秋子さんの映画レビュー・感想・評価

秋子

秋子

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星の子(2020年製作の映画)

3.6

幸せって何だろう。
家族が元気でいること。
家族が笑顔でいること。

それならば、きっとこの家族は幸せだろう。段々と生活が苦しくなっても、周りからの目が厳しくなっても。家族仲の良さだけが、この家族に幸
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.3

人はいくつになっても変われるのかもしれない。何かが頭をコツンとするようなきっかけさえあれば。

浅田家!(2020年製作の映画)

3.7

優しい父ちゃんと、
しっかり者の母ちゃんと、
ぶっきらぼうな兄ちゃんと、
少し気弱で愛すべき弟の、
あったくて愉快な家族写真。

写真に残すことで少しずつ褪せて行く記憶を
いつでも鮮やかに、その瞬間の
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.8

繊細で気弱だけど純粋なチャーリー。
クラスに何人かはこういう子いたよね。
輪から外れたところで壁に背を預けて
人の目に触れないように背景に溶け込む。
まるで壁に描かれた花のように。

彼を壁の花からひ
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.0

後悔の残る過去に戻れるのならば、
伝えられなかった想いを伝えたい。
亡くなった家族にもう一度会いたい。

振り子のように揺れる彼女のイヤリング。
注がれたコーヒーが彼らを過去へ連れていく。
会いたくて
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.2

何度季節が巡っても、今日という日は1度きり。夏の日は夏を、雨の日は雨を楽しむ茶人の粋な世界。

樹木希林の演じる武田のおばさんは愛嬌のあるおばあさんといった風で、ピリッとしたお茶の世界でも柔らかな佇ま
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.7

プライドの高い彼は今日も浴室でひとりライブ。
歌を作って。ライブに出てほしい。
けれど彼を浴室に閉じ込めているのは、そんな押し付けがましい彼女の期待もあるんじゃない?

二人きりの腐りきったユートピア
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キャロル(2015年製作の映画)

3.6

惹かれ合うのに理由なんてない
それはこの世の理であるかのように
運命の恋を前にしては
倫理も道徳も役には立たない

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.0

ちょっと変わってるけど気取ったところのないフランシスはうまくいかなくても虚勢をはって前に進んでいける強さを持っている。依存から卒業して自立した彼女にとってソフィは離れていてもお互いを感じていられる「運>>続きを読む

おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.5

世界一可愛くなれたら
世界一愛してもらえますか?

吐くまでかわいいを摂取して
男の人にかわいがられて
消費されていくおんなのこ

おんなのこはしんどい

空気人形(2009年製作の映画)

3.2

大人のファンタジー映画。
わたしたちはみな空っぽの体と歪な心を持っている。それを埋めたくて誰かと繋がろうとするのかもしれない。

めがね(2007年製作の映画)

3.3

力を抜くことを教えてくれる脱力系映画
かもめ食堂の監督だから、出てくる食べ物がどれも美味しそう

ソラニン(2010年製作の映画)

3.8

死んでしまえば終わり。それは絶対。
けれど、ただ生きているだけで死んでいるのとなんら変わらない人もいる。
種田も芽衣子も一緒の未来を生きたかったんだよね。

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.9

はじまり、というよりは「再出発」という言葉がしっくりくる物語

アルバムのレコーディングシーンは
冒険心をくすぐられるようでワクワクした

デイヴに呼ばれたグレタがステージへ上がらなかったのは、二人で
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茄子 アンダルシアの夏(2003年製作の映画)

3.0

振り切っても追いすがるお節介なふるさとは
嫌いだ、逃げたいと思うほどに特別な場所

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.9

絶対的存在のイチと
情けなくなるほど優しい二

妄想の中だけなら楽しい恋愛も
現実では孤独に打ちひしがれたり
思いがけない横槍が入ったり
なかなか上手くいかない

ラストの雨のシーン
二に向き合ってま
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.3

評判が良くて気になっていた作品。

もどかしく、心が重たくなるような展開が続いた。可愛らしくほんわかした絵柄なのにキャラクターの表情がとても繊細。抽象的な演出が多かったけど、こういうのがウケるんだろう
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

2.2

タイムスリップもの、だけど釈然としないところがあり、もやもやが残る…結末に向かって収束していくところは面白かった。

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.7

'美しい女性がたくさん出てくる映画'の前情報だけで映画館へ。期待通りだった。壮大な計画が進んでいく様子に胸が踊り、彼女たちの強かさに惚れ惚れとした。シンプルにタフな女性は最高。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.0

あらゆるNoをYES!に変えた男の痛快コメディ。Noは引きこもりへの、YESは冒険への道しるべ。YESに引っ張られるように人生がうまく転がってゆくのは見ていて面白かった。

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.7

現代の大人に向けたおとぎ話、という印象。ラストの核心をつくセリフにぐっと心を掴まれた。少しぼやけた映像に美しいオードリー・ヘップバーン、ロマンチックな気分になれる映画。

ローマの休日(1953年製作の映画)

3.5

アン王女のはしゃいでいる姿は可愛らしく、城に戻り王女としての人生を引き受け決心した時の表情はとても美しかった

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

痛々しくて愛おしい レディ・バード
アメリカのティーンエイジャーを描いた作品で、アメリカンでもなければティーンを卒業した私が共感できる痛みは自分の中にある古傷なのかもね。

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

2.9

原作を先に読んでから。

ネタばらしがちょっとクドく感じた。
映像よりも文章で読んだ時の方が楽しめた。

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.0

間違いなく、コメディー映画(として見ないと怖すぎる)
現代の街に馴染んでいるヒトラーの様子が可笑しくも、時折見せる凶悪な本性にゾッとしつつ。テンポも良くて最後まで飽きずに見れた。

まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

3.3

登場人物ひとりひとりから感じる"空気"。その空気こそ「まほろ」なのかも。松田龍平の重心が後ろにある感じが、とても好きだった。星さんかっこいい~と思って調べてみたら高良健吾なのね。そりゃな。
合わせて原
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牝猫たち(2016年製作の映画)

3.3

性を描くことで生の生々しさを感じさせられる。ネオン街の光が当たらない場所で強く軽やかに生きる女たち。

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

4.3

彼女がとてもチャーミングで可愛らしい。振り回す女と振り回される男。

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