読む

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.0

20代ならば二人の熱情に心うたれズーラの歌を何度も聴きたくてCDも買っただろう。しかし50代になった今では、亡命するため(多分ズーラに軽く誘惑され騙されて)結婚した人の良さそうなハゲのシチリア人の男性>>続きを読む

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

4.6

『かもめ食堂』や『プール』(両作とも小林聡美が同じような役で出演)に似た傷ついた人の為の優しい作品。良かったです。俳優が皆素晴らしい。綾野剛や鶴瓶師匠、小松菜奈も(彼女のノーフィーリングアイー勝手に作>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

雰囲気はある。そして自分の好みの反社会的メッセージの映画だった。過去の名作の数々からインスパイアされたのか似たシーンを取り入れていた。室内で拳銃を持って踊る所や音楽に合わせて腰を振って踊るシーン。あれ>>続きを読む

天国でまた会おう(2017年製作の映画)

4.8

うわ〜今年No1かも!と思ったがやはり、思った通りフランス映画は裏切らない、、わからなさが残る笑
詰めが甘い?のか。。

いや、あまりにも素晴らしいのであとほんの少しでベストフィルムじゃないの?ってい
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.2

クエンティン・タランティーノの言いたいことわかるな!現代の倫理的にどうとか、差別がどうとかフィミニズムがどうとか煙草のCMやっちゃダメとか全部クソだぜ!と言いたいんだよね!文句なしに面白い!って作品が>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

4.6

二本立てで「記者たち」をまず視聴。内容の種明かしのようなブッシュ政権下でイラク戦争が当時起こった背景を出来るだけ真実に近づけて映画化した(茶化している部分も多いが)チェイニー副大統領の話。題名の「バイ>>続きを読む

記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

4.0

「記者たち」とは変な邦題だが、そのまま、ナイトリッダー社(あまり聞いたことがないのは私だけ?)ニュース配信会社の記者達の話。サブタイトルがそのまま原題、衝撃と畏怖、”Shock and Awe.”  >>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

4.2

少年チャーリーが見る現実があまりにも過酷。。見てられなかった所も多い、でも勿論出会う人全部悪いわけじゃない。彼の目線でどこまでも厳しい現実社会を見せていく。でも美しい自然も同時に見せてくれる。少年の成>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

5.0

いや~好きとしか言いようがない映画でしたよ。流石クリント!こんなに通快な方法で大事なメッセージを伝えてくれる映画はクリント・イーストウッドのだけ!

若い人に是非見てほしいな。今の世の中全部クソだって
>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.2

18世紀初頭イングランド女王、スコットランド女王、グレートブリテン王国女王アン王女。寵愛する部下だけを極端に優遇する人事により議会を分裂させた。実際の肖像画を見ても正に映画通りのデブブサイクな上身体弱>>続きを読む

ヴィクトリア女王 最期の秘密(2017年製作の映画)

4.0

本作もイギリスの過去を反省する物語?また異教徒、アジア系中東系を肯定する映画というスタンスで良いんだろうか。最近こういうの多い。ジュディ・デンチが上手いけれど、なんか食べ方など品がないしあれは英国王室>>続きを読む

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

4.3

全てが超好み!イギリスの海岸地方の町でオールドハウスというその町一番古いお家を買って本屋を始める未亡人の女性のお話。着ている洋服、本のカバー、彼女の部屋の壁紙から枕カバーからウイリアムモリスでスキスキ>>続きを読む

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.8

原題はIf BealStreet could talk。もしビールストリート(彼らの住む町彼らが愛する町)が話せたなら。そうその町に言葉があれば真実を証言してもらえるんだが誰も証言してくれなかった。。>>続きを読む

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.0

アルゼンチンに住む88歳の老人が70年の時を経てポーランドの恩人に会いに行く。ホロコーストの生き残りのユダヤ人だ。途中ドイツで下車せずに行く方法はないかとパリの駅でフランス語しか話せない駅員に筆談で詰>>続きを読む

ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

2.5

ある試験を受けた帰りクタクタで直帰すれば良いものを何故かギンレイに立ち寄ったら、予備知識なく本作に出会ってしまったよ。。。あああああ地獄!!!やめてやめて!恐ろしやナチスドイツ、ヒットラーに成り代わっ>>続きを読む

ジュリアン(2017年製作の映画)

4.0

空間が怖かった。真っ暗になったり音がなくなる、鏡が怖かった。DVのお父さんが自分の実家に帰った時その又お父さんが全く息子をケアしてないあたりがリアルだった。DVのルーツはその又お父さんお母さんにある、>>続きを読む

マチルド、翼を広げ(2017年製作の映画)

3.5

可愛い9歳の女の子が主人公のファンタジー、少し変わったお母さんへの深い愛とおしゃべりするフクロウに守られ。、、、に一見見えますががが実際はかなり残酷な映画だと見た。。喋るフクロウとは追い詰められた少女>>続きを読む