FeManさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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コルチャック先生(1990年製作の映画)

3.7

コルチャック医師が孤児の救世主になるために奮闘する良い物語。
白黒にするとやっぱり美しく感じる。

さよなら子供たち(1987年製作の映画)

4.0

良い映画!
主役の男の子も可愛い。フランスの寄宿学校の様子なんかも非常に興味深い。生徒たちの台詞回しや見せ方も巧み。映像やカメラワークも最高。だが、なぜだか心の底からはハマれない。これは一体なんなのだ
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モレク神(1999年製作の映画)

3.6

クローノフの中ではわかりやすいストーリーだったのだと思う。歴史上の人物をモデルにした話にあまり個人的に興味が持てなかっただけ。

マザー、サンやエルミタージュ幻想のような挑戦的なものを期待していたので
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白い鳩(1960年製作の映画)

-

英語字幕にて。
途中で寝ちゃったので日を跨いで鑑賞。そのせいで前半部分を完全に忘れてしまう。

最終的に画力のある映画だなと思った。
もっとちゃんとした画質で日本語字幕で観たい。

エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

3.9

90分をワンカットで撮るという試みは驚異的で凄まじい。しかし面白かったかと言われると、面白くはなかった。

前作のマザー、サンでも目を見張るような挑戦的気概を感じたが、今作もそういった意味ではある意味
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ムーンライティング(1982年製作の映画)

3.8

初めの空港で四人が手荷物検査に引っかかって、それぞれの顔が映されモノローグが始まるショットが面白い。どこかシュールで緊迫感がある。正直ここが個人的にはピークだった。

家を改装するというのが軸のストー
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

まず思ったのがタイトルの「すずめの戸締り」は漫画「ファイアパンチ」の使い方と同じだなと思った。

個人的には新海誠はハマってないが、ストーリーを作るのは上手いと思う。

最初の10分の展開がめちゃくち
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道中の点検(1971年製作の映画)

3.8

正直人が多くて登場人物たちの区別ができず、今何が起こっているのかもよく分からなかったが、それでも面白い。
カメラワークや構図、舞台演出などが巧みなおかげだろう。

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.2

全体的にシュールで好き。荒唐無稽ではなくありそうで、でもなんかないみたいな絶妙なバランスが好み。

前作のアルプスの話もそんな感じだったけどこの作品はもっとシュールさが増してる。

台詞回しも秀逸で、
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月世界旅行(1902年製作の映画)

3.7

普通に面白かった。

前観た時は何で観たか覚えてないけど、白黒だった気がしてた。でもカラーだったのね

マザー、サン(1997年製作の映画)

3.9

今まで観た中でトップクラスに不思議な映画。母親を抱きながら森を歩く息子の姿がほとんどの作品。時たま交わされる会話もどこか現実味がない。

面白いわけではないが、ある意味観て良かったと思えた作品。

死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

3.6

こういう映画はやっぱり眠くなるし、興味が持てない...。
集中力も続かない

ビリディアナ(1960年製作の映画)

3.9

人間の欲望などの邪悪な側面を、修道女というアイディアを使ってうまく描き出した。

映像も美しくてよき。

ラストのビリディアナがやつれた姿でカードをするシーンはいいラストシーンだと思った。

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.6

クローネンバーグ好きを確か公言していたこの監督。前作のRAWほ好きだったが、今回の作品はストーリーについていけなかった。

車に性的なことを結びつけるのはクラッシュを思い出した。

こわれゆく女(1974年製作の映画)

3.6

元々戯曲用に書かれたが、ローランズがこれを読んで、こんなのを何回もやるなんて頭がおかしくなる、と言った所から映画になったようだ。

妻の気がおかしくなったという映画だが、正直夫の方もかなりやばい状態に
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.7

夫婦の会話に港町の人々の日常生活が差し込まれるスタイル。

このアイディアは好きだけど!この作品にはイマイチハマりきれなかった。

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.6

クローネンバーグ節が相変わらず炸裂した作品だった。

タトゥー、アート、肉体改造、と入り混じったアイディアも良かったが、少しストーリーについていけなかったかな。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

昔観たけど改めているとすごいなと思った。

フィクションと現実が混ざり合っていく演出も巧みで、画風と合っていた。

こういうストーリーは現実と夢がよくわからんまま終わっていくイメージだが、最後にちゃん
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(1961年製作の映画)

3.9

映像がきれい。カメラワークや構図が素晴らしい。若干フェリーニ感を感じた。

奥さんが街の中を歩き、喧嘩やミサイルの飛んでいるシーンは「欲望」から感じたアントニオーニのシュールさが感じれて良かった。

エル・ニド(1980年製作の映画)

-

アナ・トレントが観たくて鑑賞。字幕なしのため、全く理解できず。

アナ・トレントめっちゃお姉さんになってる!

祈り(1967年製作の映画)

-

英語字幕だったので、セリフの雰囲気は掴めたがほとんど置いていかれてしまった。

2024/9/18
やっぱりあらすじ見てても置いてかれた。
BGMはあんまり合ってないような気がした。

溶岩の家(1994年製作の映画)

-

字幕なしのため映像のみ。しかも二倍速。

「血」と「骨」の後に観ると、色彩豊かにみえた。

(1989年製作の映画)

3.9

不穏な空気が流れる中、一箇所ポップな音楽が流れてきたのが印象的。

わるくない。個人的には物足りなさもあるが、面白かったかな。

遥かなるクルディスタン(1999年製作の映画)

3.9

トルコの負の側面が描き出されている映画。

キアロスタミ監督の映画などはイランの国の負の側面を描いているが、トルコ映画自体があまり見たことなかったので、これは新鮮な体験だった。

車が主人公を乗せない
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.7

まず主演の女の子が役にすごくハマってた。

ストーリーは王道の起承転結やプロットなどを守っていて自然に観ることができた。

一番の肝はやはり、聾唖の家族とその通訳をする娘の描き方。家族のキャラクターも
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(1997年製作の映画)

3.7

日常生活の雑音を丁寧に扱っていた印象。
スラムの貧困を舞台にその中の人間模様を描く。ただひたすらその情景を映していくが、即物的とは思わなかった。

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.8

遠い昔に観て、ふとまた観てみようと思った。

普通にいい話。

ほのぼのとした田舎の空気感が自分に合っていたから、ふと観たくなったのかもしれない。

ビデオドローム 4K ディレクターズカット版(1982年製作の映画)

5.0

数ある映画の中でもトップクラスに好きな作品をシアターで鑑賞できたことに感動。

自分の知っていたオリジナルにはないカットなども多少あったがストーリーに大きな違いはなく、どちらでも問題ないような印象だっ
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女ともだち(1956年製作の映画)

3.2

女たちの男をめぐる狭い関係性はなんだか大学のサークル感があった。
自殺した女の理由もそれに関連した事柄だと後々明らかになっていく。
昨日今日出会った男女がこうも恋愛で拗れていくのかーと思いながら観てい
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.6

何回観ても正直世間ほどの評価ができない作品。
そういった意味で太宰治の人間失格と並んで自分と世間とのズレを感じる作品。

蝶の舌(1999年製作の映画)

3.7

ミツバチのささやきと世界観が似ているが、こちらの方が明示的に政治が描かれている。

ストーリーはシンプルで全体的に可もなく不可もなくといった所。

エル・スール(1982年製作の映画)

4.0

ミツバチのささやきと違い、登場人物たちの立ち位置が比喩的に描かれるのではなく、数少ない登場人物たちをストーリーを通してスペインの政治的な背景や歴史を見せていくという、一般的な手法が前作よりも個人的には>>続きを読む

これがロシヤだ/カメラを持った男(1929年製作の映画)

3.9

長いような短いような時間感覚だった。
超実験映画として観ると楽しめるかな。

タイトルのカメラを持った男ってのもいいね。ちょくちょく出てくる立てたカメラを覗く男がなんとも言えないシュールさがあったが!
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出発(1967年製作の映画)

3.8

同監督の作品は「早春」しか観たことなかったが、この作品は早春よりも芸術性が高い。しかし主人公の男の子はADHD的な注意欠如多動症のような部分が早春とも少し重なるような気がする。

場面転換もともすれば
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エレニの旅(2004年製作の映画)

4.0

なんとも哀しい物語。DVDジャケットの裏には、この映画で描かれる愛と悲しみ、歴史の激動は、私の母が実際に生きたものです、とある。

白布のはためく中、オーケストラが音楽を奏でるシーンはなんとも美しい。
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テオ・オン・テオ(2004年製作の映画)

3.9

印象に残った言葉が二つ。

一つは、自分が同監督の作品を観ていて思ったシュルレアリスト的なものを監督も意識していたということ。

二つ目は小説よりも詩の方がお好きだということ。なので同監督の作品、例え
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